部屋に染み付いた臭いを消すにはどうすればいい?おすすめの消臭対策とは
公開日:2025.3.12
部屋に臭いが染み付いてしまうと、どうしても気になるもの。
臭いをそのまま放置しておくと、気持ちが悪いだけではなく健康に影響を与える可能性もあります。
この記事では、部屋に染み付いた臭いを消す方法について分かりやすく解説します。
部屋に臭いが染み付いてしまうと、どうしても気になるもの。
臭いをそのまま放置しておくと、気持ちが悪いだけではなく健康に影響を与える可能性もあります。
この記事では、部屋に染み付いた臭いを消す方法について分かりやすく解説します。
部屋に臭いが染み付いてしまうと、なかなか取れずに嫌な気持ちになってしまうものです。では、部屋に臭いが染み付く原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
原因は以下の4種類に分けられます。
①食べ残しや油汚れなどによるキッチンの臭い
キッチンの匂いの多くは、腐敗した生ゴミや酸化した油汚れから生じています。
キッチンの排水口には特に注意が必要です。排水口には食材のカス、洗剤、お皿に付着した油汚れなどが流れ込むので、細かい部分が汚れていることがあります。
また、コンロ周辺の油はねは、時間が経つことによって独特の匂いが生じます。
②靴に染み付いた汗や皮脂による玄関の臭い
玄関の臭いの原因は、皮脂や靴に染み付いた汗によるものがほとんどです。
人は足裏にも汗をかくので、短時間でも靴を履くと靴に汗が染み込んでしまいます。その靴をそのまま保管すると、時間と共に雑菌臭などが発生してしまいます。
③布製品に付着した汗・皮脂・カビなどによるリビングや寝室の臭い
カーテン、クッション、ベッド、衣類といった布製品は、さまざまな臭いを吸着してしまうという特徴があります。皮脂汚れから生じる雑菌臭や寝汗が布製品に付着すると、掃除してもなかなか臭いが取れません。
また、室内の湿度が高いとカビ臭が生じてしまう恐れがあります。
④アンモニアや皮脂などによる浴室やトイレの臭い
浴室やトイレの臭いは、皮脂やアンモニアなどが原因で発生する場合が多いです。
トイレの臭いについては、家族の中に立って用をたす男性がいる場合、特に注意が必要です。男性が立って用をたすと、跳ね返った尿が壁や床に付着して臭いの原因になります。厄介なアンモニア臭を防ぐには、トイレ全体の掃除が必要です。
お湯を使用する浴室では、こびりついた洗剤や皮脂などを食べて増殖する雑菌の臭いやカビ臭が生じる恐れもあります。
部屋に染み付いた臭いを消すための最も手軽な方法は、定期的な換気です。しっかり空気を入れ替えることによって湿気の滞留を防ぐことができますし、一時的に臭いを外に排出することができます。1回の換気は5分~10分程度で問題ありません。
また、窓を開けるだけだと風の通る場所と通らない場所でムラが生じてしまうので、扇風機やサーキュレーターを活用し、部屋の隅から隅まで空気を循環させるような形で換気を行いましょう。
さらに、日頃から簡単な掃除をしておくだけでも、部屋に染み付いた臭いを消すのに効果があります。
たとえば、キッチンの臭いの大きな原因は排水口に流れ込んだ食材のカス、お皿に付着した油汚れ、洗剤などの汚れですが、こまめな掃除でこれらの汚れを取り除いておけば、悪臭がひどくなる前に臭いを消すことができます。
トイレのアンモニア臭についても、定期的なトイレ全体の掃除によって付着した液体を除去することで、臭いを消すことが可能です。
掃除は、悪臭がひどくなる前に日頃からやっておくようにしましょう。
身近な道具を活用して、部屋に染み付いてしまった臭いを消すという方法があります。具体的な方法は以下の通りです。
①濡れたタオルを振り回す
濡れたタオルのような、水分を含んだ布を振り回すと、臭いの成分を布に吸着させることができます。換気と同じで手軽にできますし、短い時間でも一定の消臭が可能なので、魚料理によって生じるような強い臭いを急いで消したい場合に効果的です。
しかし、カーテンや壁紙といったものに染み付いた臭いは消せないので注意が必要です。あくまでも応急処置だと認識しておいた方が良いでしょう。
②炭を使って脱臭・除湿する
湿気による臭いが気になる冷蔵庫、玄関の靴箱、クローゼットの中に炭を置くという方法があります。
炭は「天然の消臭剤」と評されることもあり、臭いを大量に吸着するという特徴があります。また、消臭だけでなく除湿の機能もあります。
月に一度ぐらいの頻度で炭の天日干しを行い、しっかりと湿気を飛ばしておけば、それほど頻繁に手入れする必要がないのも魅力的です。
③緑茶の茶葉やコーヒーの出がらしを炒める
茶葉やコーヒーの出がらしを、香りが立つまで弱火でゆっくりと炒めることで、部屋の気になる臭いを消すことが可能です。
焼肉などの臭いが部屋に残ってしまった時にこの方法を実践すると、短時間で消臭することができます。
また、お茶の出がらしや乾燥させたコーヒーなどは消臭剤としても活用可能なので、靴箱など臭いが出やすい場所に置いておくのもおすすめです。
部屋に染み付いた臭いを消すための方法として、王道だといえるのが消臭剤や脱臭剤を使った方法です。
消臭剤や脱臭剤を使う際に重要なのは、場所に合った商品を選ぶということです。リビングや寝室に使用するための消臭剤や脱臭剤もあれば、トイレで使用するためのものもあります。
高い効果を得たいのであれば、臭いを消したい場所に合った商品を選びましょう。
香りがついている消臭剤を使用すると、他の臭いと混じり合って嫌な臭いが生じてしまう恐れがあります。そうなってしまうと本末転倒です。それを防ぐためにも、無香料の消臭剤を選ぶことをおすすめします。
香りのついている消臭剤を使用したいのであれば、ある程度臭いを消してから設置するようにしましょう。
消臭剤も脱臭剤もスーパーやホームセンターで簡単に購入することができます。もちろん、通販サイトでも購入可能です。
種類も豊富にありますから、きっとご自分にあった商品を見つけることができるはずですよ。
信頼できる専門の業者に消臭を依頼するのは、部屋に染み付いた臭いを消すための方法として有効だといえます。
日本には悪臭防止法という法律があり、臭気強度は以下のように、0〜5の6段階に分けられています。
臭気強度0:臭いを感知しない(無臭)
臭気強度1:臭いを知覚する(感知可能なレベルの臭い)
臭気強度2:何の臭いであるかわかる(弱い臭い)
臭気強度3:容易に感ずる
臭気強度4:強く感じる
臭気強度5:非常に強く感じる
一般的には、臭気強度が3を越えてしまうと、苦情が出るレベルだとされています。
脱臭や臭いを消すための除菌などを専門業者に依頼する場合、部屋の面積や臭気強度によって費用が変わります。
【臭気強度が0~1の場合】
部屋の広さ15㎥〜30㎥:約3,000〜10,000円
部屋の広さ30㎥〜60㎥:約6,000〜20,000円
部屋の広さ60㎥〜120㎥:約12,000〜30,000円
部屋の広さ100㎥以上:約50,000円〜
【臭気強度が2~3の場合】
部屋の広さ15㎥〜30㎥:約10,000〜24,000円
部屋の広さ30㎥〜60㎥:約20,000〜48,000円
部屋の広さ60㎥〜120㎥:約30,000〜72,000円
部屋の広さ100㎥以上:約100,000円〜
【臭気強度が4~5の場合】
部屋の広さ15㎥〜30㎥:約24,000〜60,000円
部屋の広さ30㎥〜60㎥:約48,000〜90,000円
部屋の広さ60㎥〜120㎥:約72,000〜150,000円
部屋の広さ100㎥以上:約120,000円〜
専門業者に部屋に染み付いた臭いを消す作業を依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。口コミなどを参考にしながら複数の業者を選び、それぞれの業者の話を聞いてみてから、どの業者に依頼するかを決めましょう。
複数の業者から見積もりを出してもらえば、どの業者に依頼するのが最もコストパーフォーマンスが良いのか比較することも可能です。