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花粉症を引き起こす雑草とは?主な種類や対策について

公開日:2023.2.15 更新日:2024.4.18
花粉症を引き起こす雑草とは?主な種類や対策について

自宅の庭に自然と生えてくる雑草は、花粉症を引き起こす場合があります。
毎年悩んでいる花粉症の原因はひょっとしたら庭の雑草にあるかもしれません。

今回は花粉症を引き起こす雑草の種類や、具体的な対処方法について解説していきます。

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1.花粉症を引き起こす雑草の種類とは?

主な種類

自生しているブタクサの写真

花粉症を引き起こすとされる雑草は実はたくさん存在します。
庭などで何気なく見かける雑草でも花粉症になる可能性がありますので、要注意です。

・ブタクサ花粉
国内ではスギ、ヒノキに次いで苦しめられている方が多いのがブタクサ花粉です。
ブタクサはキク科の雑草で、ほぼ日本全国に分布しています。葉は柔らかく、ヨモギに似た見た目をしています。

飛散時期のピークとしては8~10月です。特に早朝の風の強い時間帯は飛散しやすいです。

・イネ花粉
カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリなどイネ科の植物も花粉症を引き起こします。葉は緑色で、枝の先に小さな白い花が集まっていることが多いです。
これらは本来は牧草として利用される植物ですが、寒さに強く繁殖力があることから、雑草として国内に広まっています。

飛散時期のピークは5~6月であり、飛散する距離は数十mと言われています。

・ヨモギ花粉
ブタクサと同じキク科の植物で、さまざまなところに生えています。
飛散時期のピークは8~10月にかけて。繫殖力が強く、ブタクサよりも花粉の飛ぶ量が多いのが特徴です。

・カナムグラ花粉
アサ科であり、雌雄異株の雑草で、端など身近に生息していることが多いです。
飛散時期のピークは8~10月です。

2.雑草による花粉症の症状

花粉の季節にこんな症状が出たら、花粉症かもしれません

花粉症の女性の写真

雑草の花粉によって引き起こされる症状としては、水のような「鼻水」が出るほか、「くしゃみ」や「鼻づまり」が挙げられます。
一旦鼻づまりが生じると呼吸がしづらくなるため、集中力の低下やよく眠れないなど、勉強や仕事、家事などに影響が及びます。

また、目のかゆみや異物感も起こりやすく、花粉飛散量が多ければ多いほど症状が悪化する傾向があります。

そのほか、花粉症の人の中には、食事を終えてから少し経過して唇、舌、口の中や喉にかゆみやしびれ、といった症状が現れることがあります。
これは口腔アレルギー症候群と言われていて、花粉にあるアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が、果物や野菜に含まれるアレルゲンに類似するものであることから起こります。

雑草の花粉症による重症度は呼吸やくしゃみが出る回数で診断されます。
くしゃみや鼻をかむ頻度が多かったり、1日のうちに口呼吸をしている時間が長かったりすると重症化している可能性があります。

雑草の花粉症の治療方法としては、薬物療法やアレルゲン免疫療法などがあります。
薬物療法では点鼻ステロイド薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬などの薬を投与して症状を和らげます。
アレルゲン免疫療法ではアレルゲンを投与して、体のアレルギー反応を弱めていきます。

花粉症はある日突然、誰でも発症する可能性のあるものです。
今まで平気だった方でも、いきなり症状が出ることがあるので、もし花粉の季節にこういった症状が出てきたら、一度検査を受けてみることをおすすめします。

3.雑草の花粉対策

具体的な対処方法

除草剤を散布している女性の絵

雑草による花粉症を防ぐためには、庭に生えている雑草を無くしていくことが大切です。
主な雑草対策の方法は次の通り。

・雑草を刈り取る
一番手っ取り早いのが庭に生えている雑草を刈り取ること。
ただやみくもに刈り取ればいいわけではなく、雨上がりなどで土が柔らかくなったタイミングで根っこから引き抜く必要があります。

作業中は中腰姿勢ですと身体への負担がかかりますので、立ったまま草刈りをすることができる「三角ホー」を使用されることをおすすめします。
もし雑草の量が多くて刈り取るのが難しい場合は、草刈機や刈払機を使うといいでしょう。

・除草剤を使う
時間と労力をかけて刈り取っても再び生えてきます。そうした雑草を防ぐには除草剤が不可欠です。

除草剤には「顆粒」「液体」の2種類があり、それぞれ草の状態に応じて使い分けることが重要です。

既に雑草が生えている場合には、液体タイプの除草剤を葉から根に吸収させ、枯らしていきます。

雑草が生える前のタイミングでは顆粒タイプの除草剤を土に染み込ませて雑草が生えてこないようにします。

除草剤を効果的に使用する方法は、たっぷり使うこと。
除草剤用のジョウロをひとつ用意して、たっぷりかけることで雑草を生えにくくします。

4.雑草の花粉対策は業者にお任せ

業者のメリット

雑草を刈っている事業者の写真

雑草の花粉予防は市販されているアイテムで行うことができます。
ただ庭に雑草が生い茂っているとなかなか手が回らないこともあるでしょう。

そんな時に頼りになるのがお庭の専門業者です。専門業者をおすすめする理由は次の通り。

・自宅の環境を考えて作業してくれる
雑草除去に使う除草剤が適切でないと、育てている植物にまでダメージが及ぶおそれがあります。また、薬剤は適切な濃度で使用しないと、人体への影響が出る可能性があります。

お庭のプロである業者に依頼することで、適切な方法で除草剤を使用し、安全に作業を行ってもらえます。

・自分であれこれ準備する必要がない
個人でしっかり対策をしようとすると、除草剤の効果や使い方を調べたり、ホームセンターに行って探したりと、何かと面倒な作業が多いです。
業者であれば電話1本で自宅へ駆けつけてくれるので、道具を買うなどの準備をする手間が省けます。

・後始末もやってくれる
雑草取りを行うと、大量のゴミが発生して処分に困ってしまいます。
毎週あるゴミの日に出せるゴミの量には限りがありますので、何回にも分けてゴミを出さなくてはなりません。

お庭の専門業者であれば刈り取った雑草の処分まで責任を持って行ってくれるので、自分で後始末をする必要がなくなります。

5.雑草の花粉対策にかかる費用相場

具体的な費用相場

費用相場のイメージ写真

花粉対策として雑草除去を業者に依頼した場合に気になるのがその費用。

雑草除去にかかる費用相場は10㎡あたり6,000~8,000円です。
また、刈り取った後の雑草の処分費用は3,000~8,000円が相場になります。

上記の金額はあくまでも目安であり、庭の環境や生えている雑草の状態などで変動する場合があります。

このように、庭に生えている雑草の除去を業者に対応してもらうとそれなりの金額がかかりますが、費用を安くできる方法がありますので、ご紹介します。

まず一つは、複数の業者の見積もりを見比べる方法です。
ほとんどの業者では、正式に依頼する前に見積もり金額を提示してくれます。少なくとも3社以上から見積もりを取っておくと、費用相場を把握しやすくなります。
見積もりについてはメールやLINEでも受け付けてくれる業者もあります。

また、見積もりをとっておけば、競合他社と価格交渉する際の材料に利用できます。

もう一つは、庭に雑草が生えていたらすぐに業者に作業を申し込むことです。
早めに業者に連絡して駆除してもらえば作業時間が少なくて済む上、かかる費用も安くなる場合があります。
雑草が生えている、もしくはこれから大量に生えてきそうな場合はすぐに業者に連絡してやってもらいましょう。

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