電気はつくけど冷蔵庫が冷えない!原因と解決方法を解説
公開日:2025.1.29
「冷蔵庫の電気はつくのに、冷えていない…」
このような状況に陥ったら本当に困りますよね。中に入っている食べ物が腐ってしまう可能性もあります。しかし、電気がつくなら故障ではないのでしょうか?
この記事では、電気はつくけど冷蔵が冷えない原因や解決方法について解説していきます。
「冷蔵庫の電気はつくのに、冷えていない…」
このような状況に陥ったら本当に困りますよね。中に入っている食べ物が腐ってしまう可能性もあります。しかし、電気がつくなら故障ではないのでしょうか?
この記事では、電気はつくけど冷蔵が冷えない原因や解決方法について解説していきます。
冷蔵庫が電気はつくけど冷えない場合には、最初に設定温度を確認しましょう。
一般的に冷蔵室は0~5度ほど、冷凍室はマイナス18度ほどが適切な温度です。
設置場所によっても温度が影響を受けることがありますが、設定温度がこれらの範囲内にあるかを確認して、調整しましょう。
また、電源がしっかりと入っているかどうかも確認が必要です。
コンセントがしっかりと挿さっているか、ブレーカーが落ちていないかを確認します。
そして電源スイッチがオンになっているかどうかチェックして、電源に問題がない場合は他の原因を探る必要があります。
異臭がするかどうかも重要なポイントです。
冷蔵庫から異臭がする場合には、冷媒の漏れが考えられます。冷媒とは空気の熱を運ぶ触媒であり、配管の破損によって漏れ出すことがあります。
漏れた冷媒が気体になり、臭いにおいを発生させているのです。
最後に冷凍室が冷えているかどうかを確認してください。
冷媒の循環によって冷える仕組みなので、冷蔵室と冷凍室のどちらも冷えない場合は冷却システムの故障が考えられます。
修理が必要な場合は、業者に依頼するか買い替えの検討をおすすめします。
前項で紹介した項目を確認しても直らなければ、冷蔵庫が冷えない原因は他にあると考えられます。
原因と対処法をそれぞれ詳しく解説しますので、あてはまる場合は試してみてください。
まずはドアがきちんと閉まっていたか確認しましょう。
ドアが半開きになっていると、隙間から冷気が逃げてしまいます。中が冷えないだけでなく、外の暖かい空気が中に入りますので、庫内の温度が上がってしまいます。
また、ドアの開け閉めが多すぎないかも重要です。ドアの頻繁な開閉も、冷気が逃げて中の温度が上昇する原因となります。
開閉のたびに暖かい空気が入ってしまい、温度が下がりきるのに十分な時間を確保できなくなっています。
ドアを開けている間は素早く出し入れして、短時間でドアを閉じてください。
さらに食品を詰め込みすぎていないかどうかもポイントです。
冷蔵庫は、中に冷気の流れをつくることで食品を冷やしています。そのため食品を詰め込みすぎると、流れが滞って冷却効果が低下してしまいます。
また、冷蔵庫の周囲にスペースはあるかどうかも重要です。冷蔵庫の熱は本体の背面や上部にある放熱板から放出されます。放熱板の周囲にある程度のスペースがないと熱がこもってしまい、中の温度は下がりにくくなります。
最後に、冷気の吹き出し口に霜が付着していないかもチェックしましょう。
霜は、冷蔵庫の外側と内側の温度差により生じた結露が凍って付着したものです。霜が大量に発生して吹き出し口に付着すると、冷気の流れが滞ってしまい、冷えづらくなります。
そのため吹き出し口に霜がついている場合は、取り除く必要があります。
ご紹介した方法を試しても冷蔵庫が冷えない場合は故障が疑われます。
また、以下のような場合も、部品交換や専門的な修理が必要になるため、修理業者に依頼するのがベストです。
・冷凍室も冷えない
・異音がする(ブーン、カタカタ、ジーという音)
・コンプレッサーが動いていない
・背面や底部が異常に熱い
・水漏れがある
・基板やセンサーの故障が疑われる
・ガス漏れの可能性(冷媒ガスが抜けると冷えなくなる)
修理はメーカーや専門の修理事業者に依頼しましょう。
修理を依頼する際には、メーカー名・商品名・製造年・型番などを確認してください。これらの情報は保証書や製品情報のシールなどで確認できます。
保証書や領収書があれば、購入日付も確認が必要です。保証期間内であれば、メーカーでの修理費用が無償または安価になる場合があります。
故障の症状と自身で行った確認方法や試行したことをまとめておくと、スムーズに業者へ状況を説明できます。
・軽度の修理(温度センサーや基板交換) : 約5,000〜15,000円
・コンプレッサーや冷ガス媒交換→ 約20,000〜50,000円
ただし、10年以上使用している冷蔵庫の場合は、修理よりも買い替えを検討する方が賢明な場合もあります。
修理を依頼しても費用が高くなる場合、新しく購入するほうが得策です。新しい機種の冷蔵庫は高価ですが最新の機能や性能を備えていますので、電気代を節約できる可能性があります。
冷蔵庫の電気はつくのにも関わらず、冷えない場合は修理が必要である可能性が高いです。
お得に修理する方法は、複数の修理業者に費用の見積もりを出してもらい(=相見積もり)、比較することです。
・適正価格を知ることができる
修理費用は業者ごとに異なるため、相見積もりを取ることで相場感をつかめます。
・不要な修理を避けられる
一部の業者は、実際には必要のない修理や交換を提案してくることがあります。複数の業者の意見を比較することで、適切な修理内容を判断できます。
・コストを抑えられる可能性がある
業者によっては、他社の見積もりを見せると減額に応じてくれる事もあります。
・対応の良い業者を選べる
修理費用だけでなく、対応の迅速さやアフターサービスの有無なども比較できます。
1.メーカー修理と一般業者の違いを理解する
■メーカー修理(例:パナソニック、日立、シャープなど)
└純正部品で修理可能(安心感あり)
└修理料金がやや高め
└冷蔵庫の保証が切れていても対応可能
■一般の修理業者
└料金が安い場合もあるが、技術力にばらつきあり
└純正部品を使えないことがある
└出張費がかかる場合がある
2.無料で見積もりをしてくれる業者を選ぶ
出張見積もりだけで料金がかかる業者もありますので、「見積もり無料」か事前に確認しましょう。
3.すぐに修理が必要な場合は修理業者への依頼がおすすめ
メーカー修理であれば純正部品が確実に入手でき、修理後のサポートも受けられるというメリットがありますが、予約が埋まっていると対応するまで数日かかることもあります。
一方、一般の修理業者なら即日対応可能な場合もありますので、緊急の修理が必要な場合は一般の修理業者を優先することが良いでしょう。
4.見積もり比較の際は、「修理内容の内訳」をチェック
どの部品を交換するのか、技術料や出張費の詳細などを確認しましょう。一部の業者は総額のみを記載した見積もりを提示してくる場合があるので、その場合は内訳を正確に確認すると安心です。
5.相見積りを取りすぎると時間がかかる
見積もりの依頼先は3社程度に絞ることをおすすめします。多すぎると悩む時間が増えて、修理が遅くなってしまうことも。
冷蔵庫は食材が傷む前に早めの対応が必要ですので、スムーズに相見積りを取って、適切な業者を選びましょう!