アブラムシを簡単に駆除するには?主な駆除方法や予防方法について
公開日:2022.3.10 更新日:2024.4.16![アブラムシを簡単に駆除するには?主な駆除方法や予防方法について](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/iGfFWqdArQ6F66iUM89u9WoZtCP9TBJmeMLkixim.webp?v=1738721557)
畑を育てていたり、ガーデニングをしていたりすると遭遇することのあるアブラムシ。
そんなアブラムシをしっかり駆除しておかないと植物の悪影響を及ぼすことになります。
そこで今回は厄介なアブラムシを簡単に駆除する方法やその予防方法について解説していきます。
畑を育てていたり、ガーデニングをしていたりすると遭遇することのあるアブラムシ。
そんなアブラムシをしっかり駆除しておかないと植物の悪影響を及ぼすことになります。
そこで今回は厄介なアブラムシを簡単に駆除する方法やその予防方法について解説していきます。
いつの間にか植物に付いているアブラムシ。
一度アブラムシが現れてしまうと、別の植物へと移動を繰り返していくので、瞬く間に植物への被害が拡大していきます。
そんなアブラムシは以下のような特定の条件によって発生します。
・暑すぎない気候
アブラムシは季節に関係なく発生する昆虫ですが、その中でも多く現れる時期が4~6月と、9~10月です。
反対に一般的な害虫と違って蒸し暑い時期を好まないため、7~8月にかけてはあまり多く見られません。
・植物が密集している
植物が密集していて、風通しが良くない環境はアブラムシが発生しやすいです。
また、明るい場所を避けるので、日が当たりづらい場所を好む傾向があります。
こうしたことから、出来るだけ風通しを良くして、植物との間隔を開けておくことが必要です。
・植物の肥料に窒素分が多く含まれる肥料を使用すること
アブラムシは植物より分泌されている汁を栄養源としていて、その中でもアミノ酸が好物とされています。
窒素分が多く含まれている肥料は植物のアミノ酸量を増加させる作用があります。
そのため、こうした肥料を植物に与えすぎているとアブラムシを寄せ付けることになります。
こうしたことから、普段から使用する肥料についても注意が必要です。
そんな厄介なアブラムシは無農薬でも簡単に駆除することが可能です。無農薬による駆除方法は次の通り。
・テープを使う
無農薬でできる最もお手軽な駆除方法が粘着テープです。粘着力の弱いテープを使って表面にペタペタと貼り付けます。
・歯ブラシを使う
歯ブラシを使用して植物にいるアブラムシをこすり落としていきます。
ただし新芽や蕾などの柔らかい部分に使用すると植物を傷めてしまうおそれがあります。
・天敵に捕食させる
アブラムシにはさまざまな天敵がいます。
その中でもアブラムシ退治に役に立つのがテントウムシであり、1匹につき10匹ものアブラムシを捕食すると言われています。
ただしテントウムシの発生状況に左右されますので、早急な駆除には適していません。
・牛乳をかける
牛乳の膜を利用してアブラムシを窒息させる方法もあります。
使用する際にはそのまま、もしくは水で薄めて霧吹きに入れて直接吹きつけていきます。駆除が完了したら植物を水で洗い流します。
・石鹸水をかける
石鹼も牛乳と同様、アブラムシを窒息させます。水で薄めた石鹼をスプレーしていきます。
・重曹をかける
重曹もアブラムシ駆除に利用されています。水で溶いた重曹をスプレーの容器に入れ、アブラムシに吹き付けます。
乾いたら水で洗い流します。
アブラムシは無農薬を使った駆除方法だけでは対処しきれない場合があります。
ここでは農薬を使って簡単にアブラムシを駆除する方法をご紹介します。
・スプレータイプの殺虫剤を使う
最もお手軽にアブラムシを駆除する方法として利用できるのがスプレータイプの駆除剤です。
手が汚れる心配がなく、日頃からガーデニングをしている方は予備にストックしておくといいでしょう。
スプレータイプの駆除剤には自然由来の成分が含まれているものと、薬品が含まれているものがあります。
自然由来のスプレーはジャガイモなどの成分が含まれていて、人や土に対して悪影響を与える心配がありません。
ただし効果が現れるまでに時間がかかります。
薬品が含まれるスプレーは人体や土に対して影響のある成分がありますが、その分素早くアブラムシを駆除することができます。
・粒タイプの駆除剤を使う
粒タイプの駆除剤の使い方は簡単で、植物が植えてある土の上に置いてあるだけで効果を発揮します。
スプレータイプと違って即効性は高くないものの、土の中に成分が浸透し、約1カ月は効果が持続します。
ただし使用頻度や容量が多いと植物を傷めてしまう原因になりますので注意が必要です。
簡単にアブラムシを駆除する方法を覚えるだけではなく、日頃からしっかり予防していくことも大切です。
主な予防方法は次の通り。
・木酢液を散布する
木酢液は木炭を作る時に発生した水蒸気を冷やして液体に変えたものであり、ホームセンターやインターネット通販で気軽に購入することができます。
アブラムシをはじめとした害虫を予防するのはもちろんのこと、土壌の消毒や有用微生物の活発化を行い、植物の根や芽の生長を促進させる効果もあります。
ただし散布する量が多いと植物の成育に悪影響を及ぼすので、使用の際は濃度に注意する必要があります。
・アルミホイルを敷いておく
アブラムシは太陽光など強い光を嫌う害虫であるため、アルミホイルも役に立ちます。
植物の茎の根元にアルミホイルを敷いておくことにより、日の光を反射させて大切な植物をアブラムシから守ることができます。
・黄色い物を置く
アブラムシは黄色い物に集まる習性を持っているため、育てている植物の近く黄色い物を置くことで、そちらへ寄っていきます。
・ハーブを植える
植物が好きなアブラムシですが、ハーブ類は大の苦手。
セージやマリーゴールドなどの香りや成分を利用することで、アブラムシが自然と寄ってこなくなります。
上記の通り、アブラムシを簡単に駆除できる方法は数多くあります。ただ大量繁殖している場合など、個人では駆除が難しいこともあります。
そこでおすすめしたいのが害虫駆除の専門業者。業者をおすすめする理由としては次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者にはアブラムシなどの害虫駆除に熟知したプロスタッフが在籍しています。
長年作業を経験してきているので、素人が作業するよりも確実に駆除にしてもらえます。
・専用の薬剤を使ってくれる
業者は、個人では入手困難な薬剤を使っています。
こうした薬剤は効果が高く、対処がしにくかったアブラムシでもあっという間に一掃してくれます。
・もしもの時の損害保険に加入している
多くの害虫駆除業者は損害保険に加入していますので、万が一駆除作業の最中に住宅が傷ついてしまった場合でも安心です。
保険の加入の有無が気になる方は業者に確認しておきましょう。
・無料見積もりに対応してくれる
作業前には料金の見積もりを提示してくれます。
作業費用の内訳を確認しておくことで、後になって不要なオプションを申し込まずに済みます。
複数社の見積もりを比較することで、お住まいの地域で一番お得な業者を見つけることができます。