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漏電原因の調査方法とは?漏電原因や具体的なやり方について

公開日:2022.6.17 更新日:2024.4.17
漏電原因の調査方法とは?漏電原因や具体的なやり方について

私たちの生活にとって欠かすことのできない電気ですが、何かしらの原因によって漏電を引き起こします。
漏電の放置は火災などのリスクにつながりますので、すぐに対処しましょう。

今回は漏電の発生原因とそれを調査する方法について解説していきます。

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1.漏電の発生原因とは?

主な原因

ケーブルが損傷しているプラグの絵

電気を使用するにあたって気を付けなければならないのが漏電です。
感電や火災などのトラブルを引き起こさないためにも、原因をきちんと把握しておきましょう。

主な漏電の発生原因は次の通り。

・絶縁体の劣化
漏電は電子機器の電気がもれてしまうことによって発生します。
電気が流れている箇所には絶縁体が付けられていて、これがあることで電気が漏れ出さないようになっています。
ただこの絶縁体は使用年数が長いと劣化していき、漏電が起こりやすくなります。

また、間違った方法で電化製品を使用していると絶縁体が剥がれやすくなります。

・ケーブルの損傷
家電製品に付いているケーブルが損傷していると漏電が発生します。
ペットを飼っているお宅ですと、ケーブルで遊んでいるうちに破損させてしまうケースはよくあるので、噛みつき防止などの対策が必要です。
また、ネズミにケーブルをかじられることで漏電が発生する場合もあるので、自宅でネズミの影を見かけたらご注意ください。

・塩害
海岸沿いにお住まいの方は塩害が原因の漏電にも注意する必要があります。風の影響で海水飛沫が付着することで、ケーブルが傷つき漏電が発生します。

・コンセントのゆるみ
漏電があった際にはコンセントがしっかり差さっているかも確認しましょう。
コンセントがゆるいんでいるところからホコリが入り、漏電につながることがあります。

・業者の施工不良
上記の理由以外にも、電気工事業者による施工不良が原因で漏電する場合があります。
重大な事故になる前に業者にきちんと対応してもらいましょう。

2.漏電が発生したらどこに連絡する?

お住まいの形態によって異なる

携帯電話で連絡している女性の写真

前述の通り漏電はさまざまな問題を引き起こすため、特定の業者に頼んで漏電原因を調査してもらう必要があります。
漏電した時の連絡先はお住まいによって異なります。

住居形態ごとの連絡先は次の通り。

・一戸建て住宅
一戸建て住宅にお住まいの場合は、「電気保安協会」もしくは「漏電修理業者」に漏電を報告します。

電気保安協会は全国各地に存在する電気設備全般を扱う組織であり、住居や店舗の電気設備のチェックを行っています。

漏電修理業者では修理の他にも原因調査も行っています。

なお電気の供給を行っている電力会社については漏電原因の調査を実施してくれないことが多いです。

・賃貸住宅
賃貸住宅にお住まいの場合は、大家さんや管理会社に連絡しておきます。
住居周辺の電気設備に関わる問題であるため、管理側ときちんと相談しておかなければならなりません。
また、修理費用についても話し合っておく必要があります。

・分譲マンション
分譲マンションについては漏電が発生している場所によって連絡先が異なります。
マンションの共有部分やいくつかの世帯で漏電が生じている場合は、管理組合や管理会社に連絡することになっています。

自宅のみであれば一戸建て住宅と同じく電気保安協会や漏電修理業者に連絡します。

3.自分で漏電原因を調査する

具体的なやり方

ブレーカーを切っている写真

基本的には漏電原因の調査は業者に任せることになりますが、個人でも調査する方法があります。
個人でもできる調査の仕方は次の通り。

・分電盤のブレーカーを使う
分電盤のブレーカーを使用することによって、漏電が生じているかどうかや発生している箇所を確認できます。

具体的なやり方としては、
①はじめに分電盤の右側にある安全ブレーカーを全て「切」にしておきます。
②そうしたら中央の漏電ブレーカーのつまみを下げておきます。
③その後漏電ブレーカーを上げ、安全ブレーカーも一つずつ「入」にしておきます。

この時、途中で漏電ブレーカーが落ちなければ漏電がないということになります。
もし落ちるようであれば、上げた安全ブレーカーに対応している場所に漏電が発生していることになります。

・テスターを使用する
テスターとは、電圧・電流・抵抗値など電気を測定する電子機器です。

漏電調査ではクランプメーターと呼ばれるテスターを使います。
漏電している配線にクランプメーターを挟み、漏れ電流を計測します。

ただしクランプ部分ではさむ際に、コアが開いていると計測しにくくなります。
また、金属製品が近くにあると計測結果が狂う場合もあります。

より正確な調査については専門業者にお願いしましょう。

4.漏電原因の調査はプロにお任せ!

専門業者をおすすめする理由

ブレーカーを点検している事業者の写真

前述のとおり、より正確な漏電原因の調査では専門業者が役に立ちます。
専門業者をおすすめする理由は次の通り。

・プロの作業員が在籍している
漏電箇所の修理が伴う場合は電気工事が必要であることから、素人が対応するのは不可能です。

プロの作業員は電気工事士の資格を保有しているため、素人では分かりにくい箇所でも迅速に調査・修理してくれます。
また、電化製品の正しい使い方やメンテナンスなど、こちらの些細な疑問にも答えてもらえます。

・迅速に対応してくれる
業者によっては24時間365日依頼の受け付けを行っているところもあり、いつでも気軽に依頼できるようになりました。
自宅から近い業者であれば30分~1時間ほどで駆けつけてくれます。

漏電はすぐに対応しないと火災や感電などのリスクがあるので、連絡してすぐに駆けつけてくれるのはありがたいです。

・キャッシュレス決済も受け付けてくれる
最近ではクレジットカード決済やQRコード決済にも対応してくれる業者が多いです。

・作業後のアフターサービスを利用できる
多くの専門業者では作業が終わってから発覚した不具合の対応など、さまざまなアフターサービスを受け付けています。
アフターサービスの種類や保証期間は業者ごとに異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

5.漏電原因の調査費用はいくら?

具体的な費用相場

費用相場のイメージ写真

電気工事業者に漏電原因を調査してもらう時に気になるのが費用です。
業者による漏電調査および修理の費用相場は7,000〜25,000円程度になります。

ただし、この費用相場はあくまでも目安であり、自宅周りの環境によっては金額が高くなる場合があります。

こういった漏電調査や修理にかかる費用を少しでも安くする方法があります。
その一つは複数の業者の見積もりを比較すること。
3社以上から見積もりを比較しておくことで、お住まいの地域で最もお得な業者を見つけられます。

修理にかかる費用が高額になるほど適正価格を知っておくことが大切です。もし提示された見積もり金額に納得できない場合はその場でお断りすることもできます。

また、割引キャンペーンを実施している業者を見つけることも大切なポイント。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、期間限定の割引キャンペーンなど、業者によってさまざまな割引キャンペーンが実施されています。
自宅近くにお得なキャンペーンを利用できる業者があるか確認されることをおすすめします。

なお漏電に伴う火災が発生した際には火災保険が適用できます。
火災保険では自然災害以外にも日常で起こる事故にも補償が利用できますので、契約されているプランを確認しておきましょう。

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