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外壁に生えたカビを落とす方法とは?発生の原因と対処方法まで徹底解説

公開日:2024.7.12
外壁に生えたカビを落とす方法とは?発生の原因と対処方法まで徹底解説

家の外壁にカビが生えていたら見た目はもちろん、衛生的にも気持ちのいいものではありません。また、そのまま放置しておくと建物を劣化させる恐れもあります。

この記事では、家の外壁にカビが発生する原因や対処法について詳しく解説していきます。

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外壁塗装の窓口

1.外壁にカビができる原因とは?

外壁の形状や建物の立地によって変わる

黒く汚れた外壁の写真

外壁のカビを放置すると外観を悪くするだけでなく、人体にも影響を及ぼします。
そんなカビが外壁に発生する原因の多くは、建物の立地や壁の形状です。

日当たりの悪い場所が、カビが生えやすい環境です。日光が当たるところでは育ちにくく、高温多湿を好む性質を持つため、室外機の近くや外壁がふさがれているような場所で多くみられます。日当たりの悪い外壁は、湿度を上げないように風通しをよくしましょう。

また、外壁の汚れの多くは苔や藻だといわれています。高温多湿の環境を好む点はカビと共通していますが、汚れている場所が日当たりのよい場所であれば、苔や藻の可能性があります。
苔や藻は落としやすい反面、カビは洗っても落としにくいのが特徴です。

建物が田んぼや川の近くにあるほか、周囲に植物の多い環境の外壁にもカビが発生しやすいです。
植物や川にはカビが多く存在しており、建物の外壁に移って繁殖するケースがあります。田んぼや川の近くは湿度が高い環境であることも、カビが繁殖する原因となります。

そのほか、外壁の形状も要因の1つです。
凹凸のある壁や溝のあるデザインは、溝が影を作り湿気を溜めてしまいます。日光が当たらず湿度が高い環境になるため、凹凸のある壁はカビが繁殖しやすい形状です。
立地や外壁の形状によっては、防カビ性能のある塗料で塗り替えをするとよいでしょう。

2.外壁のカビを放置すると発生するリスク

放置すればするほど除去が難しくなる

カビやコケで汚れた外壁の写真

外壁に生えたカビを放置すると、自分で除去するのが困難になるため、早めに対処しましょう。
時間が経つと繁殖する面積が広がるだけでなく、根が深く張って壁の奥にまで浸食します。
広い範囲に繁殖してしまうと、業者に依頼しなければ除去できなくなり費用がかかります。

カビが大きく育つと、日光や乾燥に強くなる性質がある点にも注意が必要です。
日当たりの悪い場所だけでなく、日光が当たり人目にも付きやすい場所にまで広がってしまいます。
広範囲に繁殖したカビの汚れは、建物の見た目を損なう原因です。

また、カビはアレルギーを引き起こす原因としても知られています。
特に、子どもや高齢者のように免疫力の低い方や、喘息のある方は注意しましょう。
カビによるアレルギーの症状には、湿疹・鼻炎・咳・結膜炎などが挙げられます。なかでも、肺アスペルギルス症は、重篤な症状が現れるケースもあるので要注意です。

外壁のカビは、換気扇や通気口から屋内に侵入する可能性があります。侵入すれば人体に影響があるだけでなく、室内にもカビが繁殖してしまいます。
水分を保持する性質があり建物全体を劣化させるため、早急に対処しましょう。

3.外壁のカビを自分で除去する方法

繁殖が進む前に対処するのが重要

外壁をブラシで清掃している写真

外壁に生えたカビは、繁殖が進む前であれば自分で対処できる可能性があります。
ただし、塗装や建材を傷つけないよう注意して行わなければなりません。

自分で除去する手順は、以下のとおりです。

1.水で土や埃などを洗い流す
2.外壁専用の洗浄剤を使い、やわらかいスポンジでこすり洗いをする
3.水で洗剤を洗い流す

たわしや硬いブラシは外壁を傷つける可能性があるため、スポンジを使用してください。
塗装が剥がれると耐水効果を失い、かえってカビが生えやすい状態になります。外壁を傷めると、修繕費用がかかってしまいます。

カビ取り用の洗剤や塩素系漂白剤の使用もおすすめしません。塗装を傷めるだけでなく、変色の可能性があるからです。
カビの除去には、外壁専用の洗剤を使用しましょう。なかには、洗剤が使えない壁材もあるため、使用前に確認しておくと安心です。

家庭用の高圧洗浄機を使う際は、周囲への配慮が必要です。カビを含んだ汚水が飛び散ると、近隣へ迷惑がかかる可能性があります。
また、高水圧によって、建物の一部がダメージを受けないよう注意が必要です。

外壁掃除のあとは、日光や風に当たるよう工夫して乾燥させてください。カビの生えているのが高い場所だったり、広範囲に及んでいたりする場合は、安全のために業者への依頼を検討しましょう。

4.自分では難しい外壁のカビの除去は専門事業者に依頼しよう

手の届かない範囲は無理せず業者に依頼を

防カビ塗料の写真

外壁の高いところや汚れのひどいカビは、業者に依頼して除去してもらうのがおすすめです。
プロであれば、危険な高所の洗浄や市販の洗剤で落とせない汚れにも対処できます。
洗浄のあとに壁の補修や塗装も依頼できる業者もあるため、発生の予防対策をしたい場合にもおすすめです。

業者に依頼する場合、高圧洗浄かバイオ洗浄による除去方法が選べます。高圧洗浄は高水圧で洗浄する方法で、おもに軽度のカビに使用されます。
周囲に汚水が飛び散らないよう、養生をしたうえで作業してくれるため、自分で行うより安心です。

高圧洗浄にかかる費用は、1平方メートルあたり200円から300円が相場です。水道料金は依頼主が負担するので、1,000円から2,000円程度かかります。

高圧洗浄で落としきれないカビには、併用してバイオ洗浄を行います。バイオ洗浄では専用の薬剤でカビを落とし、1平方メートルあたりの費用は500円から800円が相場です。
洗浄液を洗い流す必要があるため、かかる水道料金は2,000円から4,000円程度です。
使用される洗浄液は天然由来の原料が主成分のため、人体や周囲の植物への影響は心配ありません。

どちらを選択するかは、汚れの程度や外壁の素材・形状によって異なります。どの方法が適しているのか、依頼する業者と相談して決めましょう。

5.外壁のカビ取りを業者に依頼するときのポイント

相見積もりを取って信頼できる業者に依頼しよう

外壁塗装業者の写真

外壁のカビ洗浄は、業者によって費用や施工方法、技術が異なります。

自分の要望に合う業者を選ぶためには、相見積もりを取りましょう。
複数の業者を比較すると、費用や施工内容が妥当かどうかを判断しやすくなります。1社だけに見積もりを依頼するより、料金の妥当性や内容の明確さに気付きやすい点もメリットです。

相見積もりは、比較しやすいよう同じ条件で依頼してください。
見積もりを取ったら、外壁の素材やカビの度合いを適切に調査し、どのような洗浄剤や方法がよいのかを提案してくれる業者かどうか確認しましょう。

費用総額が相場より高すぎる場合は、悪質な業者の可能性があります。
安すぎる業者も、あとで追加料金を請求される可能性があるため、おすすめしません。
作業にかかる時間も、業者を選ぶ際のポイントです。

一般的な住宅であれば高圧洗浄の作業は1日かかることが多く、数時間で作業が終わるようなら手抜きの可能性があります。
過去の施工事例を確認するのもおすすめです。

実績の多い業者なら、外壁の知識が豊富にあるため安心して依頼できます。ホームページなどに施工事例を掲載していれば、信頼性の高い業者です。
利用者の口コミや評判も、あわせてチェックするとよいでしょう。

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