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シロアリが嫌いなものはなに?自分でできるシロアリ対策を紹介

公開日:2024.5.20
シロアリが嫌いなものはなに?自分でできるシロアリ対策を紹介

住宅に致命的なダメージを与えることもあるシロアリ。
このシロアリが嫌いなものはなんなのでしょうか?シロアリが嫌いなものを知れば、自分でシロアリ対策をすることも可能です。

この記事では、シロアリが嫌いなものを活用した対策方法について解説していきます。

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1.シロアリが嫌いなもの①ハッカ

ハッカ油を虫よけスプレーとして使うのがおすすめ

日本ハッカの写真

ハッカは虫よけの効果があるハーブとして知られていますが、シロアリに対しても有効です。

多くの昆虫は嗅覚が発達しており、シロアリも例外ではありません。ハッカにはメントールと呼ばれる、清涼感がある香りを発する成分が入っており、この清涼感のある香りはシロアリも苦手です。

ちなみに、日本ではハッカと呼ばれていますが、英語ではハッカ属の植物を総称したものをミントといいます。日本でもミントと呼ばれるハーブが販売されていますが、よりメントール成分の多いハッカをがシロアリ対策にはおすすめです。

・ハッカを使ったシロアリ対策①家のまわりで育てる
シロアリに効果があるハッカは、繫殖力が強いため、家で手軽に育てられます。初心者でも簡単に育てられるため、家庭菜園を楽しむ面でもおすすめです。
なお、繁殖力の高い植物は直接土に植えると地下に根を広げて際限なく増殖してしまいます。そのため、植木鉢で育てるようにしましょう。

シロアリ対策としては、ハッカの植木鉢を家のまわりに設置します。
ただし、植木鉢を多く置きすぎると、湿気がこもりやすくなり、シロアリが土を通じて家に侵入する原因になることもあります。また、植木鉢の中に巣を作ることもあるため、日当たりの良い場所を選び、数を控えることが重要です。

・ハッカを使ったシロアリ対策②ハッカ油スプレーを撒く
シロアリ対策には、ハッカの成分が含まれたハッカ油スプレーが便利です。シロアリが侵入しそうな場所にハッカ油スプレーを撒くなどしておけば、効果が期待できます。

ハッカ油スプレーの作り方は以下の手順で行います。
1.まず、無水エタノール(または消毒用エタノール)10mlにハッカ油を3~4滴加え、よく混ぜます。ハッカ油の量は、強すぎないように少しずつ調整してください。

2.次に、水を90ml加えて、再度混ぜ合わせます。

3.最後に、この混合液を100円ショップなどで購入できるスプレー容器に入れます。

ただし、日が経って臭いが薄れると、虫よけの効果も弱まります。虫よけの効果を復活させるには、新たにハッカ油スプレーを作って家の周りに撒き直さなければいけません。

また、すでに家に被害をもたらしているシロアリを駆除する効果はないため、注意が必要です。

2.シロアリが嫌いなもの②シナモン

シナモンを配合したスプレーもある

シナモンスティックと粉末状のシナモンの写真

料理に使用されるシナモンの香りも、シロアリは苦手です。シナモンに含まれるオイゲノールやシナムアルデビドは、防虫成分があります。
実際に、シナモンを配合したシロアリの忌避剤も販売されているほどです。

シナモンをシロアリ対策として使用する方法はいくつかありますが、あくまで補助的な手段として用いることをおすすめします。以下に、シナモンの具体的な使用方法をいくつか紹介します。

・シナモンを使ったシロアリ対策①シナモンパウダーを散布する
シナモンパウダーをシロアリが侵入しやすい場所や、既にシロアリが見つかった場所に散布します。例えば、木材の接合部や基礎の周り、隙間や割れ目などに散布すると効果的です。

・シナモンを使ったシロアリ対策②シナモンスプレーを散布する
シナモンスプレーを作成して、シロアリが侵入しそうな場所にスプレーします。
シナモンスプレーは以下の手順で簡単に作成できます。

1.水1リットルに対してシナモンパウダー2-3スプーンを混ぜます。
2.鍋で5~10分間煮立たせます。
3.冷ましてからスプレーボトルに入れます。

このスプレーを木材や隙間、基礎の周りなどにスプレーします。

・シナモンを使ったシロアリ対策③シナモンスプレーを塗布すを
シナモンオイルはより強力な効果を持つため、シロアリがよく侵入する場所に塗布することができます。
シナモンオイルを綿棒やブラシに染み込ませて、木材の接合部や隙間に塗布しましょう。

■ 注意点
シナモンはあくまでシロアリ対策の補助的な手段であり、完全な駆除や長期的な効果を期待するのは難しいです。
シナモンの使用後も、定期的な点検や専門事業者による駆除を併用することをおすすめします。

ペットや小さなお子様がいる家庭では、シナモンパウダーやオイルの使用に注意し、誤って口に入れないようにしてください。

シナモンを使った自然なシロアリ対策を試しつつ、必要に応じて専門的な駆除サービスを利用することが最善です。

3.シロアリが嫌いなもの③乾燥した環境

シロアリは空気の流れが良い乾燥した環境が苦手

住宅の床下換気口の写真

シロアリは、乾燥した環境が苦手です。シロアリは暗くて湿気の多い環境を好むため、日光や乾燥した空気にさらされることを避ける傾向があります。
そのため、風通しや日当たりを良くすれば、シロアリの発生を防ぐことが期待できます。

家の周りの湿気をコントロールするためには、以下の方法が有効です

・排水システムを整備する
家の周囲に適切な排水システムを設けて、雨水や地表水が家の基礎部分に溜まらないようにします。雨どいや排水溝がしっかり機能しているか確認しましょう。

・庭木の管理をする
庭に木を植える際は、木の根が建物の基礎に近づかないように適切な距離を保つことが重要です。また、植物が家の周りに過剰な湿気を持ち込まないように注意します。

・換気の確保をする
床下や屋根裏などの換気を適切に確保し、湿気がこもらないようにします。換気扇や通気口を利用することで湿気を効果的に排出できます。

・断熱材と防湿シートを使用する
床下や壁に断熱材を使用し、防湿シートを敷くことで、湿気の侵入を防ぎます。

・漏水のチェックと修理
配管や屋根、窓枠などからの漏水がないか定期的にチェックし、発見した場合は速やかに修理しましょう。

・除湿機の使用
室内の湿度が高い場合は、除湿機を使用して湿度を適切なレベルに保ちます。特に梅雨時や雨季など湿気が多い時期には効果的です。

これらの方法を組み合わせて実施することで、家の周りの湿気を効果的にコントロールし、シロアリの侵入やその他の湿気による問題を防ぐことができます。

4.シロアリが嫌いなもの④ベイト剤

ベイト剤を使って自分で駆除することも可能

駆除されたシロアリのイラスト

ベイト剤は食毒剤ともいわれる駆除剤のひとつです。有名どころでいえば、ゴキブリに与えるホウ酸もベイト剤の一種です。

シロアリはエサを仲間に分け与える習性があるため、その習性を利用して、毒エサを巣に持ち帰らせ、時間をかけて巣ごと駆除するわけです。

害虫を駆除するアイテムといえば殺虫剤がメジャーですが、殺虫剤は人間やペットにも影響するため、取り扱いに注意が必要です。
その点、ベイト剤の成分は、昆虫に効く脱皮阻害剤であるため、脱皮しないほ乳類である人間や犬・猫には影響がありません。
さらに、ベイト剤は家の中に撒かず土の中に毒エサを埋めるため、ペットや赤ちゃんが近づく心配がないのも、安全性が高い理由です。

■ベイト剤の使い方
まずは、ベイト剤を設置するのに最適な時期はありません。シロアリの被害が見られたら、夏でも冬でも、ベイト剤を使ってください。

ベイト剤は、設置する時期よりも設置する場所が重要です。シロアリが通りそうなところや、シロアリの巣に近いところに置くのが効果的です。

日本で見られるシロアリの多くにはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類が存在しますが、もしイエシロアリだった場合は、たくさんのベイト剤が必要になります。

5.シロアリが嫌いなものに頼るより駆除事業者に依頼した方が確実

複数の信頼できる事業者に見積もりを依頼

シロアリの駆除事業者のイラスト

ここまでシロアリが嫌いなものを紹介しましたが、シロアリを確実に予防・駆除したいならハッカやシナモンといったものに頼るよりも、専門事業者に駆除を依頼したほうが確実です。

自分でシロアリを駆除しようとしても時間ばかりかかってうまくいかず、休日が1日潰れるといったケースも考えられます。
また、ホームセンターでシロアリが嫌がる道具をそろえたが、なかなかうまくいかずに道具を購入する費用だけがかかってしまうリスクもあります。

このように、シロアリが嫌いなものに頼ろうとしても、無駄な努力で終わるかもしれません。
ハッカやシナモンを観葉植物として楽しむついでにシロアリ防止を行うのであれば良いですが、シロアリ対策をメインにするなら専門の駆除事業者に依頼するほうがメリットが多いです。

■専門事業者に駆除を依頼するメリットは多い
専門事業者はシロアリの生態について熟知しているため、素人が頑張って駆除するよりも正確に駆除してくれます。
そのため、小業者に依頼すれば、自分が何かしらの作業を行う必要はなく、貴重なプライベートの時間を費やさずに済みます。
さらに専門業者はシロアリを駆除して終わりではなく、その後の予防もおこなってくれます。

■シロアリの駆除費用を抑えるなら相見積もりを
専門事業者の依頼費用が高いために、シロアリが嫌いなものを使って自分で対処しようと考える方も多いです。
実際に、シロアリの駆除費用の相場は、1坪あたり3,800〜10,000円程度と高くつきます。ただ、前述の通り安く済ませるために自分で対策をしても完全に駆除できずに無駄な作業となってしまうことがほとんどです。

そのため、できる限り費用を抑えてシロアリの駆除を依頼できたら一番いいですよね。

費用を抑えたいのであれば、相見積もりを取りましょう。相見積もりを取れば依頼費用の相場がわかるうえに、不当に高い費用を請求してくる事業者も見分けられるからです。

また、単純に最も安い事業者に依頼したり、安い事業者の見積もり書を持ってきて競合他社への交渉の道具に使ったりもできます。

家に快適に住み続けるためにも、専門事業者にお得に依頼して、確実にシロアリを駆除してもらいましょう。

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