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水道の蛇口が固くて回らない場合の対処法

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.3
水道の蛇口が固くて回らない場合の対処法

「蛇口が固くて水が出せない!」という経験はありませんか?水は毎日必ず使うもの。必要なときにちゃんと水が出なければ困りますよね。この記事では、蛇口が回らなくなる原因や自分でできる簡単な対処方法、水道の業者にお任せして修理してもらったほうがいいケースについて、順番にご説明します。蛇口が回らない!水が出ない!といって慌てることなく、冷静に対処していきましょう。

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1. 水道の蛇口が固くなる原因

水道の蛇口が固くなる原因とは何でしょうか?

年季の入った蛇口の根元の写真

まず考えられるのは、経年劣化によるバルブの故障です。長年使い続けることで水栓の内部にあるバルブと呼ばれる部分が壊れると、蛇口が回らなくなります。また、バルブが壊れると蛇口が回らなくなるだけでなく、水圧の影響を受けて水漏れが起こる原因にもなるので要注意です。

次に考えられる原因は、蛇口部分のグリス(潤滑油)切れ。長期間の使用によってグリスが切れると滑りが悪くなり、蛇口が回らなくなる原因になります。

他に考えられる原因として、水栓の先端にあるスパウトと呼ばれるパーツに水垢が溜まることが考えられます。水道水には微量のミネラルが含まれているため、水分が蒸発すると結晶化して水垢に。

構造上、スパウトには水垢が溜まりやすくなっているため、長い時間をかけて徐々に溜まった水垢が邪魔になり、蛇口が動きにくくなってしまいます。

これら以外で考えられる蛇口が回らなくなる原因は、蛇口表面のサビ。蛇口は本来、サビに強い素材で作られているのですが、長期間使い続けることで徐々に部品はサビてしまいます。

2. 自分でできる!固い水道の蛇口を滑らかにするために

ではどうすれば固い水道の蛇口を滑らかにできるのでしょうか?

蛇口のハンドル部分の写真

まずは蛇口部品のグリス切れの場合。部品にグリスを補充することで、蛇口の動きが滑らかになります。グリスについては、「シリコングリス」と呼ばれる専用のグリスをホームセンターで購入してください。

もしも長年の使用によって部品の消耗が激しい状態だった場合は、蛇口を新しいものに取り替えたほうがいいでしょう。

水道水の中のミネラル成分が溜まって白い結晶になってしまったときは、まずは蛇口を分解して結晶を取り除く必要があります。その後にグリスを塗ることで、蛇口の固くなってしまった部品の動きを滑らかにすることができるでしょう。

次に、蛇口の滑らかな状態をキープするために、どのような対策をとることができるでしょうか?

水道が固くなる原理として、水栓の先端にあるスパウトと呼ばれるパーツに水垢が溜まりやすいという問題があります。蛇口が固くならないよう、あまり頻繁に使うことのない蛇口でも、1ヶ月に1度くらいはスパウトを動かすようにしましょう。同時に、蛇口内部に結晶が溜まらないよう、定期的に掃除するようにしましょう。

3. 自分でできる!固い水道の蛇口の開け方

では、どうすれば固くなった水道の蛇口を開けられるのでしょうか?

タオルを使って蛇口のハンドルを回している絵

一番簡単な方法は、タオルなどの布製品を使うこと。素手で蛇口を回そうとすると手の力が上手く伝わりにくいという問題がありますが、間に布を挟むことで手の力が上手に伝わるようになります。

蛇口にタオルを巻きつけ、片手ではなく両手でしっかりと蛇口を掴んで回しましょう。もしも両手を使っても蛇口が回らない場合は工具を使ってみてください。

その他の方法として、蛇口を自分で分解洗浄することもあげられます。蛇口本体を壁から取り外すというような大掛かりな分解ではなく、ハンドルの部分を取り外すだけでOK。ハンドル部分の洗浄をおこなってミネラルの結晶を取り除き、グリスを塗りましょう。塗るときには水道の元栓や止水栓はしっかりと閉めておきましょう。

バルブを外して塗っても、バルブの内部に注入する形で塗ってもどちらでも問題ありません。グリスがなじむまで少し時間がかかりますが、効果が出るまでしばらく待ちましょう。

グリスを購入して塗るという作業が大変であれば、スピンドルやパッキンと呼ばれる部品を新品のものと交換するのも有効です。また、ハンドル式の蛇口をレバー式に交換することで、蛇口が固くなってしまう問題を避けることも可能です。

それでも蛇口が固くて回らない場合、無理に蛇口を回そうとすると配管に負担がかかって水漏れの原因となってしまうことも。修理業者に修理の依頼をしましょう。

4. 固い水道の蛇口トラブルで水道業者に任せたほうがよい場合

では、自分で固い蛇口を直せない場合はどうすればよいのでしょうか?

蛇口の修理を行っている写真

水道の修理業者にお願いしたほうが安全なケースについて見ていきましょう。

最初に、シングル混合栓と呼ばれる蛇口が固くなっている場合。このケースではバルブとスパウトと呼ばれる部品を交換、または修理しないといけなくなるため、分解する必要があります。

修理に慣れていない方が無理をして修理しようとすると、水漏れを含むトラブルになってしまう可能性が高くなります。シングル混合栓の構造は想像以上に複雑ですので、水道業者に任せたほうが確実です。

特に、水道の蛇口にシャワーヘッドがついている場合、分解はさらに難しくなります。普段から修理が得意な方ならともかく、工具を使い慣れていない方は水道業者に修理のお願いをしたほうがよいでしょう。

5. 水道の蛇口が固くて回らない場合のまとめ

今回は水道の蛇口が固くて回らない場合の対処法をご紹介しました。

水垢がついている蛇口の先端の写真

蛇口が固くなる原因はたくさんあっても、主な原因は経年劣化によるもの。それによってミネラル成分が結晶化したり、部品の表面がサビついたり、グリスが切れるという問題が起きています。

まず一番簡単に試せる方法は、タオルを巻いて両手で蛇口をひねること。簡単なので誰にでも手軽に試せる方法です。それでも上手くいかない場合は蛇口の内部を分解し、専用のグリスを塗っていく必要があります。

場合によってはグリスだけでは足りず、部品を交換しなければいけないことも。分解も交換も慣れていない方には難しいので、無理せずに水道の修理業者に相談のうえ、お任せしてしまいましょう。

次に大切なのは、蛇口が固くならないように気をつけること。そのためには、定期的に蛇口の内部を掃除し、水道水の中のミネラル成分が結晶化しないようにしましょう。

とはいえ、もしも分解修理を必要とせず、タオルなどの布を使って蛇口を開けることができたとしても、蛇口そのものの経年劣化によって部品の老朽化は進んでいる状態です。水道水が使えないだけでなく水漏れの原因にもなってしまいますので、早めに水道の修理業者に連絡し、部品を交換するようにしましょう。

蛇口のトラブルで困ることのないよう、日頃から状態をしっかりとチェックしておきたいですね。

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