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漏電修理にかかる費用とは?漏電の原因や費用を抑えるコツも解説

公開日:2022.7.22 更新日:2024.4.17
漏電修理にかかる費用とは?漏電の原因や費用を抑えるコツも解説

私たちの生活を支える重要なインフラとなっているのが電気です。そんな電気ですが、何かしらの原因で漏電が発生して使えなくなることがあります。

今回はそんな漏電した時の修理にかかる費用についてご紹介します。
また、費用を抑えるコツについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.漏電修理にかかる費用はいくら?

具体的な費用相場

費用相場のイメージ写真

漏電が起こると電気工事業者に修理を頼む必要があります。その際に気がかりになるのが「一体いくら費用はかかるのか」だと思います。
一般的な専門業者による作業費用の目安は次の通り。

・漏電調査:4,000~7,000円
・分電盤の調査:7,000~8,000円
・ブレーカーの交換・修理:20,000~23,000円
・配線の引き直し:2,000~5,000円
・コンセントの交換:3,000~4,000円
・スイッチの交換:4,000~5,000円

このほか、自宅の環境によっては壁に穴を開ける作業や修理後の壁補修などの費用がかかってくることもあります。それ以外にも業者の出張費用も別途加算されます。

このように専門業者に漏電修理をしてもらうとなるとそれなりの費用がかかります。

こうしたことから、業者に作業を依頼するにあたっては見積もりを確認することが大切です。
見積もりには作業内容の詳細およびそれにかかる費用の内訳が記載されています。
見積もりをきちんと確認しておかないと、作業が終わってから予想外の費用が請求される可能性がありますので、作業費用が高くなるほど適正な価格帯を確認しておく必要があります。

また、事前に見積もりを確認する中で、業者から提示された見積もり金額に納得できない場合はその場でお断りすることもできます。

そのほか相見積もりをとっておくことも重要です。
少なくとも3社以上から見積もりを比較しておくことで、お住まいの地域で最もお得な業者を見つけられます。

漏電修理を依頼する際は、きちんと漏電原因を調査してもらい、適正価格でやってもらえる業者を選ぶようにしましょう。

2.漏電の発生原因とは?

主な原因

ホコリが原因でコンセントから発火している絵

自宅の漏電はさまざまな原因によって発生します。
漏電により感電や火災などのトラブルを引き起こさないためにも、漏電が何によって引き起こされるのかを確認しておくことが大切です。

主な漏電の発生原因は次の通り。

・絶縁体の劣化
電子機器に付いている絶縁体が劣化すると電気が漏れてしまいます。
電気が流れている箇所には絶縁体が付けられていて、これがあることで電気が漏れ出さない仕組みになっています。
絶縁体は部品ですので、使用年数が長いと劣化していき、その結果漏電が起こりやすくなります。

また、間違った方法で電化製品を使用していると絶縁体が傷ついてしまいます。

・ケーブルの損傷
家電製品にあるケーブルが損傷していると漏電が起こりやすくなります。
ケーブルが傷つく理由としては、ネズミや害虫被害などがあります。

・コンセントのゆるみ
電化製品のコンセントがきちんと差さっていないと漏電しやすくなります。
コンセントがゆるいんでいるところからホコリが入り、漏電につながることがあります。

・塩害
海の近くにお住まいの場合は塩害が原因の漏電にも注意する必要があります。
特に風が強い日は海水飛沫が遠くに飛んでいき、それがケーブルの損傷につながるおそれがあります。

・業者の施工不良
この他、電気工事業者による施工不良があると漏電が発生しやすくなります。

3.自分で漏電修理はできる?

自力で解決するのは危険

ブレーカーを切っている絵

人によっては修理費用をかけないで漏電を解決しようと思っているかもしれません。
しかし、知識と経験なしで漏電修理を行うのは非常に危険です。

また、誤って漏電箇所に触れることで感電するリスクがあることから、漏電修理は「電気工事士」の資格を持つ人でしか対応できないことになっています。

ただ漏電原因の調査であれば専門資格がなくても行うことはできます。
主な調査方法は次の通りです。

・分電盤のブレーカーで確認する
分電盤のブレーカーで具体的な漏電箇所を確認できます。
≪確認方法≫
①まず分電盤の右側にある安全ブレーカーを全て「切」にします。 
②次に中央にある漏電ブレーカーのつまみを下げます。
③その後漏電ブレーカーを上げ、安全ブレーカーも一つずつ「入」にしておきます。

この時、途中で漏電ブレーカーが落ちなければ漏電がないということになります。
反対に漏電ブレーカーが落ちる場合は、上げた安全ブレーカーに対応している場所に漏電が発生していることになります。

・クランプメーターを使用する
漏電調査ではクランプメーターと呼ばれる電子機器が使われています。漏電している配線にクランプメーターを挟み、漏れ電流を計測します。
ただしクランプ部分ではさむ際に、コアが開いていると計測しにくくなります。

4.漏電修理業者の選び方

業者選びのポイント

ブレーカーの点検を行う事業者の写真

漏電修理で頼りになる電気工事業者ですが、優良と呼ばれるところとそうでないところがあります。
きちんと作業してもらえる業者かどうかを判断するポイントは次の通りです。

・業者の実績を調べておく
業者選びにおいて重視しなければならないのが作業実績です。
業者のホームページにはこれまでの作業実績や施工事例が掲載されていますので、参考として見ておくといいでしょう。

・インターネットの口コミを確認しておく
一般的に優良業者と呼ばれているところは依頼された方から高い評価を受けていることがほとんど。
実際に依頼された方の口コミは業者のホームページや口コミサイトに掲載されています。

・スタッフの対応を見ておく
依頼者や近隣にお住まいの方に対して丁寧な対応を心掛けているところほど、自宅や近所のことを考えて作業を行ってくれます。

また、優良業者であれば漏電修理費用以外にも、電化製品の正しい使い方などの疑問にも答えてくれます。

・保証サービスの内容を確認する
安く修理してもらえても、その後何かしらの不具合が生じることもあります。
万が一の時のために、具体的な保証内容や期間について調べておきましょう。

そのほか業者によっては緊急時の対応サービスを行ってくれるところもあります。

5.漏電修理費用を抑える方法

費用を抑えるコツ

火災保険のイメージ写真

前述したように、業者に漏電修理をしてもらうとある程度の費用がかかります。

ですが、そんな費用を安く抑える方法があります。

一つはお得な割引キャンペーンを実施している業者を見つけること。
オンライン申し込み限定価格や期間限定の割引キャンペーンなど、業者によってさまざまなキャンペーンが実施されています。

お住まいの地域にある業者を探してみて、利用できそうなキャンペーンが実施されているか調べてみることをおすすめします。

もう一つは火災保険を利用すること。
多くの保険会社の火災保険では、火災など「不測かつ突発的な事故」が元で被害が出た場合は補償を受けることができます。

ただし、漏電が発生した要因がそもそも経年劣化によるものと判明した場合は補償の対象外となります。
購入してから長い年月が経っている電化製品や日頃のメンテナンスを怠っていたと見なされると火災保険が利用できません。

火災保険によって保険会社から支払われる金額は以下のように算出されます。

『損害額-自己負担額=損害保険金』

自己負担額とは免責金額であり、契約時に設定した金額になります。契約されている火災保険を見直して、補償が受けられるか確認しましょう。

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