30年前のロレックスでも買取可能?高値で売るためのコツを解説
公開日:2024.6.17
古いロレックスを持っている方の中には、売却を考えている方も少なくないでしょう。でも、たとえば買ってから30年以上経過したような古いロレックスの場合、買取してもらえるかどうか心配ですよね。
この記事では、古いロレックスを買取してもらうコツについて解説します。
古いロレックスを持っている方の中には、売却を考えている方も少なくないでしょう。でも、たとえば買ってから30年以上経過したような古いロレックスの場合、買取してもらえるかどうか心配ですよね。
この記事では、古いロレックスを買取してもらうコツについて解説します。
ロレックスは、スイスの時計メーカーとして1905年に設立されました。正規品の新規購入価格は平均100万円程度で、価値の高い時計としても知られています。そのため、資産として購入される方も多いです。
そんな高価な時計なので、30年以上前のロレックスでも価値があると言えます。
実際に30年前に発売された「デイトナ16520」の価値を調べてみると、価格帯が約300万から800万円程度になっています。
20年前に販売されていた「デイトナ11650」とほぼ同じデザインで現在は廃盤になっており、人気がある時計のひとつです。
時計の状態によって買取額が大きく変動しますが、未使用品であると高額の買取が期待できるでしょう。
ちなみに「デイトナ11650」の価格帯は約300万円から1,700万円台になっています。
もう少し古い時計ですと、約50年前に発売された「デイトナ6265」は、手巻き時計で、歴代のデイトナでも人気が高いものになっています。価格帯としては、約700万円から1500万円程度です。
つまり、かなり年数が経っている時計であってもロレックスの価値が下がる可能性は低いと言えます。古くても世界中にコレクターは存在するので、価格が高くなる要因になっています。
それでは、30年前のロレックスを高く売る方法はあるのでしょうか。少し工夫することで高価買取をしてもらえる可能性が高くなります。
その点について、次から詳しく解説していきます。
1つ目は、付属品と一緒に売ることです。
付属品として以下のものがあります。
・保証書
・箱
・ブレスレットを調整するコマ
・購入時のノベルティ(非売品のおまけ)
実際、時計だけではなく、保証書や箱、調整するコマなどの付属品が充実していると、買取価格が引き上がる傾向があります。
モデルにもよりますが、保証書がある場合、約1万円から5万円程度、高級時計になると数十万円程度変動するのが一般的です。
そして、箱や付属品があれば、買取価格が数千円から2万円程度上がるケースが多いです。買取価格の上昇については、時計のモデルが大きく影響するため、時計本来の買取価格が高い状態だと、付属品も高値が付く可能性が高くなります。
また、ロレックスを購入した際に、スプーンセットや財布などのノベルティが付属されることがあります。時計と一緒に持ち込みすると買取価格が上昇する可能性が高くなるでしょう。
このように、付属品がある場合は、それも一緒に査定に出すことで高価買取を行ってもらえます。
30年前のロレックスを高く売るコツの2つ目は、売却前にお手入れをしておくことです。
ロレックスを含め腕時計は、肌に直接身に付けるため、汗や皮脂で汚れやすくなっています。できる限りきれいにして買取依頼を行うようにしましょう。
一般的なケース周りのお手入れは以下のことを行います。
・ブロアーなどを使用してホコリを飛ばす
・裏蓋部分は爪楊枝などで汚れを取る
・コマとコマに溜まった汚れは柔らかいブラシを利用する
・マイクロファイバークロスを使って、ガラス部分やケース、ベルトを丁寧に拭く
・綿棒等で汚れを取り除く
ベルトに関しては、ロレックスの公式サイトによると「石鹸水と柔らかいブラシを使って定期的に洗浄すること(レザーストラップは除く)」を奨励しています。
金属ベルトと革ベルトでは、お手入れ方法が異なりますので注意が必要です。
一般的な金属ベルトのお手入れ方法は以下の通りです。
・本体からベルトを外し、少量の中性洗剤を混ぜた水を使って洗浄する
・落ちにくい汚れは柔らかいブラシを使って取る
・洗剤を真水で洗い流す
・乾いた布を使い丁寧に水気を拭き取る
日頃からロレックスをクリーニングしておき、少しでも高価買取してもらえるような良好な状態を保つことが大切だといえます。
30年前のロレックスを高く売るコツの3つ目として、買取前に修理やオーバーホールをしないことです。
30年前のロレックスであれば、壊れているケースや動かない場合もあるでしょう。当然、正常に動いたり、きれいにメンテナンスされている時計の方が買取額は上がります。
ただし、修理やオーバーホールにかかる費用が高額になる可能性がありますし、その分高く買取をしてもらえるかは不明瞭です。せっかく実費で修理をしても、修理なしの査定金額と修理後の査定金額の差が修理費用より高くならない限り、売る側が損してしまいます。
また、買取事業者の中には、自社で修理を行うことでメンテナンス費用を抑えて、その分の省けるコストを買取額に上乗せするといったサービスを行っている事業者も存在します。
したがって、高額な修理費用を支払うよりも現状のまま査定依頼をする方がお得といえるでしょう。
ちなみに、ロレックスの一般的な修理費用の目安は、モデルや交換部品によって異なりますが、以下の通りです。
・文字盤の破損:約50,000~200,000円以上
・ベルトの紛失:約100,000~200,000円以上
・針が汚れていたりサビついていたりする:30,000円程度
・裏蓋にイニシャルや日付が刻印されている:約10,000~50,000円程度
・ゼンマイを巻くところ(リューズ)の紛失:約30,000円~100,000円以上
このように修理箇所によって大きく費用が異なりますので、注意して下さい。
最後にご紹介する30年前のロレックスを高く売るコツは、複数の買取事業者に見積もり依頼することです。
複数の事業者に見積もりを出してもらうことで、買取価格を比較することができます。
査定額は、店舗によってばらつきがあるのが一般的です。そのため、1つの事業者だけに見積もり依頼をしてしまうと、価格が妥当であるか判断することが難しくなります。
したがって、ロレックスを売却する時に比較対象が複数あれば、価格の相場が分かりやすくなり、納得いく金額で買取を行ってもらえる可能性が高まるでしょう。
少しでも高い価格で売却するためにも、丁寧に時間をかけて買取事業者を選択していくことは大切です。
また、ロレックスの価値は、査定士の能力によって左右されるケースがあります。買取価格の適正は、経験と知識が必要になりますので、買取実績が多数ある事業者を選ぶことが重要です。
最近では、インターネットで買取業者を調べることも可能になりました。ロレックスの買取に強い業者を探してから査定依頼を行えば、高価買取の可能性が高くなるといえます。
少なくとも3社程度は見積もりを出して、査定額の安いところと高いところを確認して、一番高値を付けた事業者に買取をしてもらえれば、ご自身が納得できる売却につながるでしょう。