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防火ガラスとはどんなガラス?特徴や交換にかかる費用相場などを解説

公開日:2021.7.20 更新日:2024.4.2
防火ガラスとはどんなガラス?特徴や交換にかかる費用相場などを解説

ガラスによって特徴は違います。防火ガラスの特徴についてご紹介します。種類によって特徴は違ってくるという事がわかりました。それぞれの目的に合わせてガラスを選ぶという事が大切になってきます。そのためにも事前にネットなどで情報を収集し備えておく事が必要になってくるため注意しましょう。

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1. 防火ガラスとは?

防火ガラスとはどんなガラスなのか、特徴や用途、種類などについてご紹介します。

網入りの防火ガラスの写真

防火ガラスは、熱膨張性が低いため、高温に耐えることができ、万が一の火災でも割れることがなく耐えることが可能です。

通常のガラスは、耐熱性がないため高熱にさらされると割れてしまいます。また、ガラスの脱落により火災の侵入を防ぐことができません。そのため、防火ガラスは火災発生時に役に立つガラスといえます。

こういった特徴から建築基準法で定められた地域などで導入されることの多いガラスです。防火ガラスは防火設備として認められており、防火設備設置が義務付けられた建物で防火ドアや防火シャッター、防火扉などの代わりに防火ガラスを導入されることが増えてきました。ガラスの開放感や視界の良さを生かして開放的な空間を作り上げながら、火災に備えることが可能です。

主な防火ガラスの種類としては、網入りガラスと防耐火ガラスの2つがあります。
網入りガラスは、火災時に破損しても金属の網が含まれるため脱落を防ぎ、火災の侵入を防ぐことができます。従来使われてきたのがこの網入りガラスです。

防耐火ガラスは、建築用として用いられてきた板ガラスに、特殊な加工と超強化処理を加えた防火設備用の耐熱ガラスです。
強度としては、フロート板ガラスの6倍以上、強化ガラスの2倍以上の強度があります。破損した場合も、破片がつぶ上になるため安全な設計となっています。

また、防火ガラスは一般的なものと比べ強度が高いため、火災などのトラブルが無ければ数年から数十年といった長いスパンで使えると言われています。逆に網入りガラスのものは、中のワイヤーの錆によって自然に割れてしまうこともあり、一般的には耐用年数は短いとされています。

2. 防火ガラスへの交換にかかる費用相場

防火ガラスの交換にかかる費用相場をご紹介します。

見積もり書を提示する修理事業者の絵

防火ガラスの交換にかかる費用は、網入りガラスや耐火ガラスといった種類やサイズ、厚みによっても違ってきます。
また、冬場に交換すると別途料金がかかることもあります。

・網入りガラス(6.8mm)の場合
60cm×60cm:26,000~31,000円
90cm×120cm:35,000~40,000円
90cm×180cm:44,000~49,000円

・耐火ガラス(5mm)の場合
60cm×60cm:20,000円
90×90cm:45,000円
90cm×180cm:65,000円

以上はよく使われる規格と厚みの費用相場として参考にしてください。

特殊な加工があるものや厚みや規格が大きいものは相場より高くなる可能性があります。

3. 防火ガラスへの交換方法

種類によって設置方法は違います。防火ガラスの設置方法を種類別にご紹介します。

窓ガラスを運んでいる絵

網入りガラスタイプ、耐火ガラスは一般的なガラスと厚みが変わらないことが多いため、どちらともサッシを変えたり、アタッチメントを付けたりする必要がない場合が多いです。

作業の主な手順としては以下になります。

1. ガラスをサッシから取り外します。
2. 四方のビスをドライバーを使い外します。
3. 左右の枠→上の枠の順に枠を外し、ガラスを外していきます。
4. ゴムパッキンを外します。
5. 新しいガラスにゴムパッキンをつけていきます。
6. ガラスを下→左右→上の順に枠にはめます。
7. 四方のビスをしっかりとつけます。
8. サッシにはめて完成です。


作業は自分でも行うことは可能ですが、作業に不安がある場合はプロの業者へ依頼することをおすすめします。

4. ガラスの種類を防火ガラスに!交換を業者に依頼した場合の工賃

防火ガラスの交換を交換業者に依頼した際にかかる費用相場についてご紹介します。

修理事業者を3社で比較している絵

防火ガラスに交換する際には、ガラス本体の価格とは別に様々な諸経費がかかります。主に、工賃(ガラスを交換する手間賃)や旧ガラス廃棄代、その他諸経費(運送費)などです。

A社:工賃10,000円、廃棄代はキャンペーン適応で0円、交通費および運送費5,000円の計15,000円
B社:工賃10,000円、廃棄代2,000円/1枚、運送費5,000円の計17,000円~
C社:工賃12,000円、廃棄代5,000円、運送費5,000円の計22,000円

となっていました。

廃棄代、運送費などのその他諸経費に関してはどの業者も必ずかかるものではないです。
また、すべて込み込みの料金で案内している業者も多いため見積もり書の内訳で判断すると良いでしょう。

5. まとめ

ここまでご紹介した防火ガラスに関する情報をまとめてご紹介します。

まとめを見せている絵

防火ガラスの主な種類は、網入りガラス、耐火ガラスの2種類があります。それぞれの耐用年数は、網入りガラスは網の劣化があるため一般的なガラスと比べても短くなっていて、耐火ガラスは強度自体も強いため耐用年数は長くなっています。

設置方法としては、一般的なガラスと変わりませんが、パッキンなどの規定が基準法などで定められている場合は交換が必要となります。

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