本文へ移動

アンペアブレーカーを交換するには?交換が必要な目安や費用について

公開日:2022.7.11 更新日:2024.4.17
アンペアブレーカーを交換するには?交換が必要な目安や費用について

自宅で使用されているアンペアブレーカーは何かしらの原因で落ちてしまうことがあります。一度落ちてしまうと家電やパソコンなど、家にあるあらゆる電化製品が使えなくなってしまいます。

今回はアンペアブレーカーの交換について、交換時期の目安や費用について解説します。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

電気工事110番

1.アンペアブレーカーはいつ交換する?

アンペアブレーカーの交換を検討する目安

電気料金の高さに驚く女性の絵

普段使用されているアンペアブレーカーは使用状況によって交換しなければならない時期に差し掛かります。
そんなアンペアブレーカーを交換すべき目安は次の通り。

・ブレーカーがよく落ちるようになった
一般家庭の場合ですと、ブレーカーが落ちることはあまり多くありません。
一度にたくさんの電気を使用したことによりブレーカーが落ちたという場合は、使っていた機器のスイッチを切って分電盤でブレーカーを上げることで元通りになります。

しかし、電気の使用状況によってはアンペアブレーカーが落ちやすくなります。
特に在宅勤務などで、自宅でパソコンを使って仕事をされている方ですと、急にブレーカーが落ちることは重要な問題となります。
そのため電気の使用量が多く、現在のアンペアで対応しきれていないようであれば、業者に依頼して契約アンペアを変えるためにブレーカーを交換してもらう必要があります。

・電気料金が高い
電気料金の高低も契約アンペアが大きく関わっています。契約しているアンペアの容量が多いと、その分電気料金が高くなります。
そのため、できるだけ月々の出費を減らしたいのであれば、現在契約されているアンペアを見直す必要があります。

ただし、アンペアを現在のものより少ないものに変更すると必要なときに容量が不足してしまうという問題も発生しますので、慎重に検討しましょう。

2.アンペアブレーカーを交換する前の確認事項

アンペアブレーカーの交換前にやるべきこと

アンペアブレーカーの写真

アンペアブレーカーを交換する前に知っておいてほしいのが、『アンペアブレーカーを交換すると1年間は再度変更できない』ということ。
家庭で使用される電気使用量は時期によって大きく異なるので、1年間に一番多く使用する時期を基準にアンペア数を決める必要があります。

昨年度の電気使用量の明細書などのアンペア数を見て、最適なアンペア数を決めましょう。

また、賃貸物件にお住まいの方ですと、アンペア変更にあたっては必ず大家さんもしくは管理会社に相談しなければなりません。
マンションやアパートの場合は、建物全体としての最大容量が限られていることがほとんどです。そのため、他の居住者やテナントの電気の使用量との兼ね合いが発生するため、容量が増えると引込線工事など大掛かりな作業をしなければならないこともあります。

こうしたことから、アンペアブレーカーを交換したい場合は必ず大家さんや管理会社に相談しましょう。

また、賃貸物件の退去時には原状回復が原則となっているため、不要な問題を引き起こさないようにする必要があります。

余計なトラブルを避けるためにもアンペアブレーカーを交換する際は、事前にこういった確認事項を把握しておきましょう。

3.アンペアブレーカーの交換工事について

工事にあたって確認すべきこと

アンペアブレーカーのスイッチ部分の写真

アンペアブレーカーを交換するにあたっては、他にも確認しておくべきことがあります。
工事にあたっての確認事項は次の通り。

・適切なアンペア数を確認する
現在使われている家電製品のアンペア数を足すことで、自宅における適切なアンペア数を確認することができます。

電化製品ごとのアンペア数の目安は以下の通りです。
冷蔵庫:2A
液晶テレビ:2A
エアコン:暖房使用時20A(稼働中6.6A)/冷房使用時14A(稼働中5.8A)
電子レンジ:15A
炊飯器:13A
掃除機:2~10A
アイロン:14A
ドライヤー:12A
ドラム式洗濯乾燥機:13A

正確なアンペア数については、ご自宅で使用されている電化製品の説明書などを見ることで確認することができます。

上記以外の電化製品のアンペア数については以下の式で算出できます。
電化製品の消費電力(W)÷電圧(V)

また、世帯ごとのアンペア数の目安は以下のようになります。
1人世帯:20A
2人世帯:20~30A
3~4人世帯:40A
5人以上:50A

ただ一人世帯でも使われている家電の種類や使用状況によっては20Aでは足りないこともありますので、余裕をもって30A程度あるといいでしょう。

・賃貸物件の場合は細かな連絡が必要
前項でご紹介したように、賃貸物件では大家さんや管理会社に連絡してアンペアブレーカーを交換することになります。
作業開始以降も費用負担について相談する必要があります。

4.アンペアブレーカーの交換は専門業者にお任せ

ブレーカー交換には電気工事士資格が必須!

アンペアブレーカーの点検を行う事業者の写真

アンペアブレーカーの交換にあたっては自宅周りの電気工事が必要となります。
電気工事を行う場合は電気工事士資格が必ず必要で、家庭用のブレーカー交換には第二種電気工事士資格が必須となります。

そのため、ご自身で電気工事士の資格がない場合は、資格を持ったプロの業者に作業を依頼することになります。
プロの作業員であれば自宅周辺の環境に関わらず迅速に対応してくれるので安心してお任せできます。

また、業者によっては24時間365日依頼の受け付けを行っているところもあり、いつでも気軽に依頼できるようになりました。
さらに自宅から近い業者では30分~1時間ほどで駆けつけてくれます。
電気設備は毎日使用するため、連絡してすぐに駆けつけてくれるのはありがたいですよね。

そのほか、多くの専門業者では作業が終わってからもアフターサービスを受け付けています。作業が終わってからしばらくして発覚した不具合の対応など、さまざまなサービスがあります。
実施されるアフターサービスの保証期間は業者ごとに異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

5.アンペアブレーカーの交換にかかる費用はいくら?

具体的な費用相場

アンペアブレーカーの交換相場のイメージ写真

アンペアブレーカーの交換にあたって気になるのが作業費用。アンペアブレーカー交換にかかる費用相場は、4,000~6,000円ほどです。

ただ、場合によっては漏電ブレーカーや小ブレーカーなど他の箇所の交換が必要な場合があります。その際にかかる費用の目安は以下の通り。
・漏電ブレーカー交換:10,000~20,000円
・安全ブレーカー交換:5,000~6,000円
・分電盤本体交換:20,000~40,000円

また、交換費以外にも作業費用や処分費用がかかることもあります。
その場合は、業者や設置環境などにもよりますが、30,000円〜100,000円ほどの工事費用が見込まれます。

このようなアンペアブレーカーの交換費用を少しでも安くする抑える方法をご紹介します。
一つは複数の業者の費用を見比べること。
同じ工事内容であっても、依頼される業者によっては数万円もの差が出る場合もあります。複数の業者から見積もりを取ることで、その作業の適正価格を知ることができます。
また、少なくとも3社以上の見積もりを比較することで、自宅から近いところにある業者の中で最もお得なところを見つけられます。

もう一つは割引キャンペーンを実施している業者を調べること。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、期間限定の割引キャンペーンなど、業者ではお得な割引キャンペーンを実施しています。お近くにこうした業者があるか調べてみましょう。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

電気工事110番

ブレーカー交換・修理工事の新着記事

おすすめ記事