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畳の寿命とは?具体的な時期や長持ちさせるコツをご紹介

公開日:2023.3.1 更新日:2024.4.18
畳の寿命とは?具体的な時期や長持ちさせるコツをご紹介

畳は使っているうちに寿命が来ます。 ですが何を基準に交換時期を判断すればいいかわからない方も多いと思います。

そこで今回は具体的な畳の寿命やそれを見極める方法、そして長持ちさせるためのコツについて解説していきます。
大切な畳のメンテナンスもしっかりやって、気持ち良く使っていきましょう。

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1.畳の寿命とは?

5~10年が目安

寿命が近い畳の写真

一般的に畳の寿命は「畳表(たたみおもて)」「畳床(たたみどこ)」という2つの部位に分けて考えられています。
部位ごとの寿命の目安は次の通りです。

・畳表(たたみおもて)
畳表面のゴザ部分のことを畳表と言います。天然素材のイグサで織られており、品質の良い畳ほど色鮮やかで、長く使い続けることができます。

使用年数が経過すると畳は次第に劣化していきます。
劣化したら、裏返し(畳表だけを外して裏返す)をしたり、畳自体を新しくしたりします

裏返しは3~5年が目安とされています。裏返しをしたあとは、一般的に3~5年後まで使い続けることができます。
裏返しをすることを前提に考えると、畳表の寿命は6~10年が目安になります。

・畳床(たたみどこ)
畳床とは、畳の土台・芯にあたる部位を指します。天然素材の稲わらを何重にも重ねて、麻糸で締め付けることで作られます。
近年では稲わら代りに木材を圧縮したインシュレンボードとポリスチレンフォームを使った畳床などが多く見られます。

畳床の一般的な寿命は10~20年とされています。
畳床が劣化していなければ、裏返しや表替えをすることで上記の年数以上使い続けることができます。

ただし、畳にへこみができたり、空気が入ったような感じがしたりするときは寿命が近いので、その時は畳を新しくする必要があります。

2.畳の寿命を判断するポイントとは?

畳の寿命は見た目の変化でも判断することができる

傷がついている畳の写真

実際に畳を使い続けてみて、何かしらの違和感がある場合は畳の交換を検討してみましょう。
寿命により交換すべきサインは次の通り。

・色合いで判断する
畳を使い続けると、当初は鮮やかな銀白色や若草色をしていたのが、次第に畳表が黄色や褐色に変化していきます。
このような色合いに変化したら畳が寿命に近づいたタイミングです。

また、天日干しをする際に変色がすることもありますので、屋外で畳を干す場合は注意が必要です。

・経年劣化の程度で判断する
新品時と違って光沢が失われた、イグサのささくれが目立ってきたなど、経年劣化するとさまざまな見た目の変化があります。
また、寿命が近くなると畳表のさわり心地も表面がフワフワしたような感触になります。
こうしたサインが見られたら交換の時期になります。

・畳の手入れ状況で判断する
なかなか落ちない汚れがある、畳にカビ臭が残るようになってしまった等のように、掃除やメンテナンスを怠ることで、畳床の寿命は短くなっていきます。
他にもシロアリに食べられた、雨漏りが原因でずぶ濡れになったなどの被害が出た場合も畳を新しくしておく必要があります。

3.寿命が来た畳の交換は自分でもできる?

DIYでの畳の交換は難しい

畳を交換している写真

畳が寿命を迎えた場合、中にはいっそのこと自分で畳の交換をやりたいという方もいらっしゃるかもしれません。
近年は自宅でさまざまな物をつくる方が増えてきましたが、DIYによる畳の交換は以下の理由からあまりおすすめすることができません。

・作業の難易度が高い
畳の張替えは高度な技術と経験が必要になります。
例えば、裏面を使うときや新品に替えるときも、畳縁を外すことから始まります。
このような方法を用いる場合は、サイズも正確に測らなければならない他、そもそも畳縁を再度取り付けるのはとても難しいです。

また、少しでも寸法が異なるときちんと畳を入れられなくなります。

・作業時間がかかる
仮に材料や工具を揃えられても、畳の張替え作業は専門業者のように手早く行うことは非常に難しいです。
専門業者が最短30分ほどで完了する作業であっても、経験がない素人が行う場合は数時間要することもあります。

・専用の工具を購入する必要がある
畳の張り替えをするためには専用の工具を揃えることが必要です。こうした工具は滅多に使わないため、一回の張り替えのために一式買い揃えることはあまり現実的ではありません。

4.畳の寿命を伸ばすコツとは?

具体的な方法

ほうきで畳の掃除をしている写真

畳はある程度使い続けると寿命が来てしまいますが、日頃からきちんとお手入れを行うことでその寿命を伸ばすことができます。
畳の寿命を伸ばすコツは次の通り。

・掃除を行う
畳を劣化させる原因の一つであるカビを防ぐには、栄養源となるホコリを取り除いておく必要があります。

畳の掃除には掃除機よりもほうきがおすすめです。
細かい目のある畳はホコリを吸引する掃除機よりも、掻き出す力のあるほうきの方が隙間にこびりついた汚れをしっかり取り除くことができます。
ほうきで取り切れなかった汚れは雑巾で乾拭きして拭き取ります。

・換気を行う
畳を長持ちさせる上で、室内の換気は非常に重要です。
湿度が高く、ホコリが付着した畳はカビを大量発生させてしまいます。そのため、湿度70%以上にならないように、お部屋の換気をきちんと行う必要があります。

冬場は気温の低下で面倒になりますが、窓を開けるのはもちろん、サーキュレーターなども活用してお部屋の空気の流れを良くしていきましょう。

・布団をしきっぱなしにしない
人間は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われていて、気づかない間に布団は汗で濡れています。
そんな布団を敷いたままですと、畳が汚れてしまいます。

・重い家具を置かない
重量が重い家具は畳をへこませるため、なるべく畳の上には置かないのが望ましいです。

5.畳の張り替えにかかる費用はいくら?

具体的な費用相場

畳が敷かれた部屋の写真

寿命が来た畳を新しくするにはそれなりの費用がかかります。
畳の張り替え費用の相場は以下の通りです。

・裏返し:1畳あたり3,000~4,000円ほど
・表替え:1畳あたり5,000〜20,000円ほど
・新畳:1畳あたり7,500円~30,000円ほど


上記の金額は目安であり、畳縁の素材やデザイン、使われている色、生産地といった条件も畳の費用を大きく左右します。
この他、業者の出張費用も別途加算される場合があります。

ただ、そんな畳の交換にかかる費用を少しでも安く抑えられる方法があります。

まず一つは、複数の業者の見積もりを見比べる方法です。
ほとんどの業者では、正式に依頼する前に詳細な見積もり金額を提示してくれます。最近ではメールやLINEでも無料見積もりを受け付けてくれる業者もありますので、気になる方は活用してみましょう。

最低3社以上から見積もりを取っておくと、お住まいの地域の費用相場が把握しやすくなります。

また、見積もりをとっておけば、他の業者と価格交渉を行う際の材料に利用することができます。

もう一つは、お得な割引キャンペーンを実施している業者を検索してみることです。
期間限定割引やオンラインで申し込みされた方限定の料金などが適用できる業者もあります。
ただし、こうしたキャンペーンには適用条件がありますので、事前に確認しておきましょう。

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