【キュルキュル・ガリガリなど】洗濯機からする異音の種類別に原因と対処法をご紹介
公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.10
洗濯機を使っている最中、キュルキュルやガリガリといった変な音が聞こえてきたことはありませんか?
その音の正体は、もしかするとどこかの部品が故障しているサインかもしれません。
今回は洗濯機を使用する際に発生する異音ごとの原因と対処法について詳しく解説します。
洗濯機を使っている最中、キュルキュルやガリガリといった変な音が聞こえてきたことはありませんか?
その音の正体は、もしかするとどこかの部品が故障しているサインかもしれません。
今回は洗濯機を使用する際に発生する異音ごとの原因と対処法について詳しく解説します。
音の原因として一最初に考えられるのは軸受け(メカモーター、洗濯モーター)の故障です。
そして次に多いのは異物混入です。パルセーターの奥や洗濯槽のどこかに不純物がくっついている場合があります。
パルセーターとは、洗濯槽の底にあるプロペラのようなものです。
対処法としては、まずは明かりで洗濯槽の中を照らしてみて、何かごみや不純物が挟まってないか確認しておきましょう。また、先ほども触れたパルセーターについても調べてみてください。
ここで何かしらの不純物が発見できたら、慎重に取り除いておきます。ごみや汚れがあった場合は、きちんと掃除しておくことが大切です。
不純物の存在が確認できない場合には、軸受けの故障が原因となっている可能性があります。メーカーによって部品に要する交換費は異なるものの、軸受けの場合ですと2万円ほどが相場となります。
また、パルセ-タ-の軸がすり減っているようなケースであれば、4,000円~5,000円程度の追加費用がかかります。
もし買い替えや修理などで追加料金がかさむようでしたら、洗濯機本体を買い替えることをおすすめします。
その場合に考えられるのが、不純物の残留です。よく洗濯物に出した衣類の中に取れたボタンや取り出し忘れた小銭などが一緒に入っていることがあります。洗濯していると、それらのものが洗濯機にぶつかってガラガラやガリガリといった音をたててきます。
対処法としては、洗濯物を洗濯槽に投入する前に、今一度洗濯物のポケットに不純物が入り込んでいないかどうか確認してみましょう。入っていた不純物を取り除いた上で動かしてみて問題がなければ、あとは何もする必要はありません。
また、洗濯機を回す際に必要なパルセーターについてもチェックします。こちらに小物が挟まっている場合、ガラガラやカリカリといった音が生じることがあります。
パルセーターについてはプラスドライバーを使うことで取り外しが可能です。洗濯槽からとってみて、何か挟まっていないか点検しておく必要があります。
これ以外でガラガラといった音が発生する場合、洗濯機の部品が破損している可能性があります。
特にモーターに関しては劣化や破損をしやすいです。モーターの場合、交換部品が取り置きされていないことが多いので、洗濯機を新しいものに取り替える必要性が生じます。
こうした異音はベルトの緩みやすり減りなどといった、ベルトの不調によって発生します。
ベルトとは洗濯機のモーターとパルセーターをつないでいる部品のことです。
ここが緩んでいると、洗濯機の回転の調子が悪くなり、カラカラといった音が生じることに。そのような異音が発生しないためにも、ベルトはきちんと張っておく必要があります。
ベルトはモーターを動かすことで調整できます。モーターをずらして、ベルトを調整してみてください。
また、経年劣化などによりベルトが擦り減ってしまうと、洗濯機が空回りをしてキュルキュルといった音の発生につながります。その場合はベルトを新しいものに交換することで対処できます。
ベルトの交換を行う場合は、まずモーターなどのボルトを緩めておきます。この時ボルトに潤滑油を差しておくと作業がしやすくなります。
それから、ベルトが緩んでいる方向にモーターを動かしておきます。こうすることでベルトが外れるようになります。あとは新品のベルトに交換して、元のようにボルトを締めておきます。これでベルトの交換は完了です。
作業に不安がある場合は、プロの業者へ依頼することをおすすめします。
洗濯物の量が洗濯槽の許容量を超えていたり、洗濯物が偏っていたりする場合にこうした音が聞こえてきます。こうした異音が聞こえてきたら、洗濯槽に入っている洗濯物の量や、洗濯層の中で偏りがみられないかどうか一度確認しておきます。
一般的な洗濯機ですと、一度に洗濯できる洗濯物の量は、洗濯槽の8割未満が目安です。これを基準になるべく多く洗濯しないよう心がけましょう。
もし洗濯物が多い時は、複数回に分けて洗濯するなどして対応することが望ましいです。
中に入っている洗濯物に偏りが生じる際には、洗濯ネットが役に立ちます。
洗濯ネットはさまざまなサイズがあるので、それぞれ使い分けることをおすすめします。大きいネットを使っている時は、その他を小さいネットに小分けしておくことで偏りがしにくくなります。
この他、洗濯機が水平に置かれているかどうかも確認しておきましょう。洗濯機本体が傾いていると、ガタガタといった音が発生しやすくなります。
多くの洗濯機には水平を測る水準器を内蔵しています。そこには気泡があり、これが中央にない時は傾いている証拠になります。もし内蔵されていなければ市販のものを使って確認が可能です。
傾いていたら、気泡が真ん中寄りになるまで洗濯機の位置を調整してください。
専門知識がない状態で洗濯機をいじろうとするのは危険です。精密機械によって構成されているものですので、場合によっては故障につながることも。
無理をせず、修理のプロにお願いするのが賢明です。
始めに洗濯機の保証期間について確認してみましょう。もし、まだ保証期間が過ぎていなければ洗濯機の製造元であるメーカーにて無償で修理を行ってくれます。
この他専門業者にて持ち込んで修理してもらうこともできます。業者による修理費用は、4,000円~20,000円程度が相場です。業者では出張でも修理を受け付けています。ただし、ご自宅までスタッフが駆けつける際の出張料がかかります。他にも早朝や深夜による作業ですと、割増料金が発生することもあります。
これらの費用をなるべく安く抑えたい場合には、ご自宅から近い業者を選び、日中に作業してもらうことをおすすめします。
業者を選ぶ際には、担当者とのやり取りに注目してみてください。作業内容について親切かつ丁寧に説明していただける業者であれば、きちんと洗濯機を修理してもらえるでしょう。
インターネットの口コミも業者選びの際に参考になります。最近は無料見積もりを行っている業者も多いので、複数社で比較検討してみてください。