シャワーの水圧が弱い! 自分で調整する方法や業者の依頼費用を紹介
公開日:2020.2.13 更新日:2024.4.10
現代人の生活に欠かすことのできないシャワー。人によっては朝にシャワーを浴びないと一日が始まらないという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そんなシャワーは何らかの原因で水圧が弱くなることがあります。
今回はその原因とシャワーの水圧を上げるための方法について解説していきます。
現代人の生活に欠かすことのできないシャワー。人によっては朝にシャワーを浴びないと一日が始まらないという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そんなシャワーは何らかの原因で水圧が弱くなることがあります。
今回はその原因とシャワーの水圧を上げるための方法について解説していきます。
シャワーの水圧が弱くなる原因はさまざまです。これらの原因を把握しておくことが水圧を引き上げる一番の近道です。
シャワーの水圧が弱くなる主な原因は次の通り。
①止水栓により水圧が調整されている
止水栓とは、水道管の途中に設置されている器具のことで、水流を止めたり水量を調整したりする役割があります。
その止水栓が閉まっていると、シャワーの水圧が弱くなっている場合があります。
止水栓は、蛇口などの水栓器具の近くに設置されています。商品の説明書を読みながら、水圧が調整されていないかどうか確認してみましょう。
②給湯器の容量が足りない
給湯器はお湯をコントロールするのに欠かすことのできない存在。使用するお湯に対して作られるお湯の量が少ないと、必然的にシャワーの水圧が下がります。
作られるお湯の量は給湯器の号数で表示されています。例えば24号の号数なら、「1分間に24リットルのお湯を使うことができる」ということを意味します。
また、給湯器に故障や不具合が見られると、お湯が出にくくなります。
③フィルター部分が目詰まりしている
シャワーヘッドとホースの中間にはストレーナーというフィルターが付いていて、目詰まりを起こすことがあります。
ゴミを除去するための部品ですが、掃除をしていないとゴミや水垢といった不純物が蓄積されていきます。
水圧を上げるためにまずやっておきたいのが、シャワーヘッドやフィルター部分などの掃除です。
特別な道具を用意する必要はなく、身の回りにあるものだけで気軽に掃除ができます。用意するものは次の通りです。
・使わなくなった歯ブラシ
・お風呂用中性洗剤
・クエン酸もしくはお酢
・洗面器
・つまようじ
汚れをきれいに落とすために、まずはシャワーヘッドを分解します。
ホースからヘッド部分を外しましょう。このとき細かい部品が水に流れないように注意してください。
構成されている部品が多い場合は、取扱説明書を手元に置きつつ掃除するといいでしょう。また、メーカーのホームページにも取扱説明書や分解方法が掲載されています。
分解できない場合は、無理に分解しようとせず、お湯を張った洗面器やバケツの上で掃除します。
フィルター部分に付着した汚れはブラシを使ってきれいにしておきます。
シャワーヘッドにある穴は、古い歯ブラシにお風呂掃除用の中性洗剤をつけ、ゴシゴシ洗っていきます。
細かい汚れがあれば、つまようじを使って取り除いていきます。
もし頑固な汚れが付着している場合は、つけ置きします。
水を張った洗面器に大さじ1杯分のクエン酸を入れ、そこに1~3時間浸すと汚れが落ちやすくなります。
シャワーから出されるお湯の量を多くしたいときは、ヘッド部分を交換するのも有効。
最近では手軽に水圧を調整できる水圧シャワーヘッドが人気です。
水圧シャワーヘッドは、シャワーから出る水の量を調節できる機能を持っています。
ヘッド自体の大きさを変えたり、穴の数の大小を調節したりと、いろいろ嬉しい機能があります。
水圧としては、ホースで水を撒くときに指で先端を狭めると水の勢いが上がるのと同じです。
また、水圧シャワーヘッドは水を多く使用したいだけではなく、節水したい場合にも役に立ちます。もし出てくるお湯の量を少なくしたい場合には、穴の部分を少なくするように調節します。
シャワーヘッドの種類は実にさまざまで、水圧の強さを基準に選ぶ際には「低水圧用」と書かれているものがおすすめです。
こうしたシャワーヘッドは水が直線状に出るように設計されているので、確かな水圧の強さを実感できます。
他にも穴が少なく設計されているタイプのシャワーヘッドも水圧の強さに関して定評があります。
シャワーヘッドの取り付けは簡単で、これといった工具を利用することなくご自宅のお風呂場に導入できます。
多くの場合、現在使っているシャワーヘッドを取り外し、代わりに新しいものをねじ込むだけで作業が完了します。
止水栓とは、水道管から通っている水流を止めたり水量を調整したりする役割のある器具のことです。
この止水栓の開閉具合を微調整することにより、シャワーの水圧を自由に変更できます。
止水栓の調整を行う際は、マイナスドライバーをご用意ください。
シャワーの止水栓は蛇口の脚部のあたりに設置されており、マイナス型のくぼみがあるのでそこにマイナスドライバーをはめこんで回します。
反時計回りに回すと止水栓が開き、水圧を強くすることができます。水圧を弱くしたい場合は、時計回りに回して調整してください。
また、シャワーの止水栓は二か所あり、それぞれお湯と水の水量を調整しています。
そのため必ず二か所の止水栓を開け閉めして、水とお湯の出を確認しながら調整するようにしましょう。
もしこれらの方法を試してみても水圧が改善されない場合には、水道の専門業者が頼りになります。
シャワーの水圧が弱い原因が水道管の劣化や破損などの場合は、個人ではなかなか対処が難しいです。
そうなったら速やかに水道修理のプロに連絡するのが賢明です。
浴室における作業費用の目安はおおよそ次のようになります。
・蛇口コマパッキン交換:1,000~1,500円
・パッキン部分の交換:4,000~5,000円
・止水栓交換:12,000~25,000円
こういった作業費以外にも出張料や時間帯によっては深夜料金などがかかってきます。
少しでも費用を安く抑えるためには、なるべく自宅から近いところにある業者に依頼することが大切。
お住まいの住所から近い業者であれば、それだけ出張費用が安く済みます。
また、作業に入る前にあらかじめ作業内容の見積もりを取ってもらいましょう。
近年では数多くの業者が無料で見積もりを実施しています。
最低でも3社以上の業者に見積もりを依頼し、比較して一番お得な業者に依頼をすることをおすすめします。
個々の業者の費用に関しては、企業のホームページにも掲載されています。まずはホームページ上の料金案内を見ておくのも良いです。
ただし、実際の現場の状況によって費用は変わってくるので、作業前の見積もりは必ず取るようにしましょう。
1級管工事施工管理技士
2級管工事施工管理技士
給水装置工事主任技術者
排水設備工事責任技術者
水道局指定工事店(一部地域を除く)
建設業許可内容 神奈川県知事許可 第087688号