1. ミンクの特徴とは?
ミンクの毛皮の特徴は色の種類の豊富さと機能性を兼ね備えていることです
この毛皮の特徴で最初に紹介するのは色の種類です。毛皮が使用されている動物といえば、フォックスやラビット、チンチラなどがありますが、その多くは単色もしくは2、3種類の色が基本です。しかしミンクの場合は把握されているだけで40種類以上の色が存在しています。色が豊富であるということは、それだけバリエーションが多くファッション性が高いということになります。
ミンクの毛皮の特徴として次に紹介するのが機能性です。ミンクの毛は非常に細く短く密度が高いです。そのため保温性・吸湿性に優れており、雨が降っていてもサラッとした柔らかい触り心地と温もりを維持してくれます。さらにミンクの皮は他の動物のものと比較して非常に薄いので、裁縫による加工がしやすくなっています。薄くて軽く温かいという事です。
この毛皮の特徴として最後に紹介するのがオスとメスで毛の質が違うという事です。ストールなどにも使用されているオスの毛皮はボリューム感が魅力。メスの毛皮は肌触りが良く、柔らかいのが特徴です。ミンクのコートではこれらの特徴を生かし、オスとメスの皮を組み合わせて作られているものもあります。一流のミンク製品には保証書が付属していることがあります。
2. ミンクの歴史
ミンクの歴史を紹介する上で欠かすことができないのが昭和34年のご成婚式です
この毛皮自体の発祥は1920年代前にまでさかのぼります。当時ミンクの毛皮は寒さから身を守る生活必需品として流通していました。クマやシカなどの皮と同じ扱いです。しかしその保温性と機能性、加工のしやすさなどから乱獲されるようになり、みるみる頭数が減少していきました。
そこでカナダで始まったのがミンクの養殖です。1920年代後半になると北海道でもミンクが養殖されるようになり、1950年代には外国の女性の間でミンクのコートを着用することが定番となりました。つまり、この時点でミンクの毛皮は生活必需品から嗜好品へと変化したという事です。
国内でも1959年(昭和34年)に行われたご成婚式において、美智子様がお召しになられていたサファイヤミンクが大好評。1960年代以降は多くの女性が競うようにミンクのコートやストールを着用するようになりました。
しかし2000年代になると、ファッションに動物の毛皮を使用することが問題視されるようになり、現在では次々に養殖場が閉鎖されています。また数多くの有名ブランドも毛皮製品から撤退しています。わが国でも2015年の冬に最後のミンクが屠殺され、完全に終了しました。一着のコートを作るために約35頭のミンクを殺すわけですから、現代の倫理観には合っていないということですね。
3. ミンクの相場はいくら?
ミンクの買取相場はブランドによって決まる!!ノーブランドの場合は約2,000円
この毛皮の買取相場のポイントはブランド、ランク、サイズ、流行、保存状態です。価格もさまざまですが、ノーブランドの場合でしたら2,000円~4,000円が相場となっています。状態が悪いもの(変色など)は買い取ってもらえない事があります。
最高級ミンクと言われているSAGAファーのROYALデザイナーコートの買取相場は85,000円です。ちなみに同じSAGAでも、LUMI ROYALという最高級ランクでしたら新品で1000万円以上の値がつきます。
国内で人気の高いEMBA(エンバ)のコートは12,000円~35,000円が相場となっています。それ以外にも買取相場が高めに設定されているブランドにNAFA(ナファ)やブラックグラマなどがあります。
アパレル系有名ブランドが手掛けたミンク製品も高額で買い取ってもらえることがあります。クリスチャンディオールのロングコートの相場は50,000円、ルイヴィトンの襟巻の相場は30,000円です。ミンク製品に限った事ではありませんが、服は新品と買取の価格の差が大きくなってしまいます。特にミンク製品は元値が100万円以上するものも珍しくはありませんので、あまりの低さに落胆される方も多いです。ですが、タンスにしまっておくよりは買取してもらうことをお勧めします。
4. ミンクの毛皮に関する豆知識
ミンクの毛皮について知って得する豆知識を分かりやすく紹介します
この毛皮の豆知識として最初に紹介するのはミンクという動物です。ミンクの毛皮というと皆さん聞いたことがあると思いますが、そもそもミンクはどういう生き物かご存知ですか?
ミンクは見た目がカワウソに似たイタチの仲間。水辺で生活しているため、あの特徴的な毛が生えています。現在では特定外来生物に指定されており、一部の地域や動物園で見ることが出来ます。とっても可愛いですよ。
次に紹介する豆知識はミンクのファーを身につける時の注意点です。パーティードレスとフワフワしたファーを組み合わせて着用すると、とてもラグジュアリーな雰囲気を演出できますね。さらに魅力的な香水をつけていけば、異性だけでなく同性の目も惹き付けることが出来ます。しかし、ミンクのファーを着用している時は絶対に香水をつけないで下さい。ミンクの皮をなめすのに使用した薬品と香水が混ざり、とんでもない悪臭へと変化することがあります。
ここでの豆知識として最後に紹介するのは、ミンクを使用している洋服のサイズや種類です。バブル期に大流行したロングコートとは90~110㎝のサイズです。次に人気だったのがハーフ。お尻が隠れるくらいの長さで70~90㎝程度です。さらにそれより短い種類としてショートやベストがあります。現代ではロングよりもハーフが人気となっており買取相場も高いことがあります。
5. まとめ
ミンクの毛皮に関するさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい
この毛皮に関連する情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。
まず実家の整理中にミンク製品を発見した場合は、タグを確認して下さい。ブランド名が刺繍されていたら高額買取してもらうチャンス。現在では一部の方にしか人気がないミンクですが、再びブームが来るかもしれませんので、丁寧に保存しておくことも一つの考え方です。