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シャワーの水圧が弱い原因12選!賃貸、マンション、一軒家ごとに対処法を紹介

公開日:2020.2.13 更新日:2026.6.26
シャワーの水圧が弱い原因12選!賃貸、マンション、一軒家ごとに対処法を紹介

シャワーの水圧が弱いと、「自分で直せるのか」「業者や管理会社に相談したほうがよいのか」と迷う人も多いでしょう。

シャワーの勢いが弱くなる原因は、シャワーヘッドの目詰まりやホースの劣化、給湯器の不具合、配管の老朽化などさまざまです。マンションでは、建物の給水方式や共用設備が影響している場合もあります。自分で対処できるケースもありますが、複数の蛇口で水の出が弱い場合や、急に水圧が低下した場合は、設備の点検が必要です。

この記事では、シャワーの水圧が弱い原因12選を整理したうえで、賃貸物件・マンション・一軒家ごとの対処法、業者へ相談する判断基準、修理にかかる費用の目安をわかりやすく解説します。

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シャワーの水圧が弱い原因12選

シャワーのイメージ

シャワーの水圧が弱い時は、シャワー周辺の詰まりや劣化だけでなく、給湯器や配管、建物の給水設備に原因がある場合もあります。


主な原因は、以下の12種類です。


  1. シャワーフィルター(散水板)が詰まっている
  2. シャワーホースが劣化している
  3. お湯を複数箇所で同時に使用している
  4. 止水栓が過度に閉まっている
  5. 給湯器が壊れている
  6. 給湯器の容量が足りていない
  7. そもそも水圧が弱い
  8. 水漏れ箇所がある
  9. ガス給湯器から貯湯式の給湯器に交換した
  10. 配管が老朽化している
  11. マンションの給水装置に不備がある
  12. マンションの高層階で水圧が低下している

以下で、それぞれの原因を詳しく見ていきます。


シャワーフィルター(散水板)が詰まっている


シャワーヘッドのフィルターや散水板が詰まると、お湯の出が弱くなることがあります。


散水板とはシャワーヘッドの先端にある、水やお湯を細かく霧状または線状にして放出する小さな穴がたくさん開いたパネルのことです。フィルターや散水板にゴミや水あかがたまると、水の流れが妨げられて詰まりの原因になる場合があります。


  • お湯の出る量が減った
  • 一部の穴からしかお湯が出ない
  • 噴き出す方向がばらつく

といった場合は、散水板の目詰まりを疑いましょう。


シャワーホースが劣化している


シャワーホースの劣化によって水漏れが起こると、シャワーの勢いが弱くなることがあります。ホース本体に亀裂や破損があると、シャワーヘッドに届く前にお湯が漏れてしまうためです。


また、ホースと水栓のつなぎ目から漏れている場合は、接続部の緩みや内部のパッキンの劣化も原因と考えられます。


  • シャワーホースから水がにじむ
  • ホースの表面にひび割れがある
  • 接続部分からポタポタと水が漏れる

などの症状が出ている場合は、早めに交換や修理を検討しましょう。


お湯を複数箇所で同時に使用している


シャワーとキッチンなどで同時にお湯を使うと、シャワーの勢いが弱くなることがあるため注意が必要です。


給湯器が一度に供給できるお湯の量には限りがあり、複数の場所で使用すると、それぞれに送られる湯量が少なくなります。


  • キッチンで洗い物をしている
  • 洗面所でお湯を使っている
  • 洗濯機でお湯を使っている

といった場合、まずは入浴中にほかの場所でお湯を使う時間をずらしてみましょう。


止水栓が過度に閉まっている


止水栓が閉まりすぎていると、シャワーの勢いが弱くなることがあります。


止水栓は、水栓(水道の水を出したり止めたりする給水設備)に流れ込むお湯や水の量を調整する部品です。閉まりすぎていると、シャワーヘッドまで届く湯水の量が少なくなります。


シャワーヘッドを掃除しても改善しない場合は、止水栓が十分に開いているか確認しましょう。止水栓が固くて動かない場合や、調整方法がわからない場合は、無理に回さず専門業者に相談すると安心です。


給湯器が壊れている


給湯器の不具合によって、シャワーのお湯の勢いが弱くなることがあります。


給湯器が正常に作動していないと、十分な量のお湯を供給できません。水は問題なく出るのに、浴室だけでなくキッチンや洗面所でもお湯の勢いが弱い場合は、給湯器に原因がある可能性があります。


  • 水は出るのにお湯だけ勢いが弱い
  • 浴室以外でもお湯の出が悪い
  • 給湯器のリモコンにエラー表示が出ている

といった場合は、給湯器のエラー表示や取扱説明書を確認し、改善しない場合は専門業者に点検を依頼しましょう。


給湯器の容量が足りていない


給湯器の能力が使用量に対して足りないと、シャワーのお湯の勢いが弱くなることがあるため注意が必要です。


ガス給湯器の能力は「号数」で示され、号数が大きいほど一度に供給できるお湯の量が増えます。例えば、キッチンや洗面所などで同時にお湯を使ったときに給湯器の能力を超えると、シャワーに回る湯量が少なくなる仕組みです。


  • 家族の入浴時間が重なる
  • キッチンとシャワーを同時に使うと湯量が落ちる
  • 冬場になるとお湯の勢いが弱くなりやすい

といった場合は、給湯器の号数を確認し、家族の人数やお湯の使用頻度に合った給湯器への交換を検討しましょう。


そもそも水圧が弱い


シャワー以外の蛇口も弱い場合は、住宅に供給される水道の水圧そのものが低い可能性があります。


住宅に届く水の勢いが弱ければ、シャワーヘッドや給湯器に問題がなくても、シャワーに十分な水を送れません。そもそもの水圧が弱い原因としては、以下が挙げられます。


  • 地域やエリアによって水道の水圧が低い
  • 高台や坂の上など、水が届きにくい場所に住んでいる
  • マンションの高層階で水圧が弱くなりやすい
  • マンションやアパートなど建物全体の水圧不足
  • 一時的な断水や水道工事によって水圧が弱くなっている

そもそもの水圧が弱いと、シャワーヘッドやホースを交換しても根本的な改善はできません。賃貸物件では管理会社や大家さん、一軒家では水道局や専門業者への相談を検討しましょう。


水漏れ箇所がある


配管などから水が漏れていると、シャワーの水圧が弱くなることがあります。


水が漏れている量が多い場合は、シャワーだけでなく、キッチンや洗面所などの蛇口から出る水も弱くなることがあるため注意が必要です。


  • 床や壁、配管まわりが濡れている
  • 水道を使っていないのに水道メーターが動いている
  • 家全体の蛇口から出る水の勢いが弱い

といった場合は、放置すると水道代の増加や建物への被害につながるおそれがあるため、早めに専門業者へ相談しましょう。


ガス給湯器から貯湯式の給湯器に交換した


ガス給湯器からエコキュートなどの貯湯式給湯器に交換すると、以前よりシャワーの勢いが弱く感じられることがあります。


貯湯式給湯器とは、あらかじめタンクにお湯をためておき、必要なときにそのお湯を使うタイプの給湯器です。そのため、機種によっては水道の圧力をそのまま利用するガス給湯器よりも、シャワーの勢いが弱くなる場合があります。


特に、交換した直後から水圧が弱くなった場合は、故障ではなく給湯方式の違いが影響している可能性があるため注意が必要です。貯湯式給湯器には給湯圧力を高めたタイプもあるため、水圧が気になる場合は機種の仕様を確認し、設置業者に相談しましょう。


配管が老朽化している


配管の老朽化は、シャワーの水圧が弱くなる原因のひとつです。


特に古い住宅では、鉄製の給水管の内部にサビが発生する場合があります。劣化が進むと、配管を流れる水の量が減り、シャワーヘッドや給湯器に問題がなくても水の勢いが弱くなるため注意が必要です。


  • 以前より少しずつ水圧が低下している
  • シャワーだけでなくキッチンや洗面所の水も弱い
  • 赤茶色に濁った水が出る

などの症状が出ている場合は、配管の劣化が疑われます。


配管の内部は自分で確認しにくいため、専門業者に点検を依頼しましょう。賃貸物件では、修理を手配する前に管理会社や大家さんへ相談する必要があります。分譲マンションでは管理会社や管理組合、一軒家では水道業者などに連絡しましょう。


マンションの給水設備に不備がある


マンションの給水設備に不具合があると、シャワーの水圧が弱くなることがあります。


マンションの給水設備は、受水槽や給水ポンプなどを使い、建物全体に水を供給する仕組みが一般的です。建物の給水方式によっては、増圧ポンプなどの設備を使って各住戸へ水を送っている場合もあります。


こうした設備に不具合が起きると、十分な量の水が届かなくなる場合があるため注意が必要です。以下のような症状が見られる場合は、共用の給水設備に原因がある可能性があります。


  • 同じマンション内のほかの部屋でも水圧が弱い
  • シャワー以外の蛇口から出る水も弱い
  • 時間帯によって建物全体の水の出が悪くなる

共用の給水設備は、入居者が自分で点検・修理できるものではありません。賃貸物件では管理会社や大家さん、分譲マンションでは管理会社や管理組合への相談が必要です。


マンションの高層階で水圧が低下している


マンションの高層階では、建物の給水方式や設備の状態によって、シャワーの水圧が弱くなることがあるため注意が必要です。


マンションでは水道管の水圧だけでは中高層階まで十分に給水できない場合があるため、増圧ポンプなどを使って各住戸に水を送ることがあります。上層階で水圧が弱い場合は、建物の給水方式や共用設備の状態の確認も必要です。


  • 同じマンションの高層階でも水圧が弱い
  • シャワー以外の蛇口から出る水も弱い
  • 時間帯によって水の出が悪くなる

といった場合は、管理会社や管理組合に相談してみましょう。


一方で、水は問題なく出るものの、複数の場所でお湯を使ったときだけシャワーが弱くなる場合は、給湯器の能力不足も考えられるため注意が必要です。先述の通り、ガス給湯器の能力は「号数」で示され、号数が大きいほど一度に供給できるお湯の量が増えます。


高層階でシャワーの水圧が弱い時は、まず水とお湯のどちらが弱いのか、ほかの蛇口でも同じ症状が出ているのかを確認しましょう。

シャワーの水圧が弱い時の対処法

シャワーヘッドを分解して掃除する写真

シャワーの水圧が弱い時は、賃貸物件か、マンションか、一軒家かによって対処法が変わります。


対処法物件ごとの対応可否
シャワーヘッドの目詰まりを掃除する・交換する・賃貸物件:交換前に管理会社へ確認
・マンション:可能(専有部分の場合)
・一軒家:可能
シャワーホースを点検・交換する・賃貸物件:交換前に管理会社へ確認
・マンション:可能(専有部分の場合)
・一軒家:可能
水を使うタイミングをずらす・賃貸物件:可能
・マンション:可能
・一軒家:可能
止水栓を調整する・賃貸物件:不安な場合は管理会社へ相談
・マンション:可能(専有部分の場合)
・一軒家:可能
給湯器を点検・交換する・賃貸物件:管理会社へ連絡
・マンション:専門業者へ相談(専有部分の場合)
・一軒家:専門業者へ相談
水圧を調査する・賃貸物件:管理会社へ相談
・マンション:管理会社・管理組合へ相談
・一軒家:水道局・専門業者へ相談
水漏れを解消する・賃貸物件:止水後、管理会社へ連絡
・マンション:専有部分は専門業者、共用部分は管理会社・管理組合へ相談
・一軒家:止水後、専門業者へ相談
配管を点検・修理する・賃貸物件:管理会社へ連絡
・マンション:専有部分は専門業者、共用部分は管理会社・管理組合へ相談
・一軒家:専門業者へ相談
マンションの階数や給水設備に問題がある場合は管理人に連絡・賃貸物件:管理会社へ連絡
・マンション:管理会社・管理組合へ連絡
・一軒家:不可

以下で、それぞれの対処法を詳しく説明します。


シャワーヘッドの目詰まりを掃除して解消する・交換する


シャワーヘッドの散水板やフィルターが詰まっている場合は、掃除を行い、改善しなければ交換を検討しましょう。


まずは取扱説明書を確認し、取り外せる部品を歯ブラシなどで水洗いします。散水板の穴に汚れが残っている場合は、製品に合った方法で目詰まりを取り除きましょう。掃除をしても勢いが変わらない場合は、低水圧用のシャワーヘッドへの交換も選択肢になります。


ただし、シャワーヘッドは種類によって構造が異なり、取り外せないタイプもあるため注意が必要です。無理に分解すると破損するおそれがあるため、自分で対応できない場合は専門業者に相談しましょう。


また、賃貸物件で備え付けのシャワーヘッドを交換する場合は、退去時に元の状態へ戻せるよう、取り外したシャワーヘッドを保管しておくと安心です。契約内容によって扱いが異なる場合もあるため、交換前に管理会社や大家さんへ確認しておくとトラブル防止になります。分譲マンションや一軒家では、取り付けられる製品か確認したうえで交換しましょう。


シャワーホースの点検と交換を検討する


シャワーホースに亀裂や水漏れがある場合は、状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。


まずはシャワーを出した状態で、以下から水が漏れていないかを確認しましょう。


  • ホースの折れ曲がり
  • ひび割れ
  • 両端の接続部

接続部のナットが緩んでいる場合は、無理に力を入れずに締め直します。それでも漏れる場合は、パッキンやホースの交換を検討しましょう。


ただし、シャワーヘッドとホースが一体になった製品もあるため注意が必要です。交換前に取扱説明書やメーカーの案内を確認し、対応する部品を選びましょう。作業に不安がある場合は、専門業者へ依頼すると安心です。


賃貸物件で備え付けのシャワーホースを交換する場合は、契約内容によって扱いが異なる場合があります。退去時に元の状態へ戻せるよう、取り外した部品を保管しておくと安心です。交換前に管理会社や大家さんへ相談しておくとトラブル防止になります。分譲マンションや一軒家では、接続部の規格が合う製品か確認したうえで交換しましょう。


水を使うタイミングをずらす


シャワーの使用中にキッチンや洗面所でお湯を使っている場合は、使用するタイミングをずらすことで改善できます。


シャワーを使っている間は、キッチンでの洗い物や洗面所での使用を控え、水圧が改善するか確認してみましょう。同時使用をやめると勢いが戻る場合は、故障ではなく、一時的に使用量が増えたことが原因と考えられます。


お湯を使うタイミングの調整は、賃貸物件、分譲マンション、一軒家のいずれでもすぐに試せる方法です。同時使用を避けても改善しない場合は、ほかの原因を確認しましょう。


止水栓を調整する


止水栓が十分に開いていない場合は、取扱説明書を確認し、湯側と水側の流量を調整しましょう。


浴室の水栓には、流れ込む湯水の量を調整する止水栓が付いているものがあります。止水栓が閉まりすぎていると、シャワーまで届く湯水の量が少なくなり、勢いが弱くなるため注意が必要です。


調整する際は、まずマイナスドライバーなどを使い、止水栓を反時計回り(左回り)に少しずつ開けて水の勢いを確認します。一般的に、時計回り(右回り)に回すと流量が減り、最後まで回すと水が止まります。


湯側と水側のバランスが崩れると温度が安定しにくくなるため、片方だけを大きく回さず、少しずつ調整することが大切です。


固くて動かない場合は、無理に回すと水漏れにつながるおそれがあるため、専門業者へ相談しましょう。


賃貸物件では、調整前に管理会社や大家さんへ確認しておくと安心です。分譲マンションや一軒家でも、方法がわからない場合や改善しない場合は、専門業者に相談しましょう。


給湯器を交換する・点検する


給湯器に不具合が疑われる場合は、自分で対処しようとせず、専門業者に点検を依頼しましょう。


給湯器が正常に作動していないと、十分な量のお湯を供給できず、シャワーの勢いが弱くなることがあります。まずは、浴室、キッチン、洗面所で、水とお湯の出方をそれぞれ確認しましょう。水は問題なく出るものの、浴室だけでなくキッチンや洗面所でもお湯の勢いが弱い場合は、給湯器側の不具合が疑われます。


お湯が出ない、温度が安定しない、リモコンにエラーコードが表示されるといった症状も確認の目安です。エラーコードの内容は機種によって異なるため、取扱説明書やメーカーの公式サイトを確認しましょう。


水圧を調査する


シャワーの水圧が弱い原因がわからない場合は、ほかの蛇口やお湯の状態を確認して、水圧を調査しましょう。具体的には、水とお湯のどちらが弱いのか、シャワーだけの症状なのか、住宅全体で起きているのかを確認することで、原因を絞り込めます。


調査する際は、以下の順番で確認しましょう。


  1. シャワーの水とお湯をそれぞれ出して、勢いを確認する
  2. キッチンや洗面所でも、水とお湯をそれぞれ出して比較する
  3. 朝や夜など、時間帯によって水圧が変わるか確認する

まずは、キッチンや洗面所で水とお湯をそれぞれ出し、シャワーの水圧と比べてみましょう。シャワーの水圧だけが弱い場合は、シャワーヘッドの目詰まりや止水栓の開き具合など、浴室の設備に原因があると考えられます。


また、複数の蛇口でお湯だけが弱い場合は、給湯器の不具合や能力不足の可能性を疑いましょう。浴室以外でも水の勢いが弱い場合は、住宅全体の給水設備や配管も確認する必要があります。


水漏れを解消する


配管や接続部からの水漏れが見つかった場合は、早めに止水し、修理を依頼しましょう。


配管や接続部から水が漏れていると、シャワーに届く水の量が減り、水圧が弱くなることがあります。水漏れを放置すると、水道料金の増加や建物への被害につながるおそれもあるため早めの対処が必要です


まずは、蛇口やシャワーホースの接続部、床や壁、屋外の地面などに濡れている箇所がないか確認しましょう。目に見える異常がなくても、すべての蛇口を閉めた状態で水道メーターのパイロットが動いている場合は、漏水の可能性があります。水が噴き出している場合は、水道メーター付近の止水栓で水を止めてから修理を依頼しましょう。


配管を点検・修理する


配管の老朽化が疑われる場合は、自分で対処しようとせず、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。


古くなった給水管では、内部のサビや腐食などによって水の出が悪くなったり、漏水が起きたりすることがあります。配管の内部は自分で確認しにくいため、点検や修理は専門業者に依頼すると安心です。


マンションの階数や給水設備に問題がある場合は管理人に連絡


マンションの高層階で水圧が弱い場合や、建物の給水設備に不具合が疑われる場合は、管理会社や管理組合へ連絡しましょう。


マンションの給水設備は


  • 配水管の水圧を利用する方式(直結直圧方式)
  • 増圧ポンプを使う方式(直結増圧方式)
  • 受水槽にためた水をポンプで送る方式(受水槽方式)

など、建物の規模や階数に応じて異なる方式が採用されています。建物の階数や給水方式によっては、共用設備の状態が各住戸の水圧に影響することがあるため注意が必要です。


シャワーだけでなくキッチンや洗面所の水も弱い場合や、ほかの住戸でも同じ症状が起きている場合は、共用設備に原因がある可能性があります。増圧ポンプや受水槽は入居者が自分で点検・修理する設備ではないため、管理会社などに状況を伝えて確認を依頼しましょう。

シャワーの水圧が弱いときに業者を頼る判断基準

シャワーのイメージ

自分でできる対処を試しても水圧が改善しない場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。特に、次のような場合は早めに業者へ相談することが大切です。


  • 配管の寿命が近い
  • 給湯器の機能が低下している(設置してから10年前後経っている)
  • 水圧が弱い原因が特定できない

以下で、業者に相談したほうがよいケースを詳しく説明します。


配管の寿命が近い


配管の老朽化が疑われる場合は、早めに専門業者へ点検を依頼しましょう。


給水管は、材質や設置環境、管理状態によって劣化の進み方が異なります。古くなった配管を使い続けると、漏水や濁水、水圧の低下が起きることがあるため注意が必要です。


マンションの給排水管では、築20年を過ぎると劣化症状が現れ始め、30〜40年ほどで交換時期を迎えるケースが多いとされています。


壁や床の中にある配管を自分で点検・修理するのは困難です。賃貸物件では管理会社や大家さん、分譲マンションでは管理会社や管理組合、一軒家では水道業者へ相談しましょう。


給湯器の機能が低下している(設置してから10年前後経っている)


給湯器を設置してから10年前後が経過し、お湯の出方に異常がある場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。


家庭用給湯機器の設計上の標準使用期間は、一般的な使用条件のもとで10年が目安とされています。水は問題なく出るものの、シャワーだけでなくキッチンや洗面所でもお湯の勢いが弱い場合は、給湯器の機能が低下している可能性があるため注意が必要です。


  • お湯が出るまで時間がかかる
  • 温度が安定しない
  • 途中で水になる
  • リモコンにエラーコードが表示される
  • 異音や異臭がする
  • 煙が出ている
  • 水漏れが見られる

といった症状がある場合は、賃貸物件では自分で修理や交換を手配せず、管理会社や大家さんへ連絡しましょう。分譲マンションや一軒家では、専門業者に点検を依頼し、修理と交換のどちらが適しているか確認する必要があります。


水圧が弱い原因が特定できない


シャワーの水圧が弱い原因を特定できない場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。


シャワーの勢いが弱くなる原因は、シャワーヘッドの目詰まりや止水栓の開き具合だけでなく、給湯器、配管、建物の給水設備などにもあります。目に見えない場所に不具合があると、自分で原因を突き止めるのは難しくなるため、早めに専門業者に水圧の測定や設備の点検を依頼しましょう。


賃貸物件では管理会社や大家さん、分譲マンションでは管理会社や管理組合に連絡が必要になる場合があります。一軒家では、水道業者などに点検を依頼しましょう。

シャワーの水圧を直すのにかかる費用

シャワーのイメージ

シャワーの水圧を改善するためにかかる費用は、原因や対処方法によって異なります。主な費用の目安は、以下のとおりです。


対処方法費用の目安
自分で直す場合・シャワーヘッドの交換:1,000〜3,000円
・シャワーホースの交換:1,500〜5,000円
・アダプターの購入:500〜1,000円
業者に依頼する場合・浴室の調整修理・パッキン交換:1万〜2万円
・シャワーヘッド・ホースの交換:1万5,000〜2万円
・給湯器の交換:10万〜30万円

※上記はあくまで目安です。


以下で、自分で対処する場合と業者に依頼する場合に分けて、費用の目安を説明します。


自分で直した場合


シャワーヘッドやシャワーホースの掃除・交換を自分で行う場合の費用は500〜5,000円程度が目安です。


散水板やフィルターの目詰まりを掃除するだけで改善する場合、新たな部品を購入する必要はありません。交換が必要な場合も、業者へ依頼するより費用を抑えやすくなります。


一般的な製品を選ぶ場合、交換用シャワーヘッドは1,000〜3,000円程度、シャワーホースは1,500〜5,000円程度が目安です。接続部の形状が合わない場合は、500〜1,000円程度のアダプターが必要になることもあります。工具を持っていない場合は、モンキーレンチなどの購入費も見込んでおきましょう。


ただし、シャワーヘッドとホースが一体になった製品や、ホースがカウンターなどに埋め込まれた製品は、自分で交換できない場合があります。購入前にメーカー名や品番、接続部の規格を確認しましょう。賃貸物件では、備え付けの設備を交換する前に管理会社や大家さんへの相談が必要です。


自分で対処する場合は、まず掃除で改善するか確認し、交換が必要なときは製品に合った部品を選びましょう。


業者に依頼した場合


業者に依頼する場合の費用は、原因や交換する部品によって異なります。


浴室の部品交換を伴わない調整修理やパッキン交換は、1万〜2万円程度が目安です。シャワーヘッドやホースを交換する場合は、作業費と部品代を合わせて1万5,000〜2万円程度かかることがあります。


壁や床の中にある配管の工事では、内装の補修費が別途かかることもあるため、作業前に見積もりを確認しましょう。


給湯器が原因の場合も、修理内容によって費用は異なります。部品交換のみで済む場合もありますが、給湯器を交換するときは、本体価格と工事費を合わせて10万〜30万円程度が目安です。


賃貸物件では、自分で業者を手配する前に、管理会社や大家さんへ連絡しましょう。分譲マンションでも、共用部分に原因がある場合は管理会社や管理組合への相談が必要です。


業者に依頼するときは、出張費や部品代、追加工事費を含めた総額を事前に確認しましょう。

シャワーの水圧が弱い裏には大きな問題が隠れていることもある

シャワーのイメージ

シャワーの水圧が弱い状態を放置すると、配管の漏水や給湯器の不具合、給水設備の異常を見落とすおそれがあります。


シャワーヘッドの目詰まりや止水栓の開き具合が原因であれば、自分で対処できる場合もありますが、キッチンや洗面所でも水の勢いが弱い場合や、以前より急に水圧が下がった場合は、住宅全体の設備に不具合が起きている可能性があります。


自分で原因を特定できない場合や、複数の蛇口に異常がある場合は、無理に修理せず、専門業者に点検を依頼しましょう。

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