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インターホンが聞こえない原因と対処法とは?放置するリスクも解説

公開日:2025.3.10
インターホンが聞こえない原因と対処法とは?放置するリスクも解説

インターホンが突然聞こえなくなると、故障したのではないかと焦りますよね。スピーカーの故障や電源の問題など、インターホンが聞こえなくなる原因はさまざまです。

この記事では、インターホンが聞こえない場合の原因と自分で修理・交換できるかどうかについて詳しく解説します。

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1.インターホンが聞こえない原因とは?

スピーカーが壊れている可能性も

住宅の古いインターホンの写真

インターホンの平均寿命は約10〜15年と言われています。設置からしばらく経っていて、インターホンが聞こえない場合は買い替えのタイミングかもしれません。
具体的には、親機と子機のスピーカーやマイクの故障が考えられ、配線不良・マイクに異物が入ることでインターホンが聞こえないといった症状が発生します。
これらの故障は自分で修理できないため、業者に依頼するようにしましょう。

親機の故障の原因として多いのはスピーカーの故障です。
例えば、玄関でインターホンを鳴らし、話しかけても声が途切れたり、雑音が入ったりする場合などが当てはまります。

子機の故障で多いのが、配線の故障です。
ボタンを押しても反応しなかったり、違和感があったりする場合はボタンの故障、配線の不具合が考えられます。特に、外に設置している子機は、ホコリや雨の影響で錆びや断線が発生しやすくなります。

また、上記の故障以外にも原因がある場合があります。
例えば、インターホンのチャイム音を設定する項目で、音量が0になっている場合は音がでません。設定で音量を上げることで音が出るようになります。

他にも、乾電池式のインターホンを使用している場合は、電池の消耗が考えられます。インターホン本体のカバーをドライバーで外し、乾電池を新しいものに交換することで、音が通常通り鳴れば修理完了です。

また、親機と子機を繋ぐケーブルのチャイムコードが外れたり緩んだりするなどの接続不良が原因で、インターホンが聞こえなくなることがあります。
チャイムコードはネジで固定してるものが多いため、緩んでいる場合はドライバーで締め直しましょう。

2.インターホンが聞こえないのを放置するとどうなる?

訪問者にも迷惑がかかる

インターホンを押す来訪者の写真

インターホンが聞こえないのを放置していると、来訪者の存在に気づけません。宅配便や回覧板を受け取ずに訪問者に迷惑をかけてしまう可能性があります。

また、迷惑をかけるだけでなく防犯上のトラブルが発生する恐れがあります。たとえば、泥棒や不審者から「インターホンが壊れたままで放置している家=高齢者しか住んでいない、または管理面でずさんな家」と判断され、空き巣の標的にされてしまうかもしれません。

また、マンションなどの集合住宅では、インターホンと自動火災報知設備が連動している場合があり、火災発生時にインターホンを通じて室内外に知らせる仕組みになっていることもあります。
建物の構造によっては、火元の部屋だけでなく周辺の部屋でもインターホンから警報が鳴る場合があるため、インターホンが聞こえないと火災の発生に気づくのが遅れるおそれがあります。

そのほか、インターホンは使用してから15年以上経つと修理ができなくなる可能性が高くなります。生産が終了したインターホンの部品や基盤の保有期間は約7年間のため、いざ修理をしようと思ったら、部品がなくて修理できないという事態に陥るかもしれません。
インターホンが聞こえなくなったら、放置せずに早めの修理を心掛けましょう。

3.インターホンが聞こえない場合は自分で修理・交換できる?

乾電池式・電源コード式なら自分で対応可能

ドライバーの写真

ご自宅のインターホンの子機・親機が乾電池式または電源コード式の場合であれば、自分で交換して取り付けることが可能です。交換する際には、ドライバーと軍手を用意しておきましょう。

■子機の交換手順
【外し方手順】
1.子機を固定しているネジを外す
2.子機に繋がっているチャイムコードを外す
3.壁に子機を設置していた枠を外す

新しい子機を準備し、取り付け方手順に移ります。

【取り付け手順】
1.子機の枠をネジ穴に合わせて壁に取り付ける
2.子機とチャイムコードをネジで固定する
3.子機を枠に合わせネジで固定する

■親機の交換手順
【外し方手順】
1.親機が電源コード式の場合、コンセントから電源プラグを抜いておく
2.親機を上にずらし、本体を外す
3.親機に繋がっているチャイムコードを外す
4.壁に親機を設置していた台座を外す

新しい親機を準備し、取り付け方手順に移ります。

【取り付け手順】
1.親機の台座をネジ穴に合わせて壁に固定する
2.本体とチャイムコードをネジで固定する
3.台座と親機を固定する
4.電源コード式の場合は、電源プラグを繋ぐ


上記の方法で子機・親機を自分で取り付けることができます。新しく取り付けるインターホンがワイヤレスタイプの場合、漏電を防ぐためにチャイムコードの先にビニールテープを巻き、絶縁させておくことを忘れないようにしましょう。

4.賃貸・持ち家のインターホンが聞こえない時の対処法

賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

賃貸物件のインターホンの写真

マンションやアパートなどの賃貸住宅において、インターホンは個人のものではなく共用部分になるため、故障が確認できた際は大家さんに連絡をしましょう。
業者への連絡や、修理・交換の手続きは大家さんや管理会社が行い、費用も管理費の中から負担されるのが一般的です。ただし、住人の故意もしくは過失によって修理が必要となった場合は、費用を請求されることもあります。

持ち家の場合は自分で直接修理業者やハウスメーカーなど自宅を建てた業者に連絡をしましょう。
先ほど紹介したように自分で修理・交換ができるインターホンもありますが、そうでない場合は決して無理をせず、プロに依頼をして修理・交換を行ってください。

また、修理の依頼をしてから業者が来るまでの間に、インターホンが故障していることを張り紙などで周知しておきましょう。インターホンの付近に「インターホンが壊れています。」といった旨を書いておけば、来訪者に迷惑をかけずに済みます。
また、宅配便など事前に来ることが分かっている人には、前もって連絡ができたらしておき、難しければ「電話をください」など具体的な指示も書いてあげると親切です。

来客はいつ来るか分かりませんので、インターホンが壊れていると分かったら、早めに応急処置を行いましょう。

5.インターホンが聞こえないことに気づいたら業者に修理の連絡を

価格を抑えるなら業者に依頼がおすすめ

インターホンの点検を行う業者の写真

インターホンの修理を依頼する際、メーカーと修理業者のどちらに連絡すればいいか分からない人もいるでしょう。もし、修理価格を少しでも抑えたい場合は、修理業者に依頼するのをおすすめします。

メーカーに修理を依頼した場合、メーカーが直接修理するのではなく修理業者へ依頼することが多いので、仲介手数料の分を損してしまいます。

業者に直接修理を依頼した際の費用相場は35,000〜50,000円ほどになります。一般的な見積もりの内訳は作業費が15,000円〜35,000円ほど、部品費が20,000円ほど、出張費が3,000円ほどです。

また、インターホンの保証期間内であれば、無料対応してくれる可能性があります。インターホンを購入した店舗や、メーカーに保証内であるか相談してみるのもいいでしょう。

チャイム式のインターホンからモニター式のインターホンに取り替える場合は、チャイムコードや接続部分を施工する配線工事が必要になるため、別途費用がかかる可能性があります。
必要とする用途に合わせて、チャイムの修理や交換作業を依頼しましょう。

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