羽アリの被害とはどんなの?事例や対処にかかる費用相場なども解説
公開日:2021.11.4 更新日:2024.4.11
羽アリは大まかにクロアリの場合とシロアリの場合があり、危険度合いは全く異なります。
そのため、この害虫を見かけた場合はどちらなのか、確認することが大切です。
この記事では羽アリの習性や被害事例、駆除費用について解説します。
羽アリは大まかにクロアリの場合とシロアリの場合があり、危険度合いは全く異なります。
そのため、この害虫を見かけた場合はどちらなのか、確認することが大切です。
この記事では羽アリの習性や被害事例、駆除費用について解説します。
羽アリはシロアリの場合とクロアリの場合で習性が全く変わります。そのため、羽アリがどちらなのかを見極めることが大切です。特に羽の大きさ、発生した時期を確認すると、見極めやすいでしょう。
クロアリの場合、5月~11月に発生し、頭にある方の羽が長く、お尻の羽は短い、動体にくびれがあることが特徴です。クロアリの場合は人に対して実害はなく、放置していても問題ありません。
シロアリの場合は、4月~7月あたりに発生します。動体にくびれはなく、前後の羽の長さは頭とお尻側でほぼ同じであることが特徴です。シロアリの場合は暑くなる前、涼しく湿度が低い時期に羽アリが発生します。
また、シロアリという名称ではありますが、羽アリの状態の場合は見た目が黒いため、注意しましょう。羽アリの場合は条件を満たすと一気に大量発生することが特徴です。
シロアリの場合は家の木材を食べる習性があるため、放置しておくと、深刻な被害をもたらすこともあります。判別が難しい場合は何匹か虫かごに捕まえておき、専門業者に見せて判断してもらいましょう。シロアリの場合は、被害が発生する前に対処すれば、問題ないことも少なくありません。
羽アリが大量発生するのは、災害時や涼しい時期があるでしょう。羽アリは巣にアリが増えすぎてしまった場合や、災害時、天敵に襲われた場合に、巣を離れ大量で飛び立つことがあります。
羽アリは、風がそれほどなく、天気がよい時期、夕方から夜にかけて、特に大量発生しやすい傾向にあります。ただし、上記の条件を満たさなくても、この害虫が発生することはありえるため、安心はできません。
羽アリは上記のタイミングで新しい巣を求めて探し回るため、この時期に侵入されてしまう可能性があるでしょう。特に注意したいのは家の中で見つけた場合です。家の中でシロアリを見つけた場合、家の中に入り込んで、すでに家の木材に被害が及んでいる可能性があります。特に羽が大量に残っているような場合、家の中に大量のシロアリが潜んでいる可能性があるでしょう。
外に大量発生している場合、シロアリの出どころ次第では自分の家が被害にあっている可能性があります。判断が難しいことも多いため、見かけた場合でも必ず被害にあっているというわけではありません。しかし、侵入されている可能性もあるため、早めに相談しましょう。
シロアリの羽アリは家の中の木材を食べてしまう恐れがあります。シロアリは木材を食べる性質があり、光や風を好まないため、木の内部に入り込んでいきます。そのため、内部の被害が深刻になっているにもかかわらず、表面上には被害の痕跡が残っていないこともありえます。
シロアリの被害にあっている場合は、蟻道が確認できる場合もあります。シロアリを見つけた場合、掃除機で吸うと、吸われてしまったシロアリはその圧力に耐えきれず死亡してしまいます。そのため、応急処置としてシロアリを取り除くことは可能です。しかし、木の中にいるシロアリも多く、根本的な解決とはなりません。そのため、大量のシロアリを中で見つけた場合は早めに相談することをおすすめします。
家の中に巣を作られている場合、根絶仕切らなければ、問題は解決しないでしょう。
家の木材がシロアリに食べられてしまうと、家の耐震性能は大幅に低下します。そのため、シロアリの被害が深刻な場合は地震によって倒壊する恐れがあります。そのような事態になる前に対処することが大切です。
羽アリがシロアリとして家の中に侵入した場合、対処する方法はシロアリと変わりません。被害の内容や広さによっても異なりますが、20万円~の費用がかかります。
見つけたシロアリを駆除する方法としては、掃除機で駆除するか、殺虫剤を使うかが効果的です。シロアリは光に群がる習性があるため、遮光性のカーテンや網戸をして侵入を防ぐのが効果的です。
また古い家の場合、床下から内部に侵入される場合もあります。これらは防蟻処理されていない場合や、防蟻処理の効果が切れていると起こりやすいため、被害が起きる前に防蟻処理をしておくのが最もよいでしょう。
防蟻処理の方法としては薬剤を散布する方法と、毒エサを使う方法があります。薬剤を散布する方法は即効性がありますが、人体やペットなどにも害を与えてしまいます。
毒エサをまく方法はシロアリの被害が本格的になる前に効果的です。既に被害にあっている状況の場合、効果が出るのに時間がかかってしまいます。こちらの方がやや費用が高く、30坪の家で30万円ほどの費用がかかります。
この記事では羽アリの習性や被害事例、駆除費用について解説しました。
羽アリと一言で言っても種類はクロアリの場合もあります。クロアリの場合は被害はほぼないため、放置していても問題はないでしょう。ただし、シロアリの場合は被害が出てしまう可能性もあるため、早めの対策が肝心です。
この記事を参考に羽アリの正体を見極め、被害を最小限に抑えましょう。