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玄関の鍵が回らない! 考えられる主な原因と対処法を紹介

公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.5
玄関の鍵が回らない! 考えられる主な原因と対処法を紹介

玄関ドアを開けよう思っても、なかなか鍵が開かない、といった経験をしたことはありませんか。
とっさの非常事態に慌てないためにも、きちんと対策を知っておく必要があります。

今回は、玄関の鍵が回らなくなってしまう原因とそんな時に役立つ解決策について解説します。
ぜひこの記事をを参考にして、もしもの時に備えてください。

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1. 鍵が回らなくなる原因

玄関のドアなど、急に鍵が回らなくなる原因はいくつかあります。

扉の鍵を解錠している写真

まず考えられる原因としては、鍵穴に詰まっている異物です。鍵穴にホコリや砂といったゴミが溜まってしまうことがあります。そうなると鍵を鍵穴に差し込みにくくなり、鍵が回りにくくなる場合があります。日頃からきちんと鍵穴や鍵の状態を確認し、中を清掃しておくことが必要になります。

純正ではない鍵の場合、何かしらの不具合が起こりやすくなります。合鍵には純正のものとそうでないものがあります。純正でない鍵の場合は劣化が早く、あまり使用していないにもかかわらず回らなくなったという事例があります。

また純正の鍵を使用している場合でも、経年劣化が原因で回らなくなることがあります。鍵は使用し続けることでさびついたり、本体が擦り減って回りづらくなることがあるのです。また潤滑油が減ることによっても同様のトラブルが発生します。劣化による鍵の不具合は数多く報告されています。定期的に鍵の点検を行って、経年劣化によるトラブルを未然に防ぐことが大切です。

最近鍵の調子がおかしいと感じられたら、合鍵を交換するようにしましょう。定期的に鍵の回り具合を確認しておき、何か異常がないか確かめておく必要があります。

2. 鍵が回らない時にやってはいけないこと

ドアの鍵が回らない時、人によっては何とかして開けようとするかもしれません。しかし無理にドアを開けようとすると、かえって鍵を壊す恐れがあります。

鍵が根元で折れた写真

鍵については無理に鍵穴を回すことはトラブルにつながります。抜き差しにくい場合、何とかして鍵を回そうとする方もいるでしょう。そうすると鍵が壊れてしまったり、鍵穴に差し込んでいる鍵が抜けなくなってしまう、もしくは鍵穴が傷ついてしまうといったトラブルが発生することがあります。ですので、無理に鍵を回したり、抜き差しすることは決してしないようにしましょう。

専用の潤滑油以外のものを鍵や鍵穴に入れるのもやめましょう。鍵が上手く回るように、食用油をさそうとする人も中にはいます。こうした油を入れると、鍵穴にホコリなどの汚れが付着しやすくなります。さらにシリンダーに不具合が生じる場合もあります。くれぐれも専用の潤滑油以外は使用しないようにしましょう。また専用潤滑剤だとしても、鍵穴に水分があると汚れがつく原因になります。

また鍵穴を針金といった先端の細いものを入れ、無理に回さないようにしましょう。鍵穴に不具合が生じ、動作不良を起こすことにもつながる恐れがあります。ですので、鍵以外のものを差し込むこともしてはいけません。

3. 鍵が回らない場合の正しい対処法

鍵が回らない場合は、きちんとした対処法をとることが重要です。正しい方法で行えば、現在使用されている鍵を長く使うことができます。

鍵穴専用潤滑剤の写真

手始めに鍵や鍵穴を掃除しましょう。掃除の際には掃除機を使用するといいでしょう。鍵穴の中に付着したホコリやゴミを掃除機できれいに取り除きます。この時、鍵穴に掃除機の先を押し付けつつ左右に動かすことで掃除がしやすくなります。こうすることで、比較的簡単に鍵穴をきれいにすることができます。パソコンのキーボードを掃除する際に使われるエアダスターなどでもきれいにすることができます。

専用の潤滑油を入れると、鍵穴が回りやすくなります。鍵穴専用潤滑剤はホームセンターやインターネットの通販サイトにて購入することができます。現在使用されている鍵に合った専用潤滑剤を鍵穴に少量差し込みます。そうすることで、鍵の回りがよくなります。

鉛筆の芯を使った対処法もあります。芯に使われる黒鉛は、金属部分に塗布することで潤滑剤として使用できます。鍵の溝部分を鉛筆で黒く塗っておくことによって、鍵が上手く回るようになります。

上記のやり方でも上手く鍵が回らない時には、専門業者に連絡しましょう。電話で連絡することで、緊急時でもすぐに駆け付けてくれます。

4. 鍵にはメンテナンスが必要

鍵は普段からメンテナンスを施しておくことで寿命を延ばすことができます。 その方法は鍵が回らない場合の対処法とほとんど同じです。

鍵穴を歯ブラシで掃除している写真

鍵穴は複雑な構造をしています。そのため何かしらの不純物が溜まると鍵が回らなくなったり、抜き差ししにくくなります。また、ディンプルキーのような構造が複雑な鍵ですと、くぼみの部分にホコリ・汚れが溜まりやすくなってしまいます。歯ブラシや掃除機、鍵穴専用の潤滑剤といった道具を使用してきれいにしておくといいでしょう。

錠前やドアノブの表面を掃除する場合は、中性洗剤を染み込ませた布で掃除するときれいにすることができます。まずは染み込ませた布で拭きます。次に水拭きし、最後に乾いた布で乾拭きしておくときれいになります。汚れが付着していない場合であれば、乾拭きだけでも大丈夫です。

鍵については複数個用意しておくと安心です。そうすることによって鍵1個にかかる負担を減らし、メンテナンス作業の回数を減らすことができます。

また賃貸住宅にお住まいであれば、大家さんや管理会社に連絡して対処をお願いしましょう。持ち家の場合とは異なり、賃貸住宅であれば貸し主による負担でメンテナンスや交換作業を行うことができます。

5. メンテナンスしてもダメな時は交換しよう

日頃から鍵や鍵穴のメンテナンス作業をしていても、何かしらの不具合は起こります。

鍵穴を修理している事業者の男性の写真

そんな時は鍵に寿命がきている可能性があります。自分で対処することはせず、速やかに専門業者に依頼しておきましょう。

鍵には寿命が存在し、一般的な鍵ですと寿命は10年と言われています。ただしこれはあくまでも目安であり、種類や使用状況によって変化します。最近人気のディンプルキーのような複雑な構造をした鍵の場合、寿命が10年より短くなる場合があります。

鍵の交換に関しては専門業者に依頼することをおすすめします。鍵の交換自体は自分で行うことができるものの、きちんとした部品を用意したり、正しい知識で作業を行ったりしなければなりません。また素人による作業ですと、どうしても不具合が生じてきます。不具合があると防犯上の欠陥が残りやすく、空き巣被害に遭うリスクが高まります。ですので、鍵の交換作業はプロにお願いしましょう。

最後に、専門業者に依頼する際には複数の業者から見積もりをとることが大切です。業者によっては出張費や鍵の交換費用が異なります。最近では費用の見積もりを無料で行ってくれる業者が多いです。複数の業者を比較することで費用を安く抑えることができます。

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