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防蟻処理の費用はどれくらいかかる?具体的な費用相場や安く抑えるコツを解説

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.15
防蟻処理の費用はどれくらいかかる?具体的な費用相場や安く抑えるコツを解説

快適な住まいを脅かす存在であるシロアリ。
そんなシロアリから大切なご自宅やご家族を守るためには『防蟻処理』という作業が必要になってきます。

今回は、そんな防蟻処理の内容やかかる費用についてご紹介します。
あわせて、防蟻処理の費用を抑えるコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.防蟻処理とは?

防蟻処理の内容について解説します!

防蟻処理が行われた住宅の絵

自宅にシロアリを侵入させないための予防手段に用いられる防蟻処理。そもそも防蟻処理とはどのような作業なのでしょうか。

ここでは具体的な防蟻処理の作業内容や効果についてご紹介します。

◆防蟻処理とは
防蟻処理はシロアリが家に侵入されないよう、住宅に使用されている木材に対してさまざまな加工を行うことを指します。

もっとも一般的なやり方は木部処理。柱など家屋に使用されている木材にドリルを使って穴を開け、その穴に専用の薬剤を注入していきます。そうすることで、シロアリが薬剤の浸透している木材に入ったとたんに死滅するようになります。

土壌処理は床下の土壌に対して専用の薬剤を撒くやり方です。シロアリは土から地上へと上がっていくので、侵入経路となりやすい箇所に対してもしっかりと対策しておきます。

これ以外にはベイト工法というやり方もあります。シロアリに毒を含んだエサを食べさせ、巣ごと壊滅させます。

◆防蟻処理の効果
防蟻処理による最大の効果は、自宅を長持ちさせられることです。
シロアリに侵入されないことにより、木材が使用されている柱が建てられた時と同様の強度で維持することができます。

また、シロアリは雑菌や病原菌を運んできますので、防蟻処理をすることで家族の健康をしっかり守ることができます。

2.防蟻処理が必要な場所

防蟻処理が効果的な範囲について解説します!

蟻道が作られた住宅の柱の写真

シロアリには巣を作る条件が存在します。そういった条件が揃っているとあっという間に巣を形成されています。
ご自宅に巣を作られないようにするために、条件をしっかり押さえておきましょう。

・住宅の柱
シロアリの被害と言うと柱がかじられてしまうイメージをされている方も多いと思います。木造住宅の柱はシロアリにかじられやすく、ヤマトシロアリですと自分が食べた柱を利用して巣を作ろうとします。

・床下
床下は土回りに近いことから、シロアリの侵入経路となります。床下は高温多湿となっていて、シロアリたちが生息するにあたっては最適です。
また、なかなか確認しづらい箇所なので、気づかないうちに被害が拡大している可能性があります。

・庭
ご自宅に庭がある方は一度土周りを調べてみましょう。土は水気を多く含んでいて、湿っていることから、シロアリに侵入されやすいです。
また、植木の下や切り株なども同様の理由でシロアリがいる可能性があります。

・ガーデニング用品
ガーデニングやバーベキューを自宅で行っている方は、使用されているグッズに注意しましょう。
外に置いてあるウッドデッキや木製の椅子などはシロアリに食べられ、巣にされる可能性があります。
ただし、商品によっては防蟻処理が施されているものもあります。

3.防蟻処理にかかる費用

業者の費用相場について解説します

費用相場のイメージ写真

防蟻処理を依頼する上で一番に気になるのが費用かと思います。ここでは専門業者による防蟻処理費用についてご紹介します。

業者にもよりますが、防蟻処理の費用相場は1坪あたり5,000~10,000円ほど。
ただし、これはあくまでも目安であり、ご自宅の被害状況や住宅の構造によっても費用は変更してきます。

また、作業費用以外にも業者がご自宅まで駆けつける際の出張費用や調湿剤設置費用なども別途加算されます。

この他、防蟻処理にかかる費用には地域差もあります。
東京や大阪などの大都市では自宅面積の小さいことから施工単価が赤字になりやすく、業者が料金を相場よりも高く設定している場合があります。

ちなみに業者に依頼する前に活用しておきたいのが無料見積もり。
最近では多くの業者が実施していますので、積極的に利用しましょう。
見積もりは薬剤散布や廃材処理などの必要な作業が料金に含まれているか、いらないオプションが含まれていないか、などを確かめる際に役立ちます。

見積もりについては1社だけという決まりはないので、複数社依頼されることをおすすめします。
複数社を比較することにより、ご自宅周辺で最もお得な業者を発見できます。
また、見積もりは他者との価格交渉をする際の材料にもなります。

4.防蟻処理はDIYでもできる?

DIYで行うにはデメリットも多いため、プロの業者へ依頼することをおすすめします!

バツが描かれた看板を持つ男性の絵

人によっては業者に依頼しないでDIYで防蟻処理をやりたいという方もいらっしゃるでしょう。
たしかに業者による防蟻処理の費用より安く済む上、すぐにでもできるので、メリットが大きいと感じられるかもしれません。

しかし、自分でやる上ではいくつかのデメリットもあります。

最大のデメリット作業としては作業が雑になりがちなこと。
専門知識がないとどうしても作業にムラが生じしまいます。しっかり薬剤を撒いたつもりでも、薬剤の希釈が不適切であれば、薬剤の効果が薄れてしまいます。

また、薬剤は使用方法を間違えると健康被害をもたらすことも…。そうなればご家族が健康被害を受けるだけではなく、近隣に住まわれている方々とのトラブルにつながる場合もあります。

この他、防蟻処理を行う際には怪我をするリスクもあります。
特に床下での作業になりますと、途中で突き出ている釘に当たったり、転がっている石ころにぶつかったりします。

また、床下は薄暗くて、作業を進めていく上ではいちいち懐中電灯やサーチライトで確認していかなければならないのでとても面倒です。

もし作業を行えるだけの時間的余裕があるのでしたら、DIYでも構いません。
ただし、多くの人はそこまでの余裕がないと思いますので、業者に全てお任せするのが効率的です。

5.防蟻処理の費用を抑える方法

費用を安くするコツをご紹介します!

防蟻処理事業者の絵

前述したように、業者によるシロアリの防蟻処理にはある程度の費用がかかります。ですが、そんな費用を少しでも安く済ませる方法が存在します。

・専門業者を活用する
防蟻処理は専門業者だけではなく、ハウスメーカーやホームセンターでも実施しているところはあります。
ただし、依頼するのであれば、専門業者が一番おすすめ。 専門業者でないところに依頼されますと、作業費用の他に割高な手数料が請求されることが多く、相場よりも費用が高くなりがちです。

また、シロアリ駆除の専門業者であれば、年に1回の定期点検や5年以内に被害が再発した際の無料対応などさまざまなアフターサービスを受け付けています。

・早めに依頼する
防蟻処理の費用はご自宅の被害状況によって大きく異なります。もしまだシロアリの被害が表れていないのであれば、駆除作業を伴わない分費用が安くなります。
シロアリの被害はあっという間に広がりますので、なるべく早く業者に依頼しておきましょう。

・割引サービスやキャンペーンを活用する
2回目以降に依頼した場合の割引料金をはじめ、業者の中には期間限定の割引サービスやキャンペーンを実施していることも。
お住まいのエリアにある業者を調べてみて、こうした割引サービスを実施しているかどうか確認してみましょう。

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