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真空ガラスの効果とは?メリット・デメリットや設置費用について

公開日:2024.5.15
真空ガラスの効果とは?メリット・デメリットや設置費用について

最近では窓ガラスの断熱および結露対策として真空ガラスに交換される方が増えています。そんな真空ガラスにはさまざまな効果があります。

今回は真空ガラスの効果のメリット・デメリットや、設置した場合にかかる費用相場について解説します。

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1.真空ガラスのメリット

主なメリット

窓ガラスのクローズアップ写真

真空ガラスは、2枚のガラスの間が真空となっているガラスです。そんな真空ガラスの効果にはさまざまなメリットがあります。

主なメリットは次の通り。

・断熱性能が高い
ガラスとガラスの間に真空の層が存在することにより、高い断熱性能があります。
通常の窓ガラスですと外からの熱が伝わりやすいですが、真空ガラスの場合ですとガラスへの熱伝導が起こりません。

また熱の対流も防いでくれます。これによって暖房による暖かさを逃すことなく、真冬でも室内で快適に過ごすことができます。
室内の熱を外へと逃がさないので、暖房の設定温度を高くする必要がなく、電気代の節約にもなります。

・結露に強い
冬になる時になるのが結露。結露は黒カビの原因であり、放置しておくと掃除が大変になります。
真空ガラスの場合は中空層が真空になっていることにより、温度の出入りを防ぎます。これによりと外気の影響を受けづらくなり、結露を防止することができます。

また窓が曇りにくいため、冬でもはっきりした視界を確保できます。

・導入が簡単
窓ガラスを交換するとなると窓サッシも交換しなければならない場合があります。真空ガラスは中空層が0.2mmと薄いことから、既存のサッシでも取り付けが可能です。

2.真空ガラスのデメリット

主なデメリット

デメリットと書かれた黒板の写真

高い効果が期待できる真空ガラスですが、デメリットもいくつか存在します。
主なデメリットは次の通り。

・サッシの結露までは防げない
前述の通り、真空ガラスは窓サッシを交換することなく導入することができます。もちろんサッシはそのままなので、サッシ部分の結露まで防ぐことはできません。
サッシの結露対策をしたい場合はサッシごと交換する必要があります。

・通常の窓ガラスに比べて重い
2枚構造になっていることから、一般的な単層ガラスと比べて重くなっています。重量が重くなることから、通常の取っ手や引手では開閉がしにくくなることがあります。

・コストがかかる
真空ガラスは高性能かつ、導入時の作業も必要になるため、通常の窓ガラスよりも導入がコストがかかってします。

ただしその高いコストに見合った分だけの働きをしてくれることは確かです。
断熱性能が高いため、省エネ効率をアップさせ、月々に支払う電気料金を安く抑えることができます。

また結露防止効果も高いので、結露対策としてアイテムを購入する必要がありません。
サッシの交換も必要ないため、初期費用も安く抑えられます。

真空ガラスを導入するか迷った際はこうしたことも踏まえて検討してみるといいでしょう。

3.真空ガラスと複層ガラスの違い

作り方も性能も異なる

疑問符を浮かべる女性のイラスト

真空ガラスとよく比較される窓ガラスとしてペアガラスがあります。ペアガラスは作り方も効果も真空ガラスとは異なります。

・作り方
真空ガラスはガラスの間に真空の層が作られていますが、ペアガラスは間が空気の層になっています。
ペアガラスの空気層には断熱性能を高めるために、アルゴンガスやクリプトンガスといったガスが注入されています。
ガスが存在していることでガラスに厚みが出て、取り付けの際にサッシの交換が必要となります。

・風圧への耐性
ペアガラスですとガラスとガラスの中間層が空気層となっていることから、風圧強度が低く、高層マンションへの導入が難しいです。
真空ガラスですと構造上風圧に強く、高層階での施工も簡単です。

・断熱性能
真空ガラスもペアガラスと同様に断熱性能がありますが、その効果は真空ガラスの方が高いです。一般的なペアガラスですと空気の層があることで、どうしても外気が伝わりやすくなります。
真空ガラスであれば間が真空になっていることから、外気が伝わりにくいです。

・防音性能
ペアガラスですと、空気の層の存在によりガラス間の共鳴が発生しやすく、通常の窓ガラスよりも音を通しやすいです。
真空ガラスなら共鳴が発生しにくく、防音性能も期待できます。

4.真空ガラスへの交換は専門業者にお任せ

業者選びのコツ

壊れた窓の交換を行う事業者のイラスト

真空ガラスの交換に対応してくれるガラス修理・交換業者ですが、どこに依頼すればいいかわからない方もいらっしゃると思います。
ここでは業者選びのコツについてご紹介します。

・自宅が出張エリアに対応しているか確認する
依頼するにあたって一番重要なのが出張エリア。良さそうな業者であったとしても、出張エリアに対応していなければ意味がありません。

また自宅が対応していたとしても、業者からの距離によっては出張費用が高くつくことがあります。

・実績が豊富である
業者選びで一番重視しておきたいのが作業実績。業者のホームページにはこれまでの作業実績や施工事例が掲載されています。

・業者の口コミを確認する
一般的に優良業者と呼ばれているところは、依頼された方から高い評価を受けています。業者のホームページや口コミサイトなどで確認しておくといいでしょう。

・支払い方法を確認する
せっかくガラス交換してもらったのに、必要な現金がなかったということもあります。
最近ではクレジットカードやQRコード決済に対応しているところもあるので、事前に確認しておきましょう。

・スタッフの対応を確認する
実際に来てもらったスタッフの対応も注目すべきポイント。顧客に対してきちんとした対応ができる業者であれば、安全かつ確実に修理してもらえます。

5.真空ガラスの交換費用

具体的な費用相場

家やお金の模型と電卓の写真

高い断熱効果が期待できる真空ガラスですが、気になるのが交換にかかる費用。

実際に専門業者に真空ガラスへのリフォーム作業をしてもらう場合の費用は次の通りです。

掃き出し窓での交換(170cm×190cm程度):130,000~155,000円ほど
腰高窓での交換(160cm×120cm程度):80,000~100,000円ほど
サッシの交換:120,000~220,000円ほど
窓枠の工事:300,000~500,000円ほど

費用は目安であり、ガラスの大きさや作業のしやすさなどで金額が異なる場合もあります。
さらに自宅まで駆けつける際の出張費用も別途加算されます。

こうした真空ガラスのリフォーム費用を少しでも抑える方法があります。

それは業者の無料見積もりを活用すること。見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されていますので、後になって不要なオプション料金を請求させることはありません。
もし業者に提示された金額に納得できない場合は、その場でお断りすることもできます。

同じ窓ガラスへの交換作業でも、業者によって費用が5,000円以上も違うこともあります。3社以上見積もりをとっておけば、地域で一番安い業者を見つけることができます。

また特定の条件を満たすと、リフォームにあたって国や自治体の補助金制度を活用することができます。
適用条件や申請方法は制度ごとに異なりますので、ホームページなどで確認しておきましょう。

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