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サッシからの雨漏りはなぜ起きる?原因や修理方法などを徹底解説

公開日:2023.6.26 更新日:2024.4.19
サッシからの雨漏りはなぜ起きる?原因や修理方法などを徹底解説

家は日頃雨風から私たちを守ってくれています。しかし長く住んでいれば、サッシから雨漏りすることがあるかもしれません。

サッシから雨漏りした際にあわてず対処するためにも、原因や応急処置、修理方法などを知っておくと安心です。
修理費用や業者選びのポイントにも触れますので、ぜひ参考にしてください。

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1.サッシからの雨漏りの原因とは?

雨漏りにはさまざまな原因がある

サッシ付近の外壁にひびが入っている写真

サッシからの雨漏りの原因はさまざまです。
場合によっては、サッシに直接的な原因がなくてもサッシから雨漏りすることがあります。
ここでは考えられる主な原因を6つ紹介します。

・サッシのコーキングが劣化している
コーキングとは、細いすき間にゴムのような素材を入れ込み隙間をふさぐものです。
サッシのまわりはどうしても外壁とのすき間があいてしまうため、必ずコーキングを行います。

そのコーキングが劣化してしまうと、本来のコーキングの役割を果たせず雨漏りしてしまうのです。
コーキングの耐用年数は、5~10年と言われています。5~10年で雨漏りした場合は、コーキングの劣化を疑いましょう。

・外壁にひびが入っている
外壁の劣化もサッシの雨漏りの原因として多く見られます。
外壁の内部には、防水シートが張ってあるため内壁には雨漏れしません。しかし、サッシまわりはどうしても防水シートが途切れてしまうため、そこから雨漏りすることがあります。

・サッシの近くに屋根がある
外壁同様、屋根にひびが入った場合に、そこからサッシへと水が侵入して雨漏りする場合があります。
特に母屋の屋根ではなく、窓に飾りとしてついているような屋根には注意が必要です。

・窓上部に換気扇や配管がある
台風などで強い風が吹くと、通常ではありえない角度で雨があたる可能性があります。
換気扇などには雨が入り込まないようにカバーがついていますが、強風の時は雨が侵入してしまうことも珍しくありません。

・引き違いサッシの場合
換気扇などと同じく、引き違いサッシのすき間を狙うように真横から雨があたると、雨が侵入する可能性があります。
この場合不良ではなくその時だけなので、対応としては水分をふき取るだけで大丈夫です。

・施工にミスがある
新築して間もないのにサッシから雨漏りする場合は、施工ミスの可能性があります。
一度家をつくった業者に確認してもらいましょう。

2.サッシからの雨漏りを放置するとどうなる?

放置することによってどのような影響がでるのか解説

雨の水滴が付着している窓ガラスの写真

サッシからの雨漏りを放置しておくと、どのような影響がでるのでしょうか?
ここでは、考えられる影響を3つご紹介します。

・木材が腐る
雨が建物内に進入するため、いつまでもそれを許しておくと柱などの木材が腐ります。
家は、柱やボードなど細かいところまで強度を計算してつくられています。
そのため、木材が腐ると家の耐久性が落ち危険です。

また、カビが発生し健康にも被害が及ぶでしょう。カビ臭いと感じる前に対処するのが望ましいです。

・シロアリが棲みつく
腐った木材はシロアリの大好物です。そのため、サッシからの雨漏りを放置しておくとシロアリが棲みつく可能性があります。

シロアリはいたるところの木材を食べていくため、「気づいたころには大部分の木材を食べられていた」なんてこともあり得るでしょう。
巣をつくられると駆除するのが大変なので、シロアリの好物となる腐った木材をつくらせないことが大切です。

・電気系統に異常が起きる
家の壁の内部には、電気系統の配線があります。そのため、雨が壁内部に侵入すると電気系統に異常をきたす可能性が出てくるでしょう。
漏電のリスクもあるため、放置するのは危険です。

3.サッシから雨漏りが発生したときの応急処置と注意点

あわてずに一つひとつ対処しよう

重ねられた雑巾の写真

室内に雨が侵入してくると、誰でも焦ってしまうことでしょう。
雨が降り続いていればなおさらです。

もしもサッシから雨漏りした場合、どのような応急処置をすれば良いか知っておくことで、スムーズに対応できるでしょう。
ここでは、サッシから雨漏りが発生した時の応急処置法と注意点を紹介します。

・雑巾や新聞紙を使う
まずは水分を取り除くことが大切です。
水分を取り除くには、雑巾や新聞紙を使用しましょう。市販されているペット用吸水シートなどは、雑巾や新聞紙よりも給水量が多いためおすすめです。

・サッシまわりの物を移動する
サッシからの雨漏りは、すぐにおさまるわけではありません。
ほかに被害を出さないためにも、サッシまわりにある家具などは移動しておきましょう。

カーテンが濡れると気づかないうちにカビが生えていることがあります。そうならないように、サッシが雨漏りしたらカーテンは外しておくことをおすすめします。

・網戸や雨戸を活用する
網戸や雨戸がついている場合は、位置を調整するだけでも雨漏り具合が変わることがあります。
雨の当たり方が変わり症状が改善する可能性があるため、雨が降り続いているなら試してみましょう。

4.サッシからの雨漏りを修理する方法とは?

原因によって修理方法はさまざま

コーキングを打ち直している写真

サッシから雨漏りした時の修理方法は、原因によってさまざまです。
原因別に修理方法を見ていきましょう。

・原因1:外壁のひび割れ
外壁のひび割れが原因の場合は、雨がそのひび割れから侵入するのを防ぐ必要があります。
修理方法として挙げられるのは、コーキングやモルタルで隙間を埋めることです。

修理は、サンダーをかけてからクラックを埋めてくれる丁寧な修理業者に依頼しましょう。
塗装だけ行うとその時は良いかもしれませんが、塗膜が劣化するとすぐに雨漏りしてしまいます。

・原因2:サッシまわりの防水処理の劣化
サッシまわりの防水処理が劣化した場合は、周辺の外壁を解体して補修を行います。
手間がかかる工事ですが、根本的に解決してくれるのでおすすめです。

・原因3:コーキングの劣化
コーキングが劣化した場合は打ち直します。
打ち直しとは、古いコーキングを除去してから新しいコーキングを打つことです。

古いコーキングのうえから新しいコーキングをかぶせることもできますが、古いコーキングがはがれてきたら一緒にはがれてしまうため、打ち直しをしたほうが良いでしょう。

・原因4:サッシ自体に問題がある
サッシに問題がある場合は、サッシそのものを交換しなければなりません。
気密性や断熱性が高いサッシにすると、将来的に同じような不具合が起きるリスクを減らすことができます。

5.雨漏りの修理費用の目安と業者選びのポイント

目安は3万〜15万

サッシの点検を行っている写真

サッシからの雨漏りは急に起こります。
急なことなので、どのように対処したら良いかあたふたする方も多いのではないでしょうか。

また、修理にいくらかかるのか不安に思う方もいるでしょう。
ここでは、雨漏り修理費用の目安と業者選びのポイントを紹介します。

・修理費用の目安は3~15万円
費用は業者や修理内容によって開きがあります。
サッシのコーキング補修程度のものであれば3万円くらいでも、サッシ自体を取り換えるとなると数十万円程度かかるのです。
あくまで目安として覚えておきましょう。

・安心できる業者の5つの特徴
一つ目は、現況をしっかり調査してから見積書を出してくれることです。
原因や修理方法の見通しが立っているため、あとから追加で費用が発生する可能性が低いでしょう。

二つ目は、アフターフォローがしっかりしていることです。
「工事をしたら、はい終了」というわけではなく、何か問題があればすぐに対処してくれる業者なら安心できます。
そのような業者とは、長く付き合っていけるでしょう。

三つめは、技術力があることです。
いくら人当たりの良い業者でも、技術力が伴わなければ安心してお願いすることは難しいでしょう。
後々不具合が起きないようにするためにも、確かな技術力がある業者がおすすめです。

四つ目は、屋根や外壁の張り替え工事など、大きな工事ばかりを勧めてこないことです。
本当に必要ならば屋根や外壁の張り替え工事も必要でしょう。
しかし悪徳業者は、屋根や外壁のことを一般の方があまり知らないことを良いことに、必要がなくても勧めてくる可能性があります。
大きな工事を契約したい気持ちが見え見えなので、大きい工事を勧められたら、詳しく内容を説明してくれる業者かどうか見極めましょう。

五つ目は、話をきいて丁寧に対応してくれることです。
修理業者にも都合があったり、できるだけ手間のかからない方法を選んだりすることもあるでしょう。
そのような状況でも、こちらの意図を十分理解して対応してくれる業者は信頼できるといえます。

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