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エアコンクリーニングをしないとどうなる?リスクとメンテナンス方法を解説

公開日:2025.8.6
エアコンクリーニングをしないとどうなる?リスクとメンテナンス方法を解説

エアコンクリーニングをしないまま使い続けると、嫌なニオイの発生や電気代の上昇、さらにはアレルギーや呼吸器系のトラブルなど、健康への悪影響を招く可能性があります。

本記事では、エアコンクリーニングをしないとどうなるのか、そして掃除や業者によるクリーニングはどの程度の頻度で行うべきかを詳しく解説します。また、プロのメンテナンスが必要な理由についても触れ、信頼できる業者を見つけるための相見積もりのポイントも紹介しています。

エアコンを安全かつ効率的に使い続けるために、ぜひ参考にしてください。

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1.エアコンクリーニングをしないとどうなる?

電気代上昇だけでなく、気になるニオイの原因や健康被害につながる恐れも

鼻をかむ女性の写真

夏は涼しく、冬は暖かい風を出すエアコンは、快適な室内環境を整えるうえで欠かせない家電です。
ただし、エアコンは部屋の空気を吸い込む構造のため、ホコリやアレルゲン物質も一緒に取り込んでしまうという性質があります。そのため、定期的なエアコンクリーニングが必要不可欠です。

ここでは、エアコンクリーニングをしないとどうなるのか、具体的にどのようなデメリットが生じるかを解説します。

■電気代が上昇する
エアコン内部のフィルターや熱交換器にホコリや汚れが蓄積すると、吸引力が低下します。結果として設定温度に達するまでに時間がかかり、モーターやファンがより強く動作するようになり、余計な電力を消費して電気代がかさむ原因になります。

無駄な電力消費を防ぐためにも、フィルター掃除やプロによる内部洗浄を定期的に行うことが重要です。

■不快なニオイの原因になる
エアコンを使っているときにカビ臭さやホコリっぽさを感じたら、それは内部に溜まった汚れやカビが風とともに室内に放出されているサインかもしれません。

エアコンクリーニングを実施すれば、カビやホコリを根本から除去し、空気のニオイも改善されます

■健康被害につながるリスクがある
吸い込まれた空気中のホコリには、花粉やダニの死骸といったアレルゲン物質が含まれていることがあります。これらの汚れやカビの胞子を吸い込むと、気管支喘息や夏型過敏性肺炎をはじめ、アトピー性皮膚炎やアレルギー性結膜炎などの健康被害を引き起こすおそれがあります。

特に子供や高齢者、アレルギー体質の方が過ごす部屋では、エアコンクリーニングを欠かさないようにしましょう

2.自動お掃除機能があるエアコンはクリーニングしなくても良いのか

取り切れない汚れやカビが蓄積すればクリーニングが必要

大型エアコンの写真

最近では「自動お掃除機能」付きのエアコンが多く登場しています。
この機能によってエアコン内部がキレイになると思い、エアコンクリーニングは不要だと考える人もいるかもしれません。しかし、実際にはそうではありません。

自動お掃除機能が対象としているのは、基本的にフィルター表面に付着したホコリだけです。
エアコン内部のファンや熱交換器に蓄積した汚れやカビまでは掃除できないのが一般的です。

なかには「ファンや熱交換器の自動洗浄に対応」とうたう高性能モデルもありますが、内部全体を完全に清掃できる機種は存在しないと考えたほうがよいでしょう。

そのため、自動お掃除機能がついているからといって、エアコンクリーニングをしないまま長期間放置していると、内部に汚れやカビが溜まり、ニオイや冷暖房効率の低下といったトラブルを招きます。

最終的には、エアコンクリーニングをしないとどうなるのかを実感する事態にもなりかねません。

内部の細かな部品や見えない箇所に溜まった汚れは、人の手による分解洗浄でなければ除去できません
そのため、自動お掃除機能付きのエアコンであっても、定期的なプロによるクリーニングは必要不可欠です。

3.エアコンの掃除は2週間に1度、クリーニングは年に1~2度が目安

定期的なメンテナンスでエアコンを快適に利用しましょう

年間カレンダーの写真

エアコンを快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスと日頃のこまめな手入れが欠かせません
ちょっとした掃除を怠るだけでも、エアコンの効きが悪くなったり、電気代が上がったりする原因になります

簡単な掃除であれば自宅で対応でき、目安としては2週間に1回の頻度が理想的です。
一方で、エアコン内部に溜まった汚れやカビは自力で取り除くことが難しいため、年に1〜2回は専門業者によるエアコンクリーニングを検討しましょう。

日頃からこまめな掃除を行うことで、冷暖房効率が向上し、電気代の節約にもつながります
さらに、エアコン自体の寿命を延ばす効果もあり、結果的に余計な出費を抑えることができます。

以下に、自宅でできる簡単なお手入れ方法を紹介します。

■フィルターの掃除(2週間に1回)
エアコンのカバーを開けて、フィルターにホコリが付着していないか確認しましょう。
ホコリがある場合は、掃除機で吸い取るか、ぬるま湯で洗ってしっかり乾かしてから戻します

■吹き出し口やルーバーの掃除(2週間に1回)
吹き出し口や風向きを変えるルーバーには、カビやホコリが溜まりやすく、空気中に拡散するリスクがあります。
柔らかい布や綿棒を使って、優しく拭き取りましょう。

■本体カバー・前面パネルの掃除(月に1回)
本体のカバーや前面パネルは意外と汚れやすく、放置すると見た目にも悪影響です。
乾いた布か、少し湿らせた布でやさしく拭き取るようにしてください。

■室外機周辺の掃除(月に1〜2回)
室外機の周囲に落ち葉やゴミが溜まっていると、通気口がふさがれて冷暖房の効率が低下します。
通気を妨げるものはこまめに取り除きましょう。

4.エアコンクリーニングを依頼した方が良いケース

ニオイが気になったり黒カビが見えたりしている

カビが発生しているエアコンのイメージイラスト

フィルターやルーバーの掃除は比較的簡単に自分でできますが、エアコン内部に溜まったカビやホコリを取り除くのは非常に難しい作業です。

構造を理解せずに内部を無理に掃除しようとすると、部品の破損や配線部分への水の混入によってエアコンが故障するリスクもあります。
このようなリスクを避けるためにも、内部の掃除は専門業者に任せるのが安全です

エアコンから出る風がカビ臭かったり、吹き出し口に黒いカビのようなツブが見えたりする場合は、エアコン内部でカビや雑菌が繁殖しているサインかもしれません。
そのまま放置してしまうと、室内に汚れた空気が循環し、健康被害や機能低下につながる可能性があります。

こうした症状が見られるときは、エアコンを分解して内部を徹底的に洗浄する必要があります

エアコンクリーニングの専門業者であれば、エアコンのカバーやファンを丁寧に分解し、専用の高圧洗浄機で内部のカビや汚れを徹底的に除去してくれます。

「風が臭い」「吹き出し口に黒いツブツブがある」といった異変を感じたら、エアコンクリーニングをしないとどうなるのかを意識して、できるだけ早めに専門業者へ相談しましょう。

5.エアコンクリーニング業者は相見積もりで探すのがおすすめ

3社以上から見積もりをもらいましょう

相見積もりのイメージ画像

エアコンクリーニングを行っている業者は多数ありますが、優良な業者を選ぶには「相見積もり」が欠かせません
1社だけに絞って依頼してしまうと、料金が割高だったり、サービスの質が劣っていたりする可能性もあります

業者ごとに料金設定や作業範囲、保証内容に違いがあるため、最低でも3社以上から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

以下のようなポイントをチェックしながら、信頼できる業者を見極めましょう。

■クリーニング料金が極端に安くないか
家庭用の壁掛けエアコンのクリーニング料金の相場は、おおよそ4,000~14,000円程度です。
お掃除機能付きのモデルの場合は、さらに5,000円ほど高くなるのが一般的です。

相場より極端に安い料金を提示してくる業者には注意が必要です。
低価格をうたって集客し、実際の作業後に追加料金を請求してくるといった、悪質なケースも報告されています

■作業範囲とサービス内容が明確か
クリーニング範囲・作業時間・対応内容などを明確に提示している業者を選びましょう。
内容が曖昧な場合、「思っていた内容と違った」「料金に含まれていない作業があった」というトラブルにつながるおそれがあります。

見積書の内容で不明な点があれば、その場で質問し、納得できるまで確認することが大切です。
クリーニング後にエアコンの状態が改善しないといったことがないよう、サービスの質と信頼性をしっかりチェックしましょう。

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