シロアリ駆除業者の悪質な手口とは？優良業者との見分け方を解説

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1.シロアリ駆除業者の悪質な手口とは？

不安を煽り不要な工事を迫る

シロアリ駆除を迫る悪質な業者は、訪問時にわざと不安を煽る発言をして、強引に契約を取ろうとすることがあります。

具体的には、「今すぐ対策をしないと大変なことになる」などと大げさにアピールし、すぐに駆除依頼をするよう営業をかけてくるケースが多いです。
シロアリ駆除を専門としている業者からそのようなことを言われると、「自宅をこのままの状態にしておくのは危険ではないか」と考えてしまうため、勧められるがまま作業を頼んでしまいがちです。

なかには嘘をついてまで不安を煽り、契約させようとする業者もいます。
たとえば現地で撮影した写真をそのまま使わず、わざと被害が大きく感じるように加工してから見せる手口もあります。
また、他の家で撮影した写真を使用したり、シロアリをわざと持ち込んで撮影したりするケースもあり、悪質な手口によって被害を受けてしまう方もいるのが事実です。
悪質な業者が嘘をついているとしても、不安を煽られると冷静に状況を判断するのが難しくなり、嘘であるのを見破るのが難しくなります。

結果として高額な作業料金を支払ってしまい、騙されてしまう方もいるため、悪質なシロアリ駆除業者を見分けるための知識を得ておくのが大切です。

2.悪質なシロアリ駆除業者を見分けるポイント

訪問販売には要注意

シロアリ駆除業者に限らず、悪質な営業を行う業者は訪問販売を行っているケースが多いです。
もちろん、訪問販売自体がすべて問題というわけではありませんが、何の前触れもなくいきなり家に訪れる業者には十分な警戒心を持つことが大切です。

手口としては、ある日突然住人に家を訪れて現地調査を行い、不安を煽るような言葉を言って工事を行うよう勧めてきます。
また、「今だけ床下点検を無料で行っている」「このキャンペーンは現在だけしか行っていない」と伝えてお得感をアピールし、どうにか現地調査をする話へ持っていこうとする手口も多いです。

業者に訪問されると断りにくいと感じてしまう方もいますが、ここでしっかり断らないと強引に契約を迫ったり、嘘をつかれたりしてしまいます。
そのため、悪質な手口に騙されないためには、そもそも訪問販売を行う業者を自宅に上げないように心がけてください。

注意したいのが、シロアリ駆除の契約を目的にしながら、別の理由を口実に訪問する業者も存在することです。
例えば、業者が「無料で屋根の点検をします」と言って訪問するケースがあります。点検を依頼すると、業者は屋根に上り、その後、「屋根に大きな問題はありませんが、念のため床下も確認した方が良いです」と勧めてきます。
そして、床下を点検した後に「シロアリ被害を発見しました」と嘘をつき、高額なシロアリ駆除の契約を迫ることがあります。
もちろん、相手が親切心からアドバイスしてくれていることも考えられますが、その場で即決せず、他の業者に相談するなど冷静に判断することが重要です。

訪問販売を行っている業者すべてが悪質とは言い切れませんが、基本的にその傾向があるのは間違いありません。
確実に悪質な業者を避けるためには、訪問販売による営業をさせない、相手にしないなどの心がけが大切です。

3.悪質なシロアリ駆除業者に騙されないためのポイント

冷静に対応することが大切

先述したように悪質なシロアリ駆除業者は不安を煽る手口を使います。
いかにシロアリ被害は危険なのかを説明しつつ、現状ではリスクが高い点をアピールします。

しかし、不安を煽られたからといって慌ててしまっては、相手の思うつぼです。
落ち着いて対応できないと相手の嘘に騙されてしまい、高額な契約費用を支払う羽目になります。

シロアリによる被害があると、住まいにダメージがかかるのは事実ですが、まずは何を言われても冷静に対応する点を心がけましょう。

また、悪質なシロアリ駆除業者は、その場で契約するよう迫る傾向がありますが、決してその手口に乗ってはいけません。
その場で費用を伝えられただけでは、その金額が相場とかけ離れていないかが判断できないためです。
そもそもサービス内容にアフターサポートは含まれているのか、施工内容は自分の家に適しているものなのかなど、じっくり考える必要があります。

たとえ「この業者に依頼したい」と感じたとしても、その場では契約をしないようにしてください。
できれば他の業者と比較したり、インターネットで情報収集したりする時間を設けるのがおすすめです。
相手がその場での契約を煽ってきたとしても、気持ちを乱されないよう冷静に対応するよう心がけてください。

4.悪質なシロアリ駆除業者に騙された時の対処法

一人で解決できない場合は消費者センターに連絡

もし訪問販売による営業に騙されてしまった場合は、クーリングオフができる場合があります。
ただし、訪問販売によるクーリングオフができるのは、「契約から8日以内」「契約した場所が業者の事務所以外」「個人での契約」などの条件に該当する必要があります。

つまり、自宅に訪問してきた業者と個人で契約しており、契約日から8日以内の場合はクーリングオフが可能です。

解約は郵送でクーリングオフをしたい旨の書類を送るだけなので、方法は簡単ですが、なかには「クーリングオフは受け付けられない」と断る業者もいます。
また、作業を断っているのに無理矢理自宅に上がり込み、施工を済ませてしまおうと考える悪質なシロアリ駆除業者も多いです。

もし一人で対応できない場合は、消費者センターに相談してみてください。
消費者センターは商品サービスに関する苦情や相談などを受け付けている窓口です。消費者関連の問題を解決できるよう、場合によっては業者と直接交渉してくれる場合もあります。

誰でも利用できるサービスですが、各地方自治体に設置されているので自分が住んでいる自治体の消費者センターに問い合わせる必要があります。
インターネットで検索するか、消費者ホットラインの「188」に電話をすると該当の問い合わせ先がわかります。
消費者ホットラインは休日相談にも対応しているため、すぐにでも局員による対応が必要なときでも安心です。

5.悪質なシロアリ駆除業者を避けるためには複数の業者に相談しよう

信頼できるサービスと適正な価格を比較検討しよう

悪質なシロアリ駆除業者を避けるためには複数の業者に見積もりを依頼することが効果的です。その理由は以下の通りです。

1. 適正な判断ができる
悪質な業者は、必要以上に高額な料金を請求したり、不必要な作業を勧めてくることがあります。
複数の業者に相談することで、価格やサービス内容を比較し、適正な判断ができるようになるので、悪質な業者の不当な提案を見抜きやすくなります。
悪質なシロアリ駆除業者は極端に高額な費用や不明瞭な見積もりを提示してくることが多いので、その時点で除外できるでしょう。


2. 冷静に対応できる
悪質な業者は、契約を急がせたり、不安を煽るようなことを言ってくる場合があります。しかし、他の業者の意見も聞くことで、冷静に対応する余裕が生まれます。
複数の業者に話を聞いておくと、「本当に急ぐ必要があるのか？」と考え直すきっかけになります。

3. 正しい情報を得やすい
悪質な業者は、被害状況や必要な対策について誤った情報を伝えてくることがあります。複数の業者に相談することで、異なる意見や診断を比較できるため、正しい情報を得やすくなります。これにより、嘘や誤解を見抜きやすくなります。

4. 評判を確認できる
複数の業者と話をする過程で、それぞれの評判や口コミを調べることができます。評判が悪い業者を避けるためには、事前にネットで口コミやレビューを確認することが大切です。信頼できる業者は、口コミでも良い評価が多い傾向にあります。

このように、複数の業者に相談することは、悪質なシロアリ駆除業者を避けるために非常に有効な方法です。信頼できる業者を選ぶためには、まず複数の意見を聞くことが重要です。
とくに普段シロアリ駆除に関する情報に触れていないと、相場やサービスの仕組みなどはわからないでしょう。その結果悪質なシロアリ駆除業者の手口に騙されてしまうリスクもあるため、相見積もりはトラブルを回避するための対策法となります。

また、比較していると良心的な価格帯で真摯に対応してくれる業者と出会えるようになります。
信頼できる業者と出会えれば、悪質な手口を使うシロアリ駆除業者に騙される心配もなく、営業をかけられても「他の業者に依頼している」と伝えて断りやすくなるでしょう。

悪質な手口を使わず、丁寧にシロアリ駆除を行ってくれる業者もいるので、多少面倒でも複数の業者に見積もりを取るようにしてください。
焦らずじっくりそれぞれの業者を比較すれば、安心して施工を依頼できる状態になります。

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