1. バッタは種類によって駆除方法が違う?
基本は殺虫剤で駆除が可能!ただし、蝗害(こうがい)の発生は要注意!
バッタは基本的には種類による対策の違いは無いのですが、ごく稀に違う対策をとらなくてはいけないことがあります。
一般的に農作物や植物を食べてしまうのはトノサマバッタやオンブバッタといったバッタです。
これらの駆除には専用の薬剤の散布が有効です。
芝生の下に穴を掘り、枯れさせてしまうケラ(茶色いバッタ)も定期的に薬剤を散布しておけば、まず被害にあう心配はないでしょう。
ところが何十年に一度起こるとされている蝗害(こうがい)だけは対策方法が異なります。
蝗害とは突然変異したトノサマバッタが何百万、何千万と群れをなして飛翔してくることで、襲われると農作物を含む草木が一切なくなるとされているバッタによる被害の名称です。
アフリカやアメリカ、中国での発生が多いのですが、日本でも2007年に関西空港で蝗害が記録されています。
こうなってしまってはビニールハウスなどの全体を覆うものでないと対処できません。
バッタは群れをなす傾向があるので、一匹でも見つけたら確実に駆除し、仲間がほかにもいないか頻繁にチェックするようにしましょう。
そうしないと気付かない間にシソやバラなど大切に育てた植物が穴だらけになってしまいます。
2. バッタの駆除方法その①
まずはバッタの発生原因を取り除こう!シソ科の植物は要注意!
バッタを駆除するための対処法はいくつかありますので、具体的に紹介します。
菜園やお庭にバッタが大量発生した場合は原因となるものがありますので、まずはそれを取り除きましょう。
そうしておかないといつまで経っても根本的に駆除することは出来ません。
食害を招く害虫の中にオンブバッタという種類がいるのですが、そのバッタはシソ科の植物を非常に好みます。
シソはもちろんですが、ミントやタイム、オレガノなどのハーブ類もオンブバッタにとっては大好物。それらの植物を菜園の中心に置いておくと何度追い出しても寄ってきます。
ですので、効果的な対処法としてはそれらの植物を敷地外、もしくは菜園の端で育てることです。それだけでもかなりの効果が期待できます。
次に紹介する対処法は、菜園やお庭で天敵を飼う事です。
バッタにとっての天敵であるカマキリを敷地内に放つことによって、バッタやアブラムシなどの害虫を追い出してくれます。
バッタの対処法として最後に紹介するのは、唐辛子スプレーです。
市販されているものでもいいのですが、いろんな場所に使えるので自作してみましょう。
作り方は簡単で、ビンの中に半分に切った赤唐辛子を入れ、ホワイトリカーをボトルいっぱいまで注いで、二週間待ちます。
できたものを水で50倍から70倍に割り、唐辛子スプレーは完成です。
ただし食用の植物に使用した場合、辛みが残ることがありますので、食べる際は十分水洗いして下さい。
3. バッタの駆除方法その②
バッタの駆除には殺虫スプレーがおすすめ!ただし使用の際は慎重に
バッタの駆除方法としてもっとも簡単かつ効果が見込めるのは、殺虫スプレーを使用することです。
近年では植物に害が出ないと言われている商品も多数販売されています。
ですが殺虫スプレーの使用は慎重になる必要があります。なぜなら殺虫スプレーは害虫だけでなく、カマキリやミツバチといった益虫も退治してしまうからです。
育てている植物の種類によっては、ミツバチによる受粉が必要なものもあります。そのような場所に殺虫スプレーを吹きかけてしまうと育成を阻害するばかりか、枯らすことにもなりかねません。
そのほか、木酢液もバッタの駆除に有効です。
木酢液とは炭を作る時に出る水蒸気をろ過した液体です。現在では様々な種類の木酢液が販売されており、その中には十分にろ過していないものや、有害物質が混入されている粗悪品もありますので、慎重に選びましょう。
これを500~1000倍に希釈して、植物にたっぷりとかけて下さい。
4. 害虫であるバッタを駆除する際の危険性とは?
バッタを駆除する際の危険性や注意点を簡単かつ分かりやすく紹介します
バッタを駆除する際に、命の危険性はほとんどありません。
家の中に入ってくるバッタや畑を荒らすバッタの多くはオンブバッタやトノサマバッタです。
これらのバッタは人に噛みついたりハチのように刺すことはありませんので、比較的安心して駆除することが可能です。
しかし深夜のコンビニエンスストアや自動販売機などに群がっているバッタを駆除する時には注意が必要です。
これらの場所には、バッタによく似たクビキリギリスがいるからです。バッタ目であるクビキリギリスは強靭なあごを持っており、捕まえて追い出そうとすると噛みついてくることがあります。
毒性はないので噛まれても命に別状はありませんンが、初めて噛まれた方はビックリされることでしょう。
そのほか、バッタは予想外の方向にジャンプしたり、突然顔に向かって飛翔してくることもあり、それに驚いて転倒してしまうケースもあります。
運が悪ければ骨折などの重症になることもありますので、十分ご注意下さい。
5. バッタを駆除する際のアドバイス
バッタを駆除するためのいくつかのアドバイスとここまでのまとめ
バッタの駆除方法などをお伝えしてきましたが、最後に大切なポイントだけをまとめて紹介します。
バッタは害虫の中では人体への危険性は少ないものの、ハーブなどのシソ科の植物を育てられている方にとっては天敵ですので、一匹でも発見したら素早く追い出しましょう。
殺虫スプレーを使用しても良いのですが、植物への影響を考えると、木酢液での対処をおすすめします。
そのほか、バッタから作物などを守るには、防虫ネットが有効です。
菜園やお庭の面積によっては大規模なものになることもありますが、効果は期待できます。作業する際は少しの隙間もないように、防虫ネットを土の部分に埋め込む形にしましょう。
特に手入れをする際の出入り口には重しを置くなどして、風が吹いても開かないようにしておきましょう。