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スレート屋根の寿命はいつ?寿命を延ばすメンテナンス方法などをご紹介!

公開日:2022.12.15 更新日:2024.4.12
スレート屋根の寿命はいつ?寿命を延ばすメンテナンス方法などをご紹介!

「屋根の色が薄くなってきた気がする」「屋根が反り上がっているように見える」「雨漏りしている!」
など、雨や雪、風、日差しや紫外線などの天候や様々な外敵からお家を守ってくれている屋根に劣化症状がみられたら、それは屋根が寿命を迎えている合図かもしれません。
今回は、屋根の中でも最も需要のあるスレート屋根の寿命や、メンテナンス時期の目安などについてご紹介しています。
屋根の特徴や寿命を少しでも長くするためのメンテナンス方法についてもあわせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.スレート屋根の特徴

はじめに、スレート屋根の特徴についてご紹介します。

住宅のスレート屋根の写真

スレート屋根とは、セメントを薄く加工した「スレート」という屋根材を使用した屋根のことです。
具体的には、粘土板岩を板状に薄く加工した「天然スレート」と、セメントと繊維質の素材を混ぜて加工した「化粧スレート」の2種類がありますが、天然スレートは価格が高く日本ではあまり普及していないので、ここでは化粧スレートについて説明します。

スレート屋根は、重量が軽く、家への負担が少ないため耐震性が高いといった特徴があります。他の屋根瓦に比べると価格も安く、デザイン性や色の種類の多さにも優れているため、日本で使用される屋根材としてはもっとも普及されています。
また、商品名である「コロニアル」や「カラーベスト」といった名称で呼ばれることもあります。

見た目的な特徴でいうと、金属製ではなく、平らな板が貼り合わせられた屋根です。

次項ではそんなスレート屋根の寿命についてご紹介します。

2.スレート屋根の寿命

屋根の寿命は10年~20年ほど!劣化が進む前のメンテナンスが重要!

劣化したスレート屋根の写真

スレート屋根の寿命は、およそ10年~20年ほどといわれています。
ただし、こちらの数字はあくまでも目安で、気候条件や交通量といった環境やメンテナンスの有無などによって劣化の進み具合は変わり、耐用年数も前後します。

スレート屋根は、耐久性や防水性が低く、雨漏りなどの被害からご自宅を守るために新築または前回のメンテナンスから10年を目安にメンテナンスを行うことが推奨されています。
また、塗装による防水加工が必須のため、塗装の寿命=ストレート屋根の寿命といっても過言ではありません。

一度雨漏りをしてしまうと、大がかりな工事が必要になり、修理費用も高額になってしまいます。 そのようなことにならないためにも、劣化を放置せず、早めにメンテナンスを行うことをおすすめします。

3.経年劣化による症状

劣化症状に気付いたら、症状の軽いうちにメンテナンスを行うのがベストです!

色があせてきているスレート屋根の写真

スレート屋根の修理やメンテナンスの目安として考えることができる不調のサインのチェックポイントをご紹介します!

■チェックポイント
・色があせてきている

屋根の色が薄くなってくると、紫外線などが原因で塗装の防水性が切れてきているサインです。
そのため屋根の塗り替えが必要になるので、業者へ依頼をして、屋根の状態をみてもらいましょう。

・カビやコケ、藻が発生している
屋根の防水効果が薄れてきて、屋根自体が吸水してしまうと、コケやカビが発生し、屋根自体をもろくしてしまいます。
高圧洗浄などでそれらの汚れを洗い流し、再塗装のメンテナンスが必要になります。

・ひび割れが生じている
防水効果が薄まった状態で放置していると、屋根自体が水分を含むようになります。水分を含んで膨張し、太陽光で乾燥することを繰り返して行くうちに、耐えきれずに屋根にヒビが生じてしまいます。
ひび割れを放っておくと、割れた隙間から水が入り込んで雨漏りにつながる恐れがあります。 ヒビが見つかった場合は、補修工事と再塗装が必要になります。

・屋根が欠けている
屋根のヒビを放置していると、屋根の欠けにつながります。
欠けた屋根の破片が落ちてきたといった事故にもつながる恐れがあるので、見つけた場合は早めの修理が必要です。
欠けが小さい場合は補修、大きな場合は部分交換、欠けた箇所が多い場合は葺き替えなどが必要になります。

・屋根が反っている、浮いている
ヒビと同様に、屋根自体が水分を吸収するようなり、太陽光で表面から急速に乾いていくと、屋根材が反った状態になってしまいます。
反りが進行すると、少しの衝撃で割れてしまいます。また、台風などの横殴りの雨が発生した場合は、浮いた隙間から雨水が浸入する恐れがあります。
一度反り返ってしまったら元には戻らないので、補修工事や葺き替えといったメンテナンスを検討してください。

・棟板金の釘が抜けている
スレート屋根には、屋根材を固定している棟板金というものがついています。 時間が経つと熱膨張などが原因で、この棟板金を固定している少しずつ釘が抜けてきます。それを放置していると、雨水の浸入を許してしまい、内部の腐蝕につながります。
屋根の頂部にあるものなので、実際に目で確認するのは難しいかも知れませんが、もし発見した場合は早めに業者へ依頼するようにしてください。

・室内に雨漏りが発生している
雨漏りが発生している場合は、早急な修理が必要です。雨漏りを放置していると、最悪の場合、お家の倒壊などにもつながる恐れがあります。

ただし、素人が高く足場の悪い屋根の上にあがるのは大変危険です。地上から見上げたり、お近くにご自宅より高い建物があればそこからチェックするようにしてください。
屋根の修理業者の中には、無料で現地調査を行ってくれるところもあります。 そちらもぜひ活用してみてください。

4.メンテナンス方法

スレート屋根のメンテナンス方法についてご紹介します。

塗装されたスレート屋根の写真

スレート屋根のメンテナンス方法は大きく分けると、「塗装」「葺き替え」「カバー工法」があります。

屋根の寿命を延ばすために行う方法が「塗装」です。
防水効果がなくなってしまった屋根に塗装を行うことで、再び防水性を与えることができます。スレート自体はもともと防水性がないので、塗装をおこなうことで劣化の原因となる水分から守り、寿命を長持ちさせることにつながります。

屋根の劣化が進んで、塗装やカバー工法では対応できない雨漏りなどの症状がみえたときには「葺き替え」が必要になります。
今ある屋根材をすべて撤去して、新しい屋根材に交換するといった大がかりな工事になります。

屋根のヒビ割れや欠けがあった場合は、今ある屋根材の上に新しい屋根材を重ねる「カバー工法」が必要になります。
古い物の撤去費用などがかからない分、葺き替え工事よりは費用が安く済みます。

葺き替え工事となると、費用も膨大になってしまうので、そうなる前に定期的に塗装工事などのメンテナンスをして、屋根の寿命を少しでも長くできるようにしましょう。

5.まとめ

定期的なメンテナンスを行い、経年劣化を防ぐことが重要!

太陽光パネルがついたスレート屋根の住宅の写真

屋根の種類の中でもスレート屋根の寿命についてご紹介しました。

スレート屋根の寿命は10年~20年ほどといわれていますが、塗装などのメンテナンスを行うか行わないかでその寿命は変わってきます。 劣化が進むと、葺き替えといった大がかりな工事が必要になります。費用も膨大になってしまうので、定期的にメンテナンスを行って屋根の寿命をより長いものにしてください。

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