障子が破れた!補修方法や対策方法などを解説
公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.9
「障子がやぶれた」「障子に穴があいた」
など、障子のトラブルにお困りではないでしょうか。障子紙は紙でできているため衝撃に弱く、一定以上の力を加えると、簡単に破れてしまいます。
今回この記事では、障子が破れた時の補修方法や、破れにくくする対策方法などを解説します!
「障子がやぶれた」「障子に穴があいた」
など、障子のトラブルにお困りではないでしょうか。障子紙は紙でできているため衝撃に弱く、一定以上の力を加えると、簡単に破れてしまいます。
今回この記事では、障子が破れた時の補修方法や、破れにくくする対策方法などを解説します!
障子が破れる原因は、紙の強度を超えた衝撃があった場合や、劣化がその主な原因です。障子は紙でできているため、一定以上の衝撃を受けてしまうと破れてしまうのは、避けられません。
例えば、子どもがつついてしまう、犬や猫などのペットが破いてしまうなど、また紙の種類によっては劣化が早いこともあります。特に一般的な障子紙は紙製のため、日差しによって劣化し、破れやすくなります。
紙でできた障子紙の場合、劣化が進むと、黄ばんできます。また、日差しがそう強くないようなところの場合は黄ばみが少ないですが、劣化は進行しています。
そのような状態の障子紙は通常以上に衝撃に弱くなり、ちょっとしたことで破れやすくなります。大まかに10年以上経過している障子紙は劣化が進んでおり、黄ばみやすくなっています。障子紙が破れることを防ぐためには、障子紙の種類を考えることも選択肢です。特に通常の障子紙を貼っている場合は、子どもや子犬などが意図的に破ろうとした場合には、どうにもできません。通常よりも厚みがある障子紙や、プラスチックなどでできたものもあるため、そのような紙を利用するのも選択肢です。
障子紙が破れてしまうのを対策するには、子どもや犬への対策が第一です。
例えば以下のような対策があります。
・そもそも障子がある部屋に犬や子ども入れない
・タンスなどで隠す
・強化紙やプラスチックで対策する
ではそれぞれ見ていきましょう。
まずそもそもですが、障子がある部屋に犬や子どもを入れないことが大切です。障子紙の強度は破れにくいものもありますが、それでも、限界はあります。そのため、できるのであればそもそもその部屋に入れないことが第一です。
また、タンスで隠す方法もその一つです。例えば、小さい子どもや犬であれば、障子紙の前に小さなフェンスを立てておくのもよいでしょう。しかし、猫や大きな子どもの場合はこれでも不十分です。
最後に強化紙やプラスチック強化紙で対策する方法です。特に強度が高いのがプラスチック強化紙で、子どもがつついたくらいで破れることはありません。その原因になるものをそもそも部屋に入れない、破られないように隠すなどが難しい場合には、結局この方法が最も効果的です。ただし、プラスチック強化紙は貼るのが通常の障子紙と勝手が違い、うまく貼れないと剥がれてしまう可能性もあるため、DIY作業が苦手な方にはおすすめできません。その場合には専門の業者に依頼しましょう。
障子紙が破られないようにしたい場合には、障子紙の種類を変えるのが最も効果的です。障子紙の種類は大まかに以下のものがあります。
・パルプ障子紙
・プラスチック障子紙
・手すき障子
パルプ障子紙はその名前の通りパルプで作られた障子で、最も安価なものです。しかし、パルプは繊維が短く強度がないため、破れやすいです。
プラスチック障子紙は、障子紙をプラスチックのシートで挟んで仕上げたものです。この障子紙にすると、子どもや犬に破られる心配はほとんどなくなります。また猫の引っ掻きなどにも耐えられます。
手すき障子紙とは、職人が手ですいて作った障子紙です。見た目に高級感があり、耐久性もありますが、プラスチック障子紙ほどではなく、その気になれば十分に破けてしまいます。また価格が高く、破れた場合も出費が大きいため、あまりおすすめできません。
また、障子紙の種類によって、通気性が変わることもポイントです。パルプ障子紙や手すき障子紙の場合には、通気性があり、エアコンや暖房の空気が逃げてしまいやすいです。しかし、プラスチック障子紙の場合には、通気性がなく、エアコンや暖房の効率が高まる効果も期待できます。
障子破れ対策をするポイントは、自分でやるか業者にお願いするのかで、大きく変わります。
障子破れ対策をするのを自分でやる場合、適切な方法で処理することが大切です。紙の場合は糊付けを行うことが大切ですが、糊付けはコツがあるため、アイロンでつけられるものや、のりがついたものを選ぶと失敗しにくいですよ。
プラスチック障子紙を選ぶ場合には、適切な工事方法で行うことが大切です。通常の障子紙よりも貼るのが難しく適切に貼れていないと、剥がれてしまう可能性もあります。自分で貼るのが難しいと感じる場合には職人に依頼し、貼ってもらうことも選択肢です。
職人に貼ってもらう場合には、その業者が適切な業者なのかどうか、見積もりは具体的でわかりやすいかなどしっかりと見極めましょう。
また障子紙は破れにくさ以外にも選ぶポイントがあります。紫外線への強さ・通気性・予算・デザインなど、破れやすさを考えるだけではなく、これらの点も一度きちんと調べて、失敗しないよう準備しておきましょう。
この記事では障子紙が破れてしまう原因や対策、改善のポイントについてお伝えしました。
障子紙は色々な種類がありますが、破れに対策したい場合には、プラスチック強化紙を貼ることが最も効果的です。この記事を参考に、障子破れがないプラスチック障子紙を利用してみましょう。