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外壁にあいた穴の補修!原因や対処法などについてご紹介します

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.12
外壁にあいた穴の補修!原因や対処法などについてご紹介します

外壁に穴が開くことになった原因や修理費用について詳しく解説します。
この症状は築年数に関係なく、どこの戸建て住宅やマンションでも起こり得ます。壁の穴といっても、ぶつけてしまってあいた穴や、ビスやネジ跡の穴、気づいた時には外壁の一部に無数にあいているピンホール(気泡)と呼ばれる穴など原因は様々ですから、対処が難しいですね。
そこで今回は、外壁の穴の正体やその原因、修理費用などを紹介していきますので、ぜひ参考にして下さい。

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1.外壁に穴が開いた事例

外壁に穴が開いた事例は季節の変わり目やリフォーム後によくみられる症状

傷がついている外壁の写真

このトラブルが起こりやすいのが季節の変わり目やリフォーム工事のあとです。

外壁は常に風雨に晒されていますから、多くの方が15年~20年に一度は塗り直しを行いますね。その工事に問題があれば外壁に直径3㎜~5㎜くらいの穴が開いてしまいます。それもすぐには分からないことが多く、ひと夏を超えた時点や春を迎えるといった季節の変わり目に多く表れます。

一度でも穴が開いてしまうと、補修工事を行わない限り元に戻ることはありませんし、その部分に汚れが詰まったり雨が浸透することで、さらなるトラブルに発展する危険もあります。

ですので、外壁に穴を見つけた場合は、まず業者に依頼して原因の調査から開始しましょう。よほど詳しい方でない限り、自分で判断して対処するのはお控えください。

その他のトラブル事例としては、中古物件を購入した時に前のオーナーがビスを取付けていたというケースもあります。不動産屋さんも物件購入時にチェックしていますが、安い買い物ではありませんから自分でもしっかり確認することをおすすめします。

外壁は家を守る上で重要な部分です。帰宅時や出社時などに確認する癖をつけておけば、比較的早く気付く確率が高くなります。

2.穴が開く原因とは?

外壁に穴が開く原因の多くは業者の知識不足による施工不良です!

穴が開いている外壁の写真

このトラブルの原因の多くは施工主にあります。つまり塗装工事を行った人という事です。自分で塗り直したなら自分に原因がありますし、業者に依頼したのでしたらその業者が原因です。

ここからはもう少し具体的に説明していきます。冒頭でも紹介した通り穴の原因の多くはピンホール(気泡)です。

一般的に外壁を塗装する工程は、古い塗料と塗膜を完全に剥がし、高圧洗浄機で汚れを取り除きます。その後、壁にあるクラッキング(ひび割れ)を補修して内側に下地となる塗膜を施します。完全に乾いたことを確認してから外側の塗料を塗れば完成です。

この一連の工程でピンホールの原因となるのが、塗膜の乾燥不足、シンナーを入れすぎるなどの希釈ミス、塗装の厚塗り、ローラーの劣化による塗装のムラなど。しばらく経つと外壁の表面にプツプツとした穴が現れます。
いずれの原因も、少し気をつけておけば防ぐことができるミスです。

ただし、素人ではどの部分が原因かを特定するのは非常に困難です。塗装をした事がある方でしたら塗りムラくらいは分かるでしょうが、希釈ミスや塗膜の乾燥不足はなかなか見抜けません。
ですので、先ほども記載した通り、施工を行った工務店やハウスメーカー、不動産屋などに連絡して調査してもらいましょう。

3.外壁の穴への対処方法

外壁の穴への対処法はまず施工業者に連絡すること。緊急時にはコーキング

穴が開いている外壁の写真

まず最初に紹介するのはピンホールへの対処方法です。
これは施工時の不具合が原因ですから、施工した業者もしくはその住宅を購入した業者に連絡するしか方法がありません。保証期間内であれば無償で対処してもらうことも可能です。

次に紹介するのは、室外機などを固定していたビスなどの穴の対処方法です。
ホームセンターやネットショップで外壁の種類に合わせたパテを購入して下さい。穴の周辺や内部の汚れを取り除き、パテを詰めていきましょう。完全に詰まったことを確認したら乾燥させ、その上からタッチペンで色を塗ったら完了です。
ただしパテをいくら詰めても穴が塞がらない場合、内部のクラッキングや塗装全体の浮きが疑われますから、外壁が完全に剥落する前に専門業者に相談することをおすすめします。

それ以外の穴でいざという時に頼りになるのがコーキング。パテと同様に汚れを落とし、コーキングガンで注入すれば対処完了です。

パテもコーキングもそうですが基本的には応急処置とお考え下さい。時間が経つごとに隙間が生まれ、その部分に雨が侵入することで剥落やクラッキングが起こる可能性が高いです。

住宅の価値を下げたくない、しっかりと対処したいという方は、外壁補修の専門業者に相談しましょう。

4.外壁の穴を補修する費用はいくら?

外壁の穴を補修する費用は一箇所あたり3,000円~10,000円

外壁の穴をふさいでいる写真

このトラブルを解決するための費用として最初に紹介するのは、ピンホールの補修です。ここまで何回も説明した通りピンホールは施工業者の責任になりますから、保証期間内であれば無料です。保証期間が過ぎている時はその業者次第です。自社の非を認め、通常の70%程度で補修してくれる業者もいれば、開き直って交渉に全く応じない業者もいます。

もし自費での補修となると範囲にもよりますが、外壁全体でしたら70万円~100万円は必要になります。

次に紹介するのは通常の穴を補修する際の費用について。穴の大きさにより若干異なるものの、一箇所あたり3,000円~10,000円が相場です。外壁にサイディング材を使用している場合、ピンポイントの補修ができません。穴のある部分を剥がし新しいものと交換します。費用は1㎡あたり20,000円~50,000円です。

ここまで紹介した補修費用の相場はあくまでも低い場所でのことです。穴の開いている場所が2m以上になると高所作業となり作業費が高くなります。さらに足場代金が別途必要になることもありますから、いきなり依頼するのではなく、とりあえず見積もりから取りましょう。
2~3社の外壁修理業者から相見積もりをとり、比較検討したうえで最も優良な業者に依頼するのが理想です。

5.外壁の穴補修情報まとめ

外壁に開いた穴補修に関連する情報のまとめとポイントのおさらい

へこんでいる外壁の写真

このトラブル補修に関するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず外壁に穴が開いていることを確認したら、業者に依頼して調査してもらいましょう。ピンホールでしたら無償で補修してもらえるケースもあります。それ以外の穴の補修については自身で行うこともできますが、結果として費用が高くなることがありますからご注意ください。いずれにしても早急に補修することが重要です。

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