1.カビ臭い部屋には消臭剤を使うのが一番!
消臭と同時に除菌を行うことも可能
部屋がカビ臭いと感じたときの対処法として、消臭剤を使ってカビの臭いを和らげる方法があります。手軽に取り入れやすく、すぐに室内の不快感を軽減したい場合に選ばれやすい対策です。
消臭剤はスーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンター、通販サイトなどで販売されています。価格も比較的手頃なものが多く、必要なときに入手しやすい点も特徴です。
市販されている消臭剤の中には、臭いを抑えるだけでなく、除菌効果を備えたタイプもあります。可能であれば、消臭と除菌の両方に対応した製品を選ぶと、空間をより清潔に保ちやすくなります。
ただし、除菌効果がある消臭剤であっても、カビそのものを取り除くことはできません。カビの発生源を除去したうえで、空間に残ったカビ臭さへの対処として消臭剤を使うことが重要です。
除菌効果のある消臭剤を併用することで、臭いの対処と同時に、再びカビが発生しやすい状態を抑える効果も期待できます。
2.カビ臭い部屋の消臭剤の使い方:スプレータイプ
スプレータイプの消臭剤は種類が豊富
消臭剤にはさまざまなタイプがありますが、一般的に使われているのがスプレータイプの消臭剤です。ここでは、スプレータイプの消臭剤を使った対処の流れについて整理します。
カビ臭い部屋の消臭をスプレータイプの消臭剤で行う場合は、次の順番で進めることが大切です。
①カビが生えている場所を確認する
まずは、どこにカビが発生しているのかを把握します。一見するとカビが見当たらない場合でも、ソファーや本棚、ベッドの背面など、普段目に入りにくい場所にカビが生えていることがあります。見える範囲だけで判断せず、周囲を丁寧に確認しましょう。
②カビを取り除く
カビが発生している場所を特定できたら、ティッシュや雑巾などを使ってカビを拭き取ります。カビは身体に悪影響を及ぼすこともあるため、素手で触れず、直接接触しないよう注意が必要です。
③スプレータイプの消臭剤を使う
カビを取り除いたあとに、スプレータイプの消臭剤を吹きかけます。このときは、除菌効果のあるスプレータイプの消臭剤を使うことで、臭いへの対処と再発予防の両方を意識できます。拭き取り後の箇所を中心に、適量を使うようにしましょう。
3.カビ臭い部屋の消臭剤の使い方:置く・貼るタイプ
置く・貼るタイプは持続時間が長い
消臭剤には、スプレータイプ以外にも、置くタイプや貼るタイプの消臭剤があります。これらのタイプには、次のような特徴があります。
・持続時間が長い
置く・貼るタイプの消臭剤は、中身がなくなるまで消臭効果が続きます。スプレータイプのように都度使う必要がなく、効果が長く続きやすい点が特徴です。
・手間がかからない
スプレータイプの場合、カビ臭さを感じるたびに臭いの元へ吹きかける必要があります。一方で、置く・貼るタイプは設置しておくだけで効果を発揮するため、日常的な手間を減らすことができます。
カビ臭い部屋の消臭を、置く・貼るタイプの消臭剤で行う場合は、次の順番で進めましょう。
①カビが生えている場所を確認する
まずは、どこにカビが発生しているのかを丁寧に確認します。部屋がカビ臭いにもかかわらず目に見えるカビがない場合は、大きな家具の裏や隙間などもチェックしてみてください。
②カビを取り除く
置く・貼るタイプの消臭剤には、カビそのものを除去する効果はありません。そのため、ティッシュなどを使って、発生しているカビを事前に取り除いておく必要があります。
③置く・貼るタイプの消臭剤を設置する
カビを取り除いたあとに、置く・貼るタイプの消臭剤を設置します。カビの発生源を除去したうえで設置することで、残ったカビ臭さへの対処と再発予防の両方を意識できます。製品ごとに効果が持続する期間が決まっているため、交換時期を確認しながら使い続けましょう。
4.消臭剤以外でカビ臭い部屋の臭いを消す方法
換気や掃除も効果的
部屋のカビ臭さを取り除く方法は、消臭剤だけではありません。消臭剤以外の対処法として、次の4つが考えられます。
①こまめな換気
換気を定期的に行うことで、室内の湿度を下げやすくなり、カビが発生しにくい環境を保つことができます。湿気を減らすことで、カビが好む条件を作りにくくなる点がポイントです。さらに、空気中に漂うカビ胞子を外に逃がすことで、カビ臭さの原因を減らす効果も期待できます。
②定期的な掃除
部屋の中に汚れや埃がたまりやすい状態だと、カビは発生しやすくなります。カビが増えにくい環境を維持するためにも、日頃から掃除を行い、清潔な状態を保つことが大切です。埃がたまりやすい場所にはモップをかける、汚れが付着しやすい部分は濡れた雑巾で拭くなど、場所に合った方法で掃除を続けましょう。
③熱湯を使ってカビを除去する
カビ本体を取り除くことで、カビ臭さの原因そのものを減らすことができます。およそ60℃の熱湯をカビが発生している部分に直接かけることで、カビを死滅させることが可能です。ただし、熱湯を使えるのは洗面台や浴室などに限られ、床や家具には適さない点に注意が必要です。
④脱臭機の設置
脱臭機は、空気中に含まれる悪臭成分を取り除く働きがあります。臭いの原因となる成分を分解する仕組みのため、空間全体の臭い対策として使われます。消臭剤を使ってもカビ臭さが改善しない場合は、脱臭機の設置を検討するのも一つの判断です。
5.消臭剤でも取れない部屋のカビ臭さはハウスクリーニング事業者へ依頼
複数の専門業者から見積もりをとることが大切
消臭剤を使っても部屋のカビ臭さが改善しない場合は、ハウスクリーニング事業者にカビ取りを依頼する方法も検討できます。部屋のカビ取りを専門業者に任せることには、次のようなメリットがあります。
①カビを根本から取り除ける
カビ取り専門業者が使用する薬剤は、高濃度でカビをしっかり除去できるものが使われます。作業後の安全性にも配慮されているため、カビ取り後も安心して室内で生活しやすい点が特徴です。
②手が届かない場所や広範囲のカビにも対応できる
カビは天井裏やエアコン内部など、手が届きにくい場所にも発生しやすく、高所作業には転落や転倒のリスクがあります。専門業者に依頼すれば、そうした場所でも安全かつスムーズにカビを除去してもらえます。
③健康面のリスクを避けられる
カビの中には、身体に悪影響を及ぼす種類もあります。自分でカビ取りを行うと、作業中にカビを吸い込んでしまう可能性がありますが、専門業者に任せることで、そのような健康リスクを避けやすくなります。
カビ取りの費用相場は、1㎡あたり約2,000〜3,000円程度とされています。ただし、カビの広がり具合や使用する薬剤、作業時間や人数によって費用は前後します。
依頼する際は、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。比較することで、作業内容と費用のバランスを見極めやすくなり、納得して依頼できる業者を選びやすくなります。