ここまできている最新の鍵!スマートロックについて知っておこう
公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.2鍵の最新ジャンルともいえるスマートロックですが、どのような鍵なのかイメージできない方もいるかもしれません。スマートロックは従来の鍵を使わずに扉を解錠することができる、最新テクノロジーが使われた鍵システムです。メリットやデメリット、そして選び方やおすすめ商品をご紹介します。
鍵の最新ジャンルともいえるスマートロックですが、どのような鍵なのかイメージできない方もいるかもしれません。スマートロックは従来の鍵を使わずに扉を解錠することができる、最新テクノロジーが使われた鍵システムです。メリットやデメリット、そして選び方やおすすめ商品をご紹介します。
ひとつはスマートフォンのアプリやNFCカード、リモコンなど利用して、自宅や職場の鍵を開けられるようにしたシステムのことをいい、取り付けるだけで工事不要の製品が中心となっています。
もうひとつはAndroidスマートフォンに搭載されている機能で、現在地情報などで、スマートフォンに触れずにロックを解除できるものです。
どちらも鍵の最新のシステムですが、ここでは扉の鍵にあたるスマートロックについて解説します。
セキュリティの高い最新のビルなどであれば、NFCカードなどで自動的に入出が管理される、タッチタイプを利用している方もいるでしょう。しかし施設設計時点で取り込まれていなければ、これらは使用できません。一般的な戸建住宅や賃貸物件でも鍵の種類は複数ありますが、スマートフォンやNFCカードなどで解錠できるものは多くありません。
スマートロックは後付けする製品が一般的で、取り付けてしまえば鍵を持ち歩く必要がありません。センサーを壁に取り付けるだけなので工事は不要です。
種類によってはBluetoothで鍵を開けることもできるため、何も取り出さずに解錠することもできます。
また、アプリのシステムを利用することで、合鍵を渡したい人のスマートフォンで鍵を開けられるようにしたり、一時的な期間を設定したり、該当者が開けられないように削除するなども可能です。物理的な合鍵を作る手間が省けて便利ですね。
他にも、誰が鍵を開けたのか履歴を見ることができるタイプもあり、家族が何時ごろ帰宅したのか確認できます。防犯の観点から考えても、物理的な鍵が不要となるので、知らない間に合鍵を作られることもなく安心です。
鍵を開けられるように設定したスマートフォンを落としてしまうことで、拾われた際に多くの個人情報から、鍵をかけている家を特定されてしまう可能性が高いです。
しかし、これはスマートフォンに日頃からロックをかける、紛失に気付いた時点で遠隔操作をして初期化するなどの対応で防ぐことができます。
その他のデメリットとしては、スマートロック自体の購入に費用がかかり、便利なシステムを利用することで月額料金が発生するケースがある点や、電気製品のため、スマートフォンかスマートロックのバッテリーがなくなると作動しなくなることも挙げられるでしょう。
スマートロック本体はバッテリー残量がなくなると、スマートフォンに通知がいき、さらに予備の電池をセットすることができるので、バッテリー切れの際にきちんと交換していれば問題ありません。また、スマートロックの装置自体は多くが内側のサムターンに取り付けるので、万が一の時には通常の鍵を使用することも可能です。
どのような違いがあるか分からずに迷ってしまう方もいるかもしれません。選ぶポイントとして、まず交換型か取り付け型かを確認しましょう。
一般的なのは取り付け型で、通常の飛び出ているサムターンのタイプの鍵であれば多くの場合で設置可能です。
交換型の場合は鍵自体をスマートロックに変更する必要があるため、賃貸などでは事前に確認が必要となります。取り付ける住宅や建物の種類によって、どちらにするべきかを決めておき、タイプを決めたらその中で費用や使える機能を選びましょう。
鍵として使えるのはスマートフォンだけでなく、スマートウォッチやNFCカードなどを使えるタイプもあります。標準のサービスとして遠隔操作で設定ができる製品もあれば、別料金になるタイプもあるなど、それぞれ特徴が異なっており、どの機能が使いたいかで商品を選ぶことがポイントです。使用する状況に合わせて製品を選びたいですね。
まずは取り付けタイプのAkerun(アケルン)で、個人向けの単体購入で36,000円ほどとなっており、合鍵の発行やNFCカードの鍵設定、遠隔操作などはフリープランの対象外です。また、法人向けの利用の場合はレンタルで初期費用が無料。入退室管理システムの規模によって値段が異なります。
同じく取り付け型のQrio Lock(キュリオロック)は20,000円ほど。月額料金はかかりません。オートロック機能があり、スマートウォッチやスマートスピーカーにも対応しています。
最後は交換型のスマートロックでGlamo Smart Lock(グラモスマートロック)。ドアはそのまま、交換するのはシリンダーのみで、最新スマートロックを設置することができます。鍵としての機能にとどまらず建物内の家電とも連携。集合住宅への取り付けにも便利で、登録した鍵は中心となるフロントオートロックに反映。費用については確認が必要です。
鍵として使用するのにおすすめの最新のスマートロックは、取り付け型ならAkerunやQrio Lock、集合住宅のオーナーや管理者で交換できるものとしてはGlamo Smart Lockなどがあります。
もしも鍵の修理、交換を検討しているならば、最新のスマートロックの導入を考えてみるのもありかもしれません。