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外壁塗装を10年で行うのは早い?最適な塗り替え時期の見極め方を解説!

公開日:2024.3.15 更新日:2024.4.22
外壁塗装を10年で行うのは早い?最適な塗り替え時期の見極め方を解説!

外壁塗装を10年で行うのは早い、という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、外壁塗装を行うタイミングは、家を建ててから10年で検討することが推奨されています。

今回は、外壁塗装の塗り替え時期の見極め方ついて解説していきます。

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外壁塗装の窓口

1.外壁塗装工事の10年サイクルは早い?

「外壁塗装の目安は10年」とされる理由は主に3つ

外壁塗装工事を行っている写真

外壁塗装の塗り替えのタイミングが一般的に「10年」と言われる背景には、いくつかの理由が存在します。

一つ目の理由として挙げられるのは、多くの塗料の耐用年数が10年程度であるという事実です。
シリコン塗料が例としてしばしば挙げられ、これは10~15年ほどの耐用年数を持っています。

しかし、新しい塗料の中には、より長い耐用年数を誇るものもあります。例えば、ラジカル制御型塗料やフッ素塗料など、耐用年数がそれぞれ12~16年ほど、15~20年ほどと、シリコン塗料よりも長持ちするのが特徴です。

次に、10年が重要視される理由として、外壁塗装の劣化が目立ち始めるタイミングとされていることが挙げられます。
塗装の劣化は、年月と共に進行し、約10年を経るとその兆候が明らかになり始めます。一般的に、塗装表面の色あせや、クラック、ヒビ割れなどが確認できるようになることが多いのです。

ただし、外壁塗装の劣化症状は一律で急を要するものではなく、状況によっては迅速な対応が必要なケースもあれば、そうでないケースもあります。

また、新築住宅には通常、ハウスメーカーから10年程度の保証期間が提供されることが多いです。
このため、ハウスメーカーの保証期間と外壁塗装のタイミングが一致することから、10年を一つの目安として認識する方が多くいます。

しかし、外壁塗装の実際の必要性は、家の状態や使用されている塗料などに左右されます。
10年という一般的な目安に縛られず、外壁の現状を確認し、専門家と相談しながら、適切なタイミングを見極めることが大切です。

2.外壁塗装を行うタイミングは自宅の立地条件で異なる

10年未満で外壁塗装が必要なケース

立地条件のイメージ写真

ご自宅の立地条件によって、外壁塗装の適切なタイミングは大きく変わることがあります。

例えば、海が近い地域で住んでいる場合、塩害の影響で建物の劣化が進むことが知られています。塩害は、海からの塩分が建物に付着して、特に金属部分の腐食を促進させる現象です。海から5km以内のエリアでも、塩害の影響を受ける可能性が高いとされています。
このようなエリアでは、早めの外壁塗装が望ましいです。

次に、雪が多く降る地域にお住まいの方も注意が必要です。外壁に浸透した水分が凍結することで、外壁にひび割れが生じることがあります。このひび割れは、凍結と融解の繰り返しで拡大し、放置すれば建物へのダメージが増大します。
雪国にお住まいの方は、定期的な外壁の塗り替えを検討すると良いでしょう。

また、川や池が近く、湿度が高い地域に住む場合、コケやカビの発生リスクが高まります。これらは、外壁材や塗料にダメージを与え、さらに内部に水分が浸透する原因となり得ます。
湿度の高いエリアでの外壁の塗り替えは、特に定期的に行うべきです。

以上のように、立地条件によって、塗装の最適なタイミングは異なります。住環境や建物の現状を考慮し、適切なタイミングでの塗装を心がけましょう。

3.外壁塗装の塗り替えをしない時に起こるトラブル

雨漏りやシロアリ被害につながることも

ひびが入った外壁の写真

外壁塗装の塗り替えは、家の美しさを維持するだけでなく、建物を守るための重要なメンテナンス作業です。
家の外壁を放置してしまうと、後々大きな問題に発展することがあります。修理のための出費は、数百万円にも上ることがあるのです。
10年間隔など、定期的な外壁塗装の塗り替えを見送ることで生じる被害を軽く考えてしまう方もいるかもしれませんが、これは非常にリスキーな判断と言えるでしょう。

・雨漏り
雨漏りは、外壁塗装を定期的に行わないことで生じる被害の一つです。多くの人は、雨漏りと聞くと屋根の問題を思い浮かべることでしょう。
しかし、外壁の塗膜が剥がれると、外壁は雨や風、日光から保護されなくなり、クラックが生じることがあります。その結果、これらのクラックから雨水が建物内部に侵入して雨漏りが発生します。

さらに、外壁のコーキング部分が劣化すると、防水機能が損なわれ、これも雨漏りの原因となります。雨漏りの初期段階では目に見えない場合が多く、気が付いたときには大きな被害が出てしまうこともあります。

そのほか、外壁に湿気がこもることでカビが発生し、これが健康に悪影響を及ぼすことも考えられます。

・シロアリ被害
シロアリ被害も外壁のメンテナンスを怠ると発生する問題の一つです。コーキングの劣化により、シロアリが家の内部に侵入することがあります。
シロアリは、家の木材部分を食害する害虫で、その被害は非常に大きくなることがあるので注意が必要です。シロアリの駆除は10万円程度かかることが一般的で、さらに被害を受けた部分の修繕費用もかさむでしょう。

以上のようなトラブルを避けるためにも、外壁塗装のタイミングを見極め、適切な時期に施工を行うことが大切です。

4.外壁塗装の塗り替え時期の見極め方

外壁の主な劣化症状

チョーキング現象が起きた外壁の写真

築10年を過ぎると、外壁には様々な変化が見られることが一般的です。

外壁に見られる変化の一つとして、チョーキング現象があります。
壁が白い粉状のものを放出するこの現象は、壁の防水性が低下しているサインです。この状態の壁は、雨水を吸収しやすくなり、結果として内部損傷のリスクが高まります。

また、壁にひび割れが見られることも多いです。
これは、雨水が内部に侵入する原因となり、構造の劣化を早める可能性があるため注意が必要です。

さらに、外壁にカビやコケが生えていないかどうかや、サイディング外壁の反りの変化なども確認する必要があります。
これらの劣化症状は、外壁のチェックを定期的に行って早期に発見することが大切です。

ちなみに、家が築10年未満でもこれらの症状が出現する場合があります。そのような場合は、早めの外壁塗装を考えるべきでしょう。

5.外壁塗装は10年で検討するのがおすすめ

まずは専門業者に点検を依頼しましょう

外壁塗装のイメージ写真

外壁塗装を行うタイミングは、家を建ててから10年で検討することが推奨されています。家の外壁が劣化し始めると、家そのものの寿命が縮まります。

目に見える症状、例えば大きなクラックや壁から白い粉がつく現象、塗膜の剥がれなどがある場合、専門家の目で確認してもらうのが賢明です。

点検や見積もりは無料で提供している業者も多いので、まずは無料見積もりを依頼してみましょう。

前回の外壁塗装から10年~15年ほど経過しているなら、点検を受ける適切なタイミングです。専門業者による外壁の定期的な点検は、次回の塗り替え時期を見極めるうえで非常に役立ちます。

現在の外壁の状態を知ることは、家の寿命を延ばすための第一歩です。早めの対応が、長く快適な住まいを保つ秘訣と言えるでしょう。

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