蚊取り線香は蜂にも効果あり?!具体的な効果や蜂の追い払い方について解説します
公開日:2022.7.4 更新日:2024.4.17
夏の風物詩として親しまれている蚊取り線香。
本来は蚊を退治するアイテムですが、蜂対策としても使用できることをご存じでしたか?
この記事では、そんな蜂対策における蚊取り線香の効果について解説します。
また、蚊取り線香以外の蜂対策グッズ等もご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
夏の風物詩として親しまれている蚊取り線香。
本来は蚊を退治するアイテムですが、蜂対策としても使用できることをご存じでしたか?
この記事では、そんな蜂対策における蚊取り線香の効果について解説します。
また、蚊取り線香以外の蜂対策グッズ等もご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
蜂対策グッズとして紹介されることもある蚊取り線香。本来は蚊を追い払うためのグッズですが、蜂に対しても一定の効果があります。
その理由は蚊取り線香に使用されている成分にあります。
蚊取り線香にはピレスロイド系の殺虫成分が使われています。
ピレスロイドとは、天然の除虫菊の花に含まれる殺虫成分『ピレトリン』とよく似た化合物を総称した言葉で、速効性があり、忌避効果や追い出し効果が期待できます。
蚊取り線香に火をつけることで、熱によりその成分が空気中に漂い、それらが虫の体内に入ると神経に影響を及ぼして駆除できます。
蜂に対してもある程度の効果が期待でき、蚊取り線香の煙を充満させることによって、蜂が屋内に侵入しにくくさせます。
さらに日中活動している蜂に対しては、蚊取り線香の煙があることで巣作りを妨害することができます。
また、蚊取り線香に使用されている成分は人体への影響が少なく、予防グッズとしては非常に使い勝手が良いです。
ただし、蚊取り線香自体には蜂を殺傷する効果はありません。
蜂の神経に影響こそ与えるものの、あくまで気絶させるまでであり、駆除することはできません。
そのためきちんと駆除したい場合は、後述する蜂対策グッズを使用するか業者に連絡して駆除してもらうかのどちらかになります。
蚊取り線香以外でも蜂対策に使えるグッズがあります。おすすめのグッズは次の通り。
・殺虫スプレー
最も手軽な予防方法は殺虫スプレーを使うこと。市販されている駆除スプレーには蜂が嫌いな成分が多く含まれているので、かけておいたところには蜂がよって来なくなります。
ただし、効果の持続は2週間ほどとなります。
・燻煙剤
蚊取り線香と同じく、虫にとって嫌な成分を含んだ煙を室内に充満させます。密閉空間であれば蜂の殺傷効果が期待できます。
ただし、効果が高い物は人体にも有害であるため、取り扱いには注意が必要です。
・木酢液やハッカ油
木酢液やハッカ油には蜂が苦手な香りがあります。巣があった場所や巣が作られそうな場所に撒いておくことで蜂の侵入を防いでくれます。
スプレーと同じく2週間ほどで効果がなくなりますので注意しましょう。
・農薬
農薬も蜂対策として利用することができます。農薬は多くの昆虫に対して効果を発揮してくれるので、蜂に対しても使えます。
ホームセンターやインターネット通販などで入手可能です。
ただし使い方に注意しなければならず、使い方を誤ると健康上の被害につながります。
・スズメバチトラップ
飛んでいる蜂を捕獲するためのグッズです。春先に飛んでいる女王蜂を捉えるのに役立ちます。
蜂対策グッズとしては蚊取り線香をはじめ数多くありますが、実際に家の中に入ってきてしまった蜂については、自分で追い払うか専門業者に頼んで追い払ってもらう必要があります。
自分で追い払う場合は、蜂の習性を利用しましょう。
蜂は明るいところを目指して飛ぶので、日中であれば部屋の中を暗くすると、明るい外へと自分で出ていきます。
安全を確保したうえで、蜂を部屋から追い出す具体的な手順は次の通りです。
①安全を確保する
蜂を追い払う前にしなければならないのが身の安全の確保です。蜂の存在に気付いたら、音を立てずにゆっくりとした足取りで部屋を出ましょう。
多くの蜂は好戦的ではなく、こちらがむやみに刺激を与えない限り攻撃してきません。
そのため、大きな音を出したり、蜂に近づいて振り払おうとしたりする行為は危険です。こうした行為は蜂を刺激することになり、蜂に刺されるリスクが高まります。
②蜂を追い出す準備をする
安全を確保できたら、蜂を追い出す準備をします。
まず服装は黒い服は避けるようにしましょう。蜂が嫌いな熊が黒い体であることから、黒色を警戒する傾向があると言われています。
また、甘い香りは蜂を寄せ付けるため、ジュースなどが部屋の中にある場合はすぐに片付けおくようにしましょう。
そのうえで、蜂のいる部屋の電気を消して暗くしておきます。
③窓を開ける
外へと追い出すために、音を立てないように部屋の窓を解放しておきます。
窓が2箇所以上ある場合は、一方の窓にカーテンをかけて光が入らないように注意します。
もし夜に蜂が入ってきて、外に光がない場合は、懐中電灯や車のヘッドライトで外を照らしておくと効果的です。
このように、蚊取り線香などのグッズを使うことで蜂の対策を行うことができます。
しかし夏以降になると蜂の数が増えて、個人の手に負えなくなることもあります。
また、スズメバチのような好戦的な蜂ですと攻撃性が高いので、素人が駆除作業するのは危険です。
そんな時におすすめしたいのが蜂駆除の専門業者です。業者をおすすめしたい理由は次の通り。
・すぐに駆けつけてくれる
民間の蜂駆除業者のいいところは素早い対応を心掛けてくれるところにあり、直接連絡するとすぐに駆けつけてくれます。
自宅近くの業者であれば最短30分で到着することもあります。
・高い駆除効果がある
知識と経験が豊富なので、駆除が困難なスズメバチ等であってもすぐに対処してくれます。
また、使用する薬剤も業者でしか手に入らないものを使ってくれるので、面倒な戻り蜂も簡単にお住まいに寄せ付けません。
・必要な手間を省ける
業者であれば電話1本で自宅まで駆けつけてくれるので、個人での作業の手間を省略できます。
・アフターサービスが充実している
業者では作業が終わってからも、定期点検や被害が再発した際の無償駆除などさまざまなサービスを実施しています。
依頼を検討されている業者がどんなアフターサービスを実施しているか事前に確認しておきましょう。
急に現れた蜂の駆除で頼りになる専門業者ですが、気になるのがその費用。
お住まいのエリアにもよりますが、蜂の巣を駆除する場合は10,000~50,000円程度になります。
さらに巣にいる蜂の数や存在している場所によって駆除費用が異なる場合があります。
このように蜂対策として蚊取り線香などを購入する場合と比べるとお金がかかります。
ただ業者の費用を少しでも安く抑える手段があります。
一つは業者ごとの見積もりを比較すること。
最低でも3社以上見積もりをとると業者ごとの比較がしやすいです。業者によっては電話やメールでの見積もりを受け付けていますが、業者に現場まで来てもらうことでより詳細な見積もり金額を算出してもらえます。
また、見積もりにあたっては費用の安さだけではなく、作業内容の詳細をきちんと確かめておくことも重要です。
特に安いことを強調しているところですと、アフターフォローなど必要な作業が省略されてしまっている可能性があります。
もう一つはお得な割引キャンペーンをやっている業者を検索してみること。
業者によっては期間限定割引やインターネット申し込み限定料金などが適用できるところもあります。
自宅近辺の蜂駆除業者を調べてみて、こうした業者がないかを確認しておくといいでしょう。