窓からの冷気を防ぐには?具体的な対策やリフォーム費用について
公開日:2022.10.20 更新日:2024.4.17
寒い季節になると感じるのが窓からの冷気。
窓から来る冷気は室内全体の暖房効率を低下させることにつながりますので、きちんと対策する必要があります。
今回は窓からの冷気を防ぐための方法はもちろん、断熱対策のリフォーム費用も解説していきます。
寒い季節になると感じるのが窓からの冷気。
窓から来る冷気は室内全体の暖房効率を低下させることにつながりますので、きちんと対策する必要があります。
今回は窓からの冷気を防ぐための方法はもちろん、断熱対策のリフォーム費用も解説していきます。
窓からの冷気がきになるとき、窓のリフォームをしたり、ホームセンターで必要なグッズを買いそろえたりしなくても、身近にあるもので窓からの冷気を防ぐことができます。
効果は限定的ですが、お部屋の暖房効率アップに一役買ってくれます。
・窓に緩衝材(プチプチ)を貼り付ける
通販などでよく包装資材に使われている緩衝材。こうした緩衝材は窓からの冷気を緩和するのに役立ちます。
窓のガラス部分だけでなく、窓枠全体を覆うように貼ることで断熱性、気密性がアップします。
・厚手のカーテンを掛けておく
厚手のカーテンは外からの冷気の緩和に役立ってくれます。もし今使用しているカーテンが薄い場合は厚手のものに取り換えておきましょう。
・窓際にボードを立てておく
窓のそばに発砲プラスチックなどの厚手のボードを立てておくことで窓からの冷気を防ぐことができます。
立てる前に窓の大きさに合わせて使いやすい形にカットしておきましょう。
・暖房器具の配置を変える
ストーブなどの暖房機器を配置する際は窓に背を向けた状態で設置するのがおすすめです。
窓下に滞留している冷気が暖房機器によって温められることで、温かい空気が部屋全体に循環するようになります。
また、他の窓の寒さ対策と併用することでより効率的に部屋を温めることができます。
最近では個人でも気軽に窓からの冷気を防ぐことができるアイテムが数多くあります。
以下のアイテムはすべてDIYの知識がなくても活用できますので、窓の周辺の寒さを対策したい時に活用してみてください。
・断熱シート
お部屋の寒さ対策として重宝されているアイテムです。特にプチプチタイプになっているものが使いやすくて便利です。
厚みのある空気の層が形成されているため、緩衝材(プチプチ)以上の断熱効果を発揮してくれます。
・隙間テープ
窓には構造上隙間ができる部分が存在し、そこから冷たいすき間風が入ってきます。
隙間テープは貼ることで窓際から入り込むすきま風を防いでくれます。
さらに外からの冷たい風が入るのを防ぐことで、暖房の効率をアップします。
テープに使われる素材は柔らかいものが多いので、開閉の妨げになる心配はありません。
・サーキュレーター
エアコン暖房を使うと暖かい空気がどうしても天井に滞留している状態になります。
サーキュレーターを使うことで暖かい空気をお部屋全体に行き渡らせることができます。
・ウインドーラジエーター
ウインドーラジエーターは窓の下に設置するヒーターです。
ヒーターの熱による上昇気流で窓から来る冷気を押し上げることで、室内の寒暖差を解消します。
このように窓からの冷気を防ぐアイテムや方法は数多くありますが、しっかりと冷気を解消したい場合は窓のリフォームをされることをおすすめします。
リフォームに関してはガラスの修理・交換業者に依頼されることが望ましいです。
専門業者をおすすめする理由は次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者にはあらゆる種類の窓に精通しているスタッフが在籍しています。プロの作業員であれば安全かつ確実にリフォームしてもらえます。
きちんと窓をリフォームしてもらえば、寒さ対策はもちろん、結露対策や省エネ効率などの効果も期待できます。
・いつでも駆けつけてくれる
業者によっては365日依頼を受け付けているところもあり、いつでも気軽に依頼できるようになりました。
自宅から近い業者ですと30分~1時間ほどで駆けつけてくれます。
・さまざまな支払い方法に対応してくれる
最近ではクレジットカード決済や電子マネーでの支払いに対応してくれる業者も多いです。
・窓に関する相談ができる
窓ガラスに関する知識が豊富なので、リフォーム以外にも窓や窓ガラスに関する相談に応じてもらえます。
日頃の寒さ対策や正しいメンテナンスの仕方など、気になることがあれば質問してみましょう。
窓からの冷気を防ぐ際に頼りになるに専門業者ですが、すべての業者がご自身に合っているとは限りません。
自分に合った業者を見極めるために必要なポイントは次の通りです。
・自宅が出張エリアに対応しているか確認する
依頼するにあたって一番重要なのが出張エリア。どんなに評価の高い業者を見つけたとしても、業者が対応してくれる地域でなければ意味がありません。
自宅から距離が近い業者の方がすぐに駆けつけてくれる上、依頼した際にかかる出張費用も安く抑えることができます。
・業者の実績を調べておく
業者の公式ホームページにはこれまでの作業実績や施工事例が掲載されていますので、参考として見ておくことをおすすめします。
・インターネットの口コミを確認しておく
一般的に優良業者と呼ばれているところは依頼された方から高い評価を受けていることがほとんど。
実際に修理を依頼された方の口コミは業者のホームページや口コミサイトに掲載されています。
・安さを強調する業者を選ばない
業者によってはやたら安さを売りにしている業者もあります。そうしたところは必要な作業やアフターサービスが含まれていない可能性があります。
業者選びでは料金設定の確認も大切ですが、そのような業者には注意しましょう。
業者に窓のリフォームを依頼する際に気になるのが費用。窓周辺のリフォームにかかる費用の相場は次の通りです。
断熱ガラスへのリフォーム:50,000~70,000円(1枚あたり)
二重窓へのリフォーム:150,000~300,000円
窓全体のリフォーム:200,000~300,000円
自宅の窓の大きさや形態によってリフォーム費用は異なりますが、窓からの冷気を防ぐためのリフォームにはお金がかかります。
そんな窓のリフォーム費用を安くする方法があります。
一つは複数の業者の見積もりを比較すること。
見積もりに関しては電話やメールでの相談も可能ですが、実際の自宅の様子を見てもらわないと具体的な金額は算出しにくいため、業者に来てもらった方がいいでしょう。
もし提示された金額に納得できない時はその場でお断りすることも可能です。
最低3社以上の見積もりを比較して、地域でお得な業者を見つけることをおすすめします。
もう一つは国や自治体の補助金を活用すること。
国が実施している「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」や東京都が実施している「家庭における熱の有効利用促進事業(高断熱窓・ドア)」など、さまざまな補助金制度があります。
制度によって支給される金額や適用条件が異なりますので、利用できそうな制度があるか調べておきましょう。