本文へ移動

洗濯機が脱水時にガタガタうるさい!原因や修理の費用相場についても解説

公開日:2023.9.28 更新日:2024.4.22
洗濯機が脱水時にガタガタうるさい!原因や修理の費用相場についても解説

洗濯機を動かした時、以前よりも脱水の際にガタガタとした揺れが激しくなってお困りの方はいませんか。こうしたガタガタは故障の初期症状の可能性があり、放置するのはNGです。

ここでは洗濯機がガタガタする原因や対処法、修理費用の相場などについて解説します。

1.洗濯機が脱水の時にガタガタうるさくなる原因とは?

異物混入や洗濯機の土台をチェック

洗濯機の前に置かれた大量の洗濯物の写真

洗濯機の脱水時にガタガタと音が鳴る場合、異物の混入や洗濯物の入れすぎ、洗濯物の偏りといった原因が考えられます。
まずはこれらに当てはまらないかを確認しましょう。

・異物が混入している
洗濯機の運転中の異音トラブルで特に多いのが異物の混入です。衣類のポケットの中にヘアピンや小銭などが入ったままになっていると、洗濯槽の中でぶつかってガタガタと音が鳴ることがあります。
洗濯物を入れる際には衣類のポケットの中をよく確認したうえで洗濯槽に入れるようにしましょう。

・洗濯物の量が多すぎる(少なすぎる)
洗濯機の中に過度な量の洗濯物を入れて運転してしまうと、脱水の際に洗濯槽が回らず、ガタンガタンという振動やエラー音が鳴ることがあります。
こうした状態になった時は、一度洗濯物の一部を取り出したうえで再度脱水運転をかけましょう。

一方で、洗濯物が少なすぎる場合も洗濯槽の中で洗濯物のバランスが悪くなり、ガタガタと音が鳴ることがあります。この場合は適切な量になるように洗濯物を適宜足して運転しましょう。

・洗濯機が水平に設置されていない
洗濯機は平らな床に水平に設置されていないと、洗濯機の振動が増加し、騒音の原因になります。
洗濯機が水平に設置できているかどうかは、本体内蔵または付属品の水準器で確認できます。

・排水の流れが悪い
排水ホースや排水口にゴミが溜まっているとうまく排水できなくなり、洗濯槽と脱水槽の間に水が残ってしまいます。そうなると、脱水槽の回転バランスが崩れて振動や音が大きくなります。
定期的に排水ホースや排水口のお手入れをするようにしましょう。

2.洗濯機が脱水時にガタガタするのを軽減する方法

洗濯機の内部設定や防音グッズを活用する

洗濯機のボタンの写真

洗濯機の脱水運転の際にガタガタと音が鳴るのを防ぐには、洗濯機自体の静音設定や防音グッズを活用するのが効果的です。
ここでは、脱水時の音を軽減するコツについて解説します。

・静音設定を活用する
洗濯機のメーカーによっては、脱水時の音を小さくする静音設定がある洗濯機もあります。静音設定のレベルを上げることで脱水時に発生する音を小さくできるため、音が気になる方は確認してみましょう。

ただし、脱水にかかる時間が静音レベルを上げるにつれて伸びてしまうことがあるため、時間をかけたくない方は注意しましょう。

・ナイトモードを活用する
洗濯機にナイトモードの設定がある場合、こちらをオンにすることでも運転時の音を小さくできます。これはヒーター音を抑える機能ですが、その代わりに洗濯終了までの時間が伸びてしまうため、お急ぎの方はオフにする方がおすすめです。

・防音グッズを活用する
洗濯機の土台に取り付ける防振ゴムなどを活用すると、洗濯運転中の騒音や振動を抑えられます。
賃貸住宅などで夜中に洗濯機を運転させるときなど、隣や下の階の住人に気を使う状況であれば、こうした防音グッズを活用してみると良いでしょう。

3.洗濯機が脱水時にガタガタするのは故障が原因かも?

洗濯機の軸が歪んでいる場合は早期に修理や交換が必要です。

洗濯槽の写真

洗濯物に問題がなく、洗濯機もしっかりと設置されているのに騒音が止まらない場合は、洗濯機が故障している可能性があります。

故障が疑われる場合は、洗濯機の内部を点検してみましょう。洗濯槽が左右にバランスを崩したり、傾いていたりすると、軸が歪んでいる可能性があります。
洗濯機の軸が歪むと、回転が不安定になるため、ガタガタといった騒音や振動が増加します。

洗濯機の軸が歪んでいると、洗濯物にかなりのストレスがかかり、洗濯物自体に被害を及ぼす可能性があります。 特に繊細な衣類や織物に影響が出ることがあります。

そして、軸が歪んでいると洗濯機全体に負担がかかり、他の部品やパーツへの故障のリスクを増加させる可能性があります。
そのほか、洗濯物が十分に洗えなかったり、水や電力の無駄遣いが発生したりするリスクも考えられます。

このように、歪んだ軸は洗濯機の正確な動作にも影響するため放置せずにできる限り早く修理や交換を検討しましょう。

4.洗濯機を修理する際の費用相場はいくら?

故障時の症状で修理費用は異なる

修理費用相場のイメージ写真

洗濯機の修理費は、洗濯機の形状(縦型・ドラム式など)や、故障した箇所などによって異なります。
ここでは、縦型洗濯機とドラム式洗濯機の症状別の修理費用の目安についてご紹介します。

・縦型洗濯機
電源が入らない:10,000~50,000円ほど
風呂のお湯がとれない:6,000~35,000円ほど
給水できない:10,000~40,000円ほど
排水できない:10,000~30,000円ほど
回転しない:10,000~60,000円ほど
乾燥が甘い:30,000円~35,000円ほど
水漏れが起きる:5,000~30,000円ほど

・ドラム式洗濯機
電源が入らない:20,000~70,000円ほど
風呂のお湯がとれない:6,000~40,000円ほど
給水できない:10,000~40,000円ほど
排水できない:10,000~50,000円ほど
回転しない:6,000~80,000円ほど
乾燥が甘い:10,000~70,000円ほど
水漏れが起きる:10,000~35,000円ほど

これらは洗濯機の種類や故障の程度、部品代などによって金額の幅が大きく増減するため、あくまで費用の目安として参考にして下さい。
また、不具合が発生した際は取り扱い説明書を確認し、自分で解決できる症状であれば自分で対応するのが修理費を抑えるコツです。

洗濯機の購入からそれほど期間が経っていない場合はメーカーの保証期間内であるケースもあり、修理対応を無料で行ってもらえる可能性もあります。

5.洗濯機の修理と買い替えを選択する判断基準とは?

洗濯機の保証期間かどうかがポイント

洗濯機の点検を行う事業者の写真

洗濯機を長年使用していると、洗濯中に止まったり脱水が上手くいかなかったりと、様々な不具合が発生するようになります。
洗濯機の調子が悪い時は、メーカーや家電修理業者に依頼するか、あるいは新品に買い替えるか選ばなくてはなりません。

ここでは、症状ごとに洗濯機を修理に出すか買い替えるかの目安について解説します。

・脱水が上手くいかない
洗濯後の脱水が上手くいかない場合、まずは洗濯槽を掃除して汚れを取り除きましょう。
それでも脱水が弱い状態が治らない場合、メンテナンスでは改善できない状態であり、買い替えを検討する必要があります。

・洗濯機が運転中に止まってしまう
洗濯機が動作中に頻繁に止まるようであれば、内部基盤の故障などが疑われるため、買い替えるのが良いでしょう。

・乾燥機能が弱くなっている
乾燥機能がある洗濯機の場合、フィルターなどに汚れが溜まることで乾燥させる力が徐々に弱まっていきます。
フィルターを掃除してみて、それでも改善しないようであれば買い替えを検討しましょう。

・洗濯物から嫌な臭いがする
洗濯したばかりの衣類から嫌な臭いがする場合、まずは洗濯槽用の洗剤でクリーニングしてみましょう。
それでも臭いが取れない場合、槽内に菌や汚れなどが染みついている可能性が高いため、買い替えのタイミングと言えます。

購入して日が浅く、メーカーの保証期間内である場合、一度購入した店舗に相談してみると良いでしょう。
保証期間であれば修理費用が無料だったりお得な料金だったりする可能性が高く、買い替えるよりも出費が抑えられます。
保証期間を過ぎているようであれば、洗濯機修理の専門事業者に依頼しましょう。

冷蔵庫・洗濯機修理の新着記事

おすすめ記事