シール式切手をできるだけ高く売る方法とは?
公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.23おしゃれでかわいいデザインのものが多いシール式切手。人気キャラクターとのコラボレーションもあり、根強いコレクターが存在します。なかには押し入れに入れたままにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそんなシール式切手を高額で買取してもらう方法をご紹介します。
おしゃれでかわいいデザインのものが多いシール式切手。人気キャラクターとのコラボレーションもあり、根強いコレクターが存在します。なかには押し入れに入れたままにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそんなシール式切手を高額で買取してもらう方法をご紹介します。
グリーティング切手とも呼ばれ、手紙を送る際に貼られています。多くの人が手軽に利用できるようにとのことで、シール式が採用されています。そのため、のりを必要とする普通切手と比べて貼り付けがしやすいです。
1964年にアフリカのシエラレオネにて初めてシールで貼り付けるタイプの切手が発売されました。日本国内では1989年より発行が開始されるようになり、普通切手と同じ値段で販売されています。
1998年からは従来の4角形にとどまらず、さまざまなデザインが採用されるようになりました。ディズニーキャラクターやドラえもんなど、人気作品を題材にしたものが多く、切手コレクター以外にもファンがいます。付けたり剥がしたりすることができる一方で、ゴミになりやすいというデメリットも抱えています。そのことから、発行総数としては依然としてシートタイプの方が多いのが実情です。
手紙を出したり、はがきを郵送したりするのが用途の切手ですが、多種多様なデザインが多いことから、現在でも根強い人気を誇ります。人によっては記念に購入したこともあるかもしれません。こうしたシール式切手も、普通切手と同様に買取を依頼することが可能です。
・キャラクターもの
アニメや漫画などに登場する人気キャラクターがデザインされたタイプの切手です。ドラえもんのような国内の作品にとどまらず、ディズニーのように海外作品とのコラボレーションの切手も多いです。一般的に人気のシール式切手はこちらになります。相場としてはムーミンの82円切手が500~1,000円、1997年のドラえもん切手ですと400~600円になります。
・干支文字
干支文字切手は、毎年の干支がデザインされている切手になります。キャラクターものに比べて総発行枚数が少なく、入手しづらい傾向があります。保存状態が良ければ、額面の倍以上の価格で取引されることが多いです。相場としては2005年の干支文字「酉」が1,000~10,000円、2007年の干支文字「亥」が500~1,000円になります。・季節もの
春や秋など、季節にちなんだデザインが特徴の切手です。デザインに関してはその年によって異なることから、過去に発行された切手の価値が上がる傾向があります。相場としては2015年に発行された春のグリーティングおよび2014年の冬のグリーティングが500~1,000円になります。
主な買取手段としては次の通りです。
・金券ショップや専門店で売却する
金券ショップに代表される買取業者では、切手の買取も行っています。最寄りにお店があり、すぐに現金化したい時はこの方法を利用されるといいでしょう。切手1枚から買取を行っているお店もありますが、その場合は買取金額が下がります。最近ではインターネットでの買取を実施している業者が多いので、売却を希望される方は検討してみてもいいでしょう。
・オークションで利用する
ヤフオク!などのオークションサイトでも切手の取り扱いがあります。ご不要になったコレクションを出品して処分することができます。金券ショップよりも高値で売却できる可能性はありますが、商品の値付けがしづらいというデメリットもあります。
・専門業者に買取を依頼する
最近では実店舗だけではなく、インターネットでも切手買取を受け付けている専門業者が多いです。金券ショップなど他のお店との違いは、専門の鑑定士が在籍しているか否か。普通のお店ですと切手に詳しくないスタッフが査定することもあり、相場より低い査定額がつきやすいです。切手の専門業者であれば専門知識豊富なスタッフが在籍していますので、納得のいく価格で売却することができます。
・切手はシート状で買取に出す
切手に関してはシートになっている方が高値での売却が可能です。多くの取り扱い業者ではバラでの買取に対応してくれるものの、シートになっていた方が高い査定金額が提示されやすいです。もしシートから1枚でも切手を切り離していると、1枚のみとして見なされることです。業者へ切手を持ち込む前に切手が剥がれないように十分注意を払いましょう。
・なるべくきれいな状態で保管しておく
切手が保存されている状態についても査定金額に影響してきます。もちろん、状態が良ければそれなりの相場価格で売却することが可能です。しかし傷みが激しかったり、端のところが破けていたりする切手ですと、相場価格より低い査定金額が提示されたり、買取が困難になることもあります。
また、日焼けに関しても注意しておく必要があります。切手の材質は紙ですので、日差しに当たると日焼けをする可能性があります。切手を保管される際には専用のフィルターやコレクションケースなどに収納しておくことが大切です。なお、直接手で切手に触ってしまうとシミができることがあるため、切手を取り扱う際はピンセットを使うことを推奨します。
買取に出される前に、あらかじめ切手を仕訳けしておくことをおすすめします。買取に持ち込む際にさまざまな切手シートが混在していますと、鑑定士が行う負担の増加につながります。業者の作業に手間がかかってしまうと、場合によっては買い取ってもらえないおそれもあります。切手のコレクションを買取に出す前に、ご自身で切手の仕分け作業を済ましておきましょう。
次に、切手は購入された、もしくは発見された状態を維持しておきます。汚れや痛みなどが気になる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、無理に触れると切手を傷める原因になる可能性があります。最悪な事態を避けるためにも、今の状態を保つようにしましょう。
また買取を決定する前に、より多くの業者に査定してもらいます。業者ごとに独自の買取基準を設けている場合が多く、最初に依頼した業者では1シート800円だった切手が、他のお店では1,000円の査定価格がついたということもよくあります。その場で買取に出さずに、時間がかかっても最高値で買い取ってもらえる業者を探してみることが大切です。いくつかの業者を比較してみて、納得のいく査定額でシール式切手を売却しましょう。