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スズメバチが家の周りを飛んでいるときの正しい対応法と刺されたときの対処

公開日:2025.7.15
スズメバチが家の周りを飛んでいるときの正しい対応法と刺されたときの対処

スズメバチが家の周りを飛んでいる…。そんな光景を目にして、不安を感じたことはありませんか?
スズメバチは非常に攻撃性が高く、対処を誤ると刺される危険性があります。そのため、冷静かつ適切な対応が求められます。

この記事では、スズメバチを刺激せずに行える安全な対処法や、万が一刺された場合の応急処置、自宅への侵入を防ぐための予防策について詳しく解説します。さらに、自力での対応が難しい場合に頼るべき駆除方法についても紹介しています。

スズメバチが家の周囲を飛び回る状況に直面したとき、どのように行動すればよいのか。被害を未然に防ぐための正しい知識を、この機会に確認しておきましょう。

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1.スズメバチが家の周りを飛んでいるときにしてはいけないこと

スズメバチを殺したり、騒いだり刺激したりするのはNG

叫ぶ子供と興奮しているスズメバチのイラスト

スズメバチが家の周りを飛んでいるのを見つけたとき、慌てて騒いだり、手で追い払おうとしたりするのは危険です。
スズメバチは、自分や巣に危険が迫っていると感じると、「警戒フェロモン」と呼ばれる物質を出して仲間に危険を知らせます。これにより、周囲にいる他のスズメバチが集団で攻撃してくるおそれもあります。

そのため、スズメバチを見かけても刺激せず、静かにその場を離れることが大切です。

もしスズメバチの巣を発見した場合は、まず巣の大きさと場所を確認しましょう。まだ小さな巣で、庭木や低い窓の近くなど手の届く位置にある場合は、市販のハチ駆除スプレーで対応できることもあります。
作業は、スズメバチの動きが鈍る日没後に行うのが基本です。長袖・長ズボン・手袋など、肌を露出しない服装で慎重に行いましょう。

一方で、巣がすでに大きくなっていたり、軒下や木の上などの高所にある場合は、自力での駆除は避け、専門の駆除業者に依頼するのが安全です。無理に対応しようとすると、思わぬ被害につながる可能性があります。

2.家の周りを飛んでいるスズメバチに刺された時は

早急に水で洗い流し、毒を搾り出す

ハチに刺されたときの応急処置法のイラスト

もしスズメバチが家の周りを飛んでいるときに刺されてしまった場合、突然の痛みに驚いてパニックになってしまうこともありますが、まずは落ち着いて、以下の対処を行うことが重要です。

■静かにその場を離れる
刺された痛みに反応して、大声を出したり手でスズメバチを追い払ったりすると、スズメバチをさらに刺激してしまう危険があります。
再び刺されるのを防ぐためにも、姿勢を低く保ちながら、静かにゆっくりとその場を離れるようにしましょう。急に走り出すとスズメバチが興奮し、追いかけてくる可能性があります。

■安全な場所へ避難し、刺された部分を洗浄
スズメバチのいる場所から離れたら、すぐに屋内などの安全な場所へ避難してください。刺された部位は流水でしっかり洗い流しましょう。スズメバチの毒は水に溶けやすいため、丁寧に洗浄することで痛みの軽減が期待できます

その後、傷口を軽く押して毒液を絞り出すと、さらに症状の悪化を防げる可能性があります。アウトドア用の吸引器(ポイズンリムーバー)を常備しておくと、万が一のときにも対応しやすくなります。

■体調に異変があればすぐ病院へ
刺されたあと、吐き気・息苦しさ・めまい・刺された場所以外の腫れなどが現れた場合、アナフィラキシーショックの疑いがあります。これは命に関わる重篤なアレルギー反応です。
少しでも体調に変化を感じたら、迷わず速やかに医療機関を受診してください。

3.スズメバチが家の周りを飛んでいる時の対処法

家の中に入らせない対策が必要

木酢液の写真

スズメバチが家の周りを飛んでいるのを見かけたら、屋内への侵入を防ぐための対策が必要です。以下のポイントを意識して、スズメバチを近づけない工夫を行いましょう。

■スズメバチが好むものを家の周囲に置かない
スズメバチは、甘い香りや花の匂いに引き寄せられる習性があります。庭に蜜を含む花を植えていたり、ベランダで香りの強い植物を育てていたりすると、それに惹かれて飛んでくることがあります。

また、柔軟剤や芳香剤などの日用品にも注意が必要です。特に、香りの強い洗剤で洗った洗濯物を屋外に干していると、スズメバチを引き寄せてしまう原因になります。家の周りにスズメバチを寄せつけないためには、香りの強い製品の使用を控えることが効果的です。

■忌避剤や木酢液を使って寄せつけない
スズメバチが嫌う成分を含むスプレーや置き型の忌避剤を活用するのも効果的です。ベランダの壁や換気口、網戸の周辺など、スズメバチが寄りつきやすい場所にあらかじめ散布・設置しておくことで、近づきにくくなります。

子供やペットがいる家庭では、市販の忌避剤の使用に不安を感じる方もいるかもしれません。そういった場合は、天然素材の「木酢液(もくさくえき)」の利用がおすすめです。木酢液は木材を炭にする過程で出る煙を冷却・凝縮した液体で、独特の焦げた匂いが多くの害虫にとって不快とされています。スズメバチをはじめ、さまざまな虫を遠ざける効果が期待できます。

4.スズメバチが家の中に入ってしまったら

自然に外に出るように窓やドアを開けておく

少し開いたすりガラスの小窓の写真

スズメバチが家の周りを飛んでいるうちに、うっかり室内に入ってしまうこともあります。そんなときは、落ち着いて冷静に対処することが何より大切です。

繰り返しになりますが、驚いて大声を出したり、慌てて手で追い払おうとしたりすると、スズメバチを刺激して攻撃されるリスクが高まります。スズメバチは急な動きや大きな音に非常に敏感なため、焦らず慎重に対応しましょう。

安全に外へ誘導するためには、まず窓やドアを静かに開け、スズメバチが逃げられる出口を確保します。可能であれば室内の照明を消して暗くし、外から光が差し込む状態にしましょう。スズメバチは視界が悪くなると、本能的に明るい方向へ向かう習性があるため、自力で屋外へ出ていく可能性が高まります。

もしスズメバチが室内に長時間とどまっていたり、複数匹が一度に入ってきたり、家具の隙間や天井裏に入り込んで見えなくなったりした場合は、無理に対応せず、害虫駆除の専門業者へ相談するのが賢明です。
専門業者であれば、安全かつ確実にスズメバチを駆除してくれるため、自分や家族を危険にさらすことなく問題を解決できます。

5.スズメバチの駆除は害虫駆除業者に任せるのが安心

相見積もりで良心的な業者を見つけましょう

軒下にできたスズメバチの巣を駆除する専門業者のイラスト

スズメバチが家の周りを飛んでいる、または巣を見つけた場合は、慌てず静かにその場を離れ、安全な場所から状況を確認しましょう。
スズメバチの数や巣の大きさを把握することで、今後の対応方針を立てやすくなります。

巣が小さい場合には自力で撤去できることもありますが、正しい知識がないまま対処すると、スズメバチに刺されて大きな事故につながる恐れがあります。無理に自分で対応せず、スズメバチや巣の駆除は専門の害虫駆除業者に依頼するのが安全で確実です。

業者へ依頼する際は、必ず相見積もりを取って比較検討しましょう。料金やサービス内容は業者によって大きく異なりますが、価格だけで判断せず、信頼できるかどうかを総合的に見極めることが大切です。

特に以下のポイントに注目して選びましょう。

業者の所在地や対応エリア(遠方だと出張費が加算されることがあります)
アフターサービスや保証の有無(駆除後数か月以内に再発した場合の無償対応など)
作業実績(過去にどの程度の規模のスズメバチ駆除を行ってきたか)

これらの情報をしっかり確認した上で、安心して任せられる専門業者を選ぶようにしましょう。

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