1. フォックスの特徴とは?
フォックス毛皮の特徴は種類によって異なりますので個別に紹介します
シルバーフォックス毛皮の特徴は高級感のある見た目と機能性の高さです。他の種類と比べ刺し毛が長いので水を弾きやすく弾力があります。しかし綿毛が短いので若干手触りが硬く感じられます。
フォックス毛皮の中で一番多く流通しているのがブルーフォックス。刺し毛が短いので耐水性はシルバーフォックスに劣るものの、綿毛の密度が高く保温性は抜群です。変種のシャドーフォックスも特徴は同じです。両種とも染色しやすいのが特徴で、多くのコートの襟もとや袖元に使われています。シルバーフォックスとブルーフォックスの特徴のいいとこ取りをしているブルーフロストフォックスという種類も存在します。
この毛皮の特徴で最後に紹介するのがレッドフォックスです。名前の通り赤褐色の毛色が特徴の毛皮。他のフォックスが養殖メインなのに対して、レッドフォックスは野生が中心です。そのため、フォックス毛皮のなかでも比較的値段が高く珍重されています。
カムチャッカ半島で獲れるレッドフォックスは別名ファイヤーフォックスと言われ、特に高額で取引されているようです。しかし近年では、動物保護の観点から、フォックス毛皮を使用しないと表明しているブランドや、使用している服を着ないと表明しているセレブも多くなっています。
2. フォックスの歴史
フォックス毛皮の歴史は18世紀以前と以後で大きく変化しています
この毛皮に限らず、動物の毛皮を身につけることは人類が誕生してからすぐの事です。実際に35万年前には使用されていたことが確認されています。日差しや寒さから身を守るためですね。それが変化したのが15世紀から16世紀です。ヨーロッパの貴族を中心に、毛皮が宝富や権力を象徴するものとなっていきました。金や宝石などと同様に高値で取引されるようになり、それがもとで乱獲も始まるように。
18世紀になると一般庶民の間にもフォックス毛皮が流通し始め、大人気となりました。この頃から野生フォックスの頭数が激減していったようです。現在ではフィンランドを中心に養殖が盛んに行われています。
あくまで目安ですが、フォックスのコートを作るためには約10頭必要と言われています。1990年以降は多くの国や地域で毛皮を目的として動物飼育を禁止する法律が制定・施行されています。
日本でもフォックス毛皮の歴史は古く、アイヌ民族もさまざまな加工方法で資源として有効に使用してきました。しかしヨーロッパと同様に、1960年代以降になるとファッションとしてフォックス毛皮を使用しています。国外では禁止の流れになっていますので、天然のフォックス毛皮の価格は上昇しています。お手持ちのものがあれば、流通が可能な時に売りに出すのもひとつの方法です。
3. フォックスの相場はいくら?
フォックス毛皮を使用したコートの買取相場は0円~40,000円
どんな高級な毛皮でも変色したりボロボロな状態でしたら、買い取ってもらうことはできません。ですので、、C級、B級の毛皮の買取相場は0円です。
ブルーフォックスのロングコートは10,000円~40,000円、シルバーフォックスは10,000円~50,000円、レッドフォックスは10,000円~35,000円が相場となっています。
具体例としては、フォックスファーケープコートが13,000円、フォックスファーロングコートが45,000円などです。
アパレルブランド製品の買取相場はFENDI製フォックスファーコートが33,000円、ルイ・ヴィトン製フォックスファージャケットが42,000円です。コート以外にもフォックス毛皮を使用している製品もあります。FENDI製フォックスファーストールでしたら、15,000円が相場となっています。その他のマフラーやストール、ショールは5,000円が相場です。
毛皮製品で有名なSAGA(毛皮養殖団体)のタグや保証書が添付されていれば、相場よりも高く売却することが出来ます。FENDIやルイ・ヴィトンは動物保護の観点から今後フォックス毛皮を使用しない可能性がありますので、そうなると希少価値が高まり、買取相場も高くなる可能性があります。いずれにしても状態がポイントですので、正しい方法で保管しておきましょう。
4. フォックスの毛皮に関する豆知識
フォックス毛皮について知って得する豆知識を分かりやすく紹介します
この毛皮に関する豆知識で紹介するのはお手入れの仕方です。というのもフォックス毛皮は他の毛皮と比較して変色しやすく、お手入れを怠るとすぐに劣化してしまうからです。着用後に帰宅したらすぐ軽く叩いてホコリを落としましょう。襟元や袖口にはどうしても皮脂がついてしまいます。そのまま放っておくと変色の原因になりますので、ぬるま湯に浸したタオルをしっかりと絞り、毛の向きに沿うようにして軽く拭きましょう。
その後、陰干しをしてからタンスに納めて下さい。暖房の風でも毛が縮むことがありますので、干す際はエアコンがあたらないように注意してください。
衣替えなどで長期間保管しておく前には絶対に専門のクリーニング店に出して下さい。少しでも汚れが残っているとシミや虫食いなどの原因になります。その上で温度10℃以下、湿度50%以下の環境で保管して下さい。畳んで保管すると皮が折れてしまい形が崩れますので、ハンガーに吊るすことをお勧めします。クローゼットで保管される方は照明があたらないように気をつけて下さい。フォックス毛皮の毛並みを櫛で梳かす際に、プラスチック製品を使うと静電気が発生し毛が抜けることがあります。お手入れには金櫛を使用して下さい。
5. まとめ
フォックス毛皮に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい
この毛皮に関連する情報をいくつかお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。
まずフォックス毛皮には大きく分けてシルバーフォックス、ブルーフォックス、レッドフォックスがあります。現在ではその多くが養殖ですが、レッドフォックスは天然のものが多いです。他の毛皮と違いフォックス毛皮は染めやすいのが特徴です。
買取価格を左右するのは状態ですので、正しい方法で保管しておきましょう。