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羽アリを駆除する方法とは?おすすめグッズや業者の依頼費用を解説

公開日:2023.4.27 更新日:2024.4.15
羽アリを駆除する方法とは?おすすめグッズや業者の依頼費用を解説

暖かい時期になってきますと、自宅周辺で羽アリを見かけることがあります。4月末~6月頃にかけて発生する羽アリはシロアリの可能性が高いです。
シロアリは自宅家屋にダメージを与える恐れがありますので、すぐにでも対策しておきましょう。

今回はそんな羽アリの駆除方法や業者に依頼した場合の費用についてご紹介します。

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1.羽アリが発生する原因

発生する条件とは?

湿度計を持っている写真

シロアリの羽アリが出現する要因としては、室内環境が大きく関係しています。
羽アリの姿が住宅に出現する要因としては次の通り。

・湿度が高い
羽アリだけではなく、多くの昆虫は高温多湿な環境を好む性質を持っています。そのため、湿気がある場所ですと、どうしても呼び寄せることにつながります。
水回りをはじめとしたところは湿気が溜まりやすく、目に届きづらいため、知らない間に巣を作られているかもしれません。

・光が差し込んでいる
シロアリに限ったことではなく、昆虫は光が差し込んでいるところに寄ってきてしまいます。太陽や蛍光灯など、少しでも日が差していると羽アリを入れてしまう可能性があります。

夏場のように気温が高い季節になりますと、日中は窓を開けたままにしているかもしれません。ただし、そうしておくと知らないうちにご自宅に羽アリを入れてしまうことになります。
特に夜間は家の光が目立ちやすいため、羽アリに侵入されやすいです。
換気を行う目的で窓を開ける際は、くれぐれも羽アリを近づけないように注意しましょう。

・隙間ができている
羽アリは小さい個体であることから、ほんのわずかな隙間からでも侵入されます。玄関や網戸の隙間は自宅への侵入経路になっていることが多いです。

2.羽アリが発生しやすい場所

自宅で気をつけなければならない場所

雨漏りの水をバケツで受けている絵

先ほどまで羽アリが出現しやすくなる条件について紹介していきましたが、ここではそんな羽アリが現れやすい場所について解説します。

・水で濡れた木材のある場所
自宅内でいつも雨漏りしている場所はありませんか。そこをそのまま放置しておくと、羽アリに侵入される恐れがあります。
前述の通り羽アリは高温多湿な環境を好む性質があるため、湿気を多く含んだ木材は要注意です。

また、大雨や洪水が発生した際に床下浸水した場合も、羽アリを寄せ付けることにつながります。
雨漏りをしたり、床下浸水に見舞われたりした際には、一刻も早く修繕を行う必要があります。
他にもファンを稼働させる、湿剤を撒いておくなどしてこまめに湿度を下げる工夫をすることも大切です。

・木が生い茂る場所
森林地帯は羽アリが多く生息しています。そのため、農村部など木が多く生い茂っている場所に自宅がある場合は、羽アリが侵入してくる可能性があります。
たとえ新築でも侵入される危険性があるので、駆除剤をこまめに撒いておくなど適切な羽アリ対策の方法を取ることが大切です。

・最近近所で取り壊しがあった
近所で家の取り壊しが行われた場合も要注意です。取り壊しがあると、そこに潜んでいた羽アリが他の住宅へ移動してくる恐れがあります。

3.羽アリの駆除方法

羽アリ駆除に役立つグッズ

羽アリの殺虫スプレーの写真

ここでは羽アリ駆除方法を行う際に役に立つグッズについてご紹介。
どのグッズもホームセンターやインターネット通販などで気軽に購入することができます。 おすすめしたいグッズは次の通り。

・殺虫スプレー
飛んでいる羽アリを駆除するのに最も有効な方法です。使い方はいたって簡単で、すぐ近くにいる羽アリに向けてスプレーするだけ。
商品よっては6m先まで届くものもあります。蛍光灯や床下換気口といったなかなか手が届きにくい箇所でも使うことができます。

ただし、すでに家の中にシロアリ被害に遭っている場合は殺虫スプレーは使用しないほうがよいでしょう。
ヤマトシロアリという種類のシロアリは警戒心が非常に強く、殺虫スプレーにより危機を感じたシロアリは今まで住んでいた巣を捨てて床下の奥深くまで潜り込んでしまいます。
そうなるとプロの駆除業者でも駆除するのが難しくなってしまいます。

・忌避スプレー
羽アリよけに使われるグッズですが、使い方によっては羽アリ駆除においても効果を発揮してくれます。
忌避スプレーを撒いておいて羽アリを自宅に近づけないようにしていき、殺虫スプレーで寄ってきた羽アリを退治するというやり方がおすすめです。

注意点として、こちらも殺虫スプレーと同様に、シロアリ被害に遭っている場合は使用しない方がよいでしょう。

・ハッカ油
羽アリに限らず、多くの昆虫はメントールに代表される刺激臭を苦手としています。最近ではスプレータイプになっているハッカ油も市販されているので、気軽に使用することができます。
ハッカ油を使用するにあたっては素肌に付着することがないように、長袖、長ズボンで作業を行うことを心掛けましょう。
また、フローリングのように場所によってはシミができてしまうところもあるので、注意が必要です。


このほか、大量発生した羽アリの駆除には掃除機が役立ちます。
掃除機で吸い込まれた羽アリはその風圧により死滅するので、あとは死骸を可燃ごみとして捨てるだけです。

この際もし可能であれば、数匹の羽アリをティッシュや粘着テープなどで捕獲しておいてください。
それを駆除業者に見せることで、その羽アリがシロアリなのかどうかや、なんの種類のシロアリなのかの特定に役立ち、駆除作業がスムーズになります。

4.羽アリを予防するには

具体的な対策

羽アリ予防が行われた住宅の写真

羽アリの駆除方法を理解していても、現れるたびに駆除していったのでは非常に効率が悪いです。
そこで厄介な羽アリが自宅へ入りこまないように予防をしておく必要があります。
具体的な予防策は次の通りです。

・羽アリが住み着きづらい環境にする
羽アリを寄せ付けないようにするには、シロアリが好まない環境を作っていくことが肝心。
湿度が高い場所であれば換気を行うようにしましょう。また、シロアリは木を主食としているので、木材や木くずといったものを自宅の庭に置いてある場合は、すぐに処分しましょう。

・網戸を取り付けておく
夏の暑い時期になると熱気を逃すために窓を開けておきたいと思われるかもしれませんが、羽アリを自宅に入れてしまう原因となります。そのため、窓には必ず網戸を取り付けることが大切です。
羽アリは体長7〜9mm程度ありますので、これ以下の隙間を基準に選ぶといいでしょう。

・点検する
羽アリはいつまた自宅に侵入されるかわかりません。ですので、ご自宅周辺は定期的に点検しておきましょう。通気口や点検口といった侵入されやすそうな場所を調べてみて、どこが侵入されやすいか調べておきます。
個人でやるのはもちろんですが、業者に調べてもらうのも手です。

5.羽アリの駆除を業者に依頼した場合の費用はいくら?

業者の費用相場

費用相場のイメージ写真

羽アリの駆除方法は個人でも実践することは可能です。
しかし、素人による作業ですとどうしてもムラが生じてしまい、自宅にある羽アリを完全に駆除できないこともあります。

そこでおすすめしたいのが羽アリ駆除の専門業者。ただ業者と聞くと一番気になるのがその費用だと思います。

羽アリ駆除を業者に依頼した場合の費用相場としては1㎡につき3,000円、1坪ですと5,000~10,000円ほどとなります。

また、基本の作業費以外にも高所にて作業をしたり、業者に現場まで出張に来てもらったりした場合は、別途追加費用が加算されることもあります。

何かとお金のかかる羽アリ駆除ですが、その費用を少しでもお得にするために活用していただきたいのが見積もりです。

最近では多くの業者が無料見積もりの相談を受け付けています。
最低でも3社以上から見積もりをとっておくと、その地域にある業者の費用相場をある程度把握することができます。

また、見積もりを確認する際は、費用の部分だけでなく、業者の作業内容にも注目しておきましょう。
安さにどうしても目が行きがちになりますが、極端に費用が安い場合は必要な作業や定期点検などアフターサービスが含まれていないことが多いです。
オプションサービスと称して、不要な作業の費用を後から請求されることもあるので、見積もりをとる場合には費用の内訳もしっかり確認しましょう。

そのほか、見積もりは競合他社への価格交渉にも使用できることがあります。

監修

一級建築士事務所 ROY株式会社

12年にわたりシロアリ駆除サービスを提供。これまでの駆除実績は11,316件と技術の高さを証明する。(※累計駆除件数2010年1月〜2022年5月)
建設業の免許があるため、建物の構造面から行う害虫駆除を得意とし、不必要な薬剤や材料を使うことのない安心・安全・確かな施工を手掛ける。
一級建築士事務所として数々のリフォーム実績もあるため、シロアリ被害が深刻な場合に必要になる建物の補修にも対応可能。
<資格・著書・受賞歴など>

シロアリ防除施工士
蟻害・腐朽検査士
一級建築士事務所 神奈川県知事 第16860号
特定建設業 国土交通大臣許可 (特-31) 第27424号

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