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毛虫を家にあるもので駆除するには?やり方や注意点、専門業者の費用相場などを紹介

公開日:2023.7.28 更新日:2024.4.22
毛虫を家にあるもので駆除するには?やり方や注意点、専門業者の費用相場などを紹介

ガーデニングや家庭菜園の天敵ともいえる毛虫。中には毒を持つ種類もいるため、見つけたらなるべく早く駆除したいものです。

今回は、家にあるものでできる毛虫駆除方法や、専門業者に依頼したほうが良いケースなどについて詳しくご紹介します。

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1.家にあるものでできる毛虫駆除方法をご紹介!

熱湯や木酢液を使用するのがおすすめ

やかんで水を沸騰させている写真

大切な植物を食い荒らす毛虫、見つけたらできるだけ早く駆除したいですよね。毛虫の駆除は、家にあるものでもできます。
家にあるもので毛虫駆除を行う際には、以下の方法がおすすめです。

・熱湯(50℃以上)にさらして無毒化させる
毛虫の中でもよく見られる「チャドクガ」などの毒は、50℃以上で無毒化できます。
植物に熱湯がかかると枯らしてしまう恐れがあるので、毛虫に熱湯をかけるのではなく、割りばしや火箸を使って毛虫を捕獲して、熱湯を溜めたバケツなどの容器にそのまま熱湯に入れて駆除しましょう。

ただ、生きている毛虫に近づいて捕獲する必要があるので、毛虫が苦手な方には難しい方法と言えます。

・殺虫剤を使う
家にあるもので最も簡単な方法が、殺虫剤を使った駆除です。ですが、どんな殺虫剤でもいいわけではありません。
重要なポイントは、毛虫の殺虫効果が高いものを選ぶことです。

また、ピンポイントで駆除したい場合はスプレー式、広範囲に渡って散布したい場合は液体殺虫剤など、用途によって使い分けると良いでしょう。
購入する際は、毛虫に効果があるのか、どのように散布するタイプなのかを、表示などでよく確認してください。

・酢や木酢液を使う
家庭菜園などで殺虫剤の使用を避けたい場合には、酢や木酢液が効果的です。殺虫効果がないため駆除というよりは予防の面での毛虫対策に役立ちます。

使用する際は、酢と水を1:3の割合で配合し、霧吹きなどの容器に入れて、全体に散布します。
これを2週間に1回のペースでスプレーすれば、毛虫が寄り付きにくくなります。
雨が降ると効果が弱まってしまうため、雨の後には再度スプレーしましょう。

・洗剤を使う
洗剤を溶かした水の中に毛虫を入れることで窒息死させることができます。
ただし、熱湯駆除と同様に、毛虫を捕獲する必要があります。

2.毛虫駆除を行う際の注意点

毛虫の持つ「毒針毛」に注意!自分で駆除するなら細心の注意を払いましょう

毛虫の毒針毛が散乱している絵

家にあるもので毛虫を駆除する方法をご紹介しましたが、その際には注意点もあります。

それは、毛虫が持つ「毒針毛」です。
毛虫の針には毒が含まれているケースが多いのです。毒針が皮膚に触れると皮膚炎を起こしてしまうため、自分で駆除する際は以下のことに注意して行いましょう。

・毛虫のいる枝を切り落とす際は静かに行う
毛虫が密集している枝なら、切り落としてしまうのが賢明です。ただし、切り落とす際に毒針毛が飛散するリスクがあるため、できるだけ振動を与えないように静かに行うのが大切です。
切った枝は50℃以上の熱湯にそのままつけておけば無毒化できます。

・マスクやゴーグル、手袋を使う
毒針毛だけではなく、殺虫剤から身を守るためにも、マスクやゴーグル、手袋を使いましょう。

・毒針毛固着剤を使う
毒針毛固着剤をスプレーすると、毛虫の動きを素早く固定して毛の飛散を抑えることができます。
毛虫皮膚炎は痒みが強く、掻きむしってしまうと「とびひ」や「痒疹」などに発展してしまう可能性があります。

家にあるもので毛虫駆除を行う際には、十分に注意しましょう。

3.毒のある毛虫に注意!刺された場合の対処法もご紹介

毛虫に刺されたら応急処置をして病院へ

毛虫に刺されて赤くなっている腕の写真

前述でも触れた通り、毛虫を駆除する際には、毒針毛に細心の注意を払う必要があります。
なぜなら、毒針毛が皮膚に付着してしまうと「毛虫皮膚炎」を起こしてしまうからです。

・毛虫皮膚炎とは
毛虫皮膚炎とは、「チャドクガ」や「ドクガ」、「イラガ」などの毛虫の毒針毛によって引き起こされる皮膚疾患です。
直接触った場合はもちろんですが、風に乗って飛んできた毒針によって症状を起こしてしまうのも厄介なところです。

症状は「痒み」「赤み」「ブツブツ」などですが、共通した症状としてピリピリとした痛みが挙げられます。

・刺された場合の対処方法
毛虫に刺されてしまったら、できるだけ掻かないようにすることが大切です。毛針が刺さった状態で掻きむしってしまうと、さらに皮膚炎を悪化させてしまいます。

また、毒針を除去するための応急処置としてシャワーを浴びるのもおすすめです。

これらのポイントを押さえて応急処置を行ったら、皮膚科に行きましょう。
毛虫皮膚炎では、ステロイド外用薬を中心として炎症を抑える治療を行います。外用薬で炎症が治らない場合は抗ヒスタミン薬を内服する必要があるため、まずは自分で判断せず皮膚科を訪れるのが賢明です。

4.毛虫駆除は業者に依頼するべき?

安全に確実に駆除するなら専門業者がおすすめ

毛虫の駆除に使う散布器の写真

毛虫の駆除は家にあるものでもできますが、しっかりと対策をとらないと危険が伴います。そのため、プロにお任せするという方法もあります。

特に、以下のような場合には無理せず業者に依頼するのがおすすめです。

・毛虫が大量に発生している
・樹木の広範囲で毛虫の被害がある
・複数の木に渡って発生している
・手が届かない場所に発生している
・成虫の毛虫である


成虫の毛虫が広い範囲で確認された場合、自分で駆除するのは難しいです。
複数の木が被害に遭っている場合も、すでにかなりの範囲に毛虫がいることが想定されます。
また、手が届かないような高い部分に毛虫がいる場合は、自分で駆除するのは危険です。

上記に当てはまった場合は、無理せずにプロの業者にお任せしましょう。

対して、以下のような場合は自分で駆除することが可能です。

・毛虫が1箇所に集中している
・数が少ない
・手の届く場所にいる
・毛虫に刺されたことがない


発生し始めで狭い範囲に集中しているのであれば、自分で駆除することができます。
ただし、毛虫に一度でも刺されたことがある場合はアナフィラキシーショックの可能性があるため、駆除は控えましょう。

5.毛虫駆除を業者に依頼するといくらぐらい?

毛虫が大量発生したら専門業者に依頼しましょう

薬剤を散布している事業者の写真

毛虫の駆除を業者に依頼する場合、気になるのはその費用ではないでしょうか。
地域によっても異なりますが、毛虫の駆除費用は一般的に9,000〜15,000円程度です。

ただし、同じ料金でも予防措置や消毒、飛散防止処置の有無など、業者によってサービス内容に差があるため、事前に良く確認することをおすすめします。

後悔しない業者選びのポイントをまとめました。

・無料見積もりを行ってくれる
依頼する上で最も大切なのが、見積もりです。金額や内容に納得できていれば、スムーズに駆除作業を行ってもらえることができるため、しっかりと確認しておきましょう。

また、見積もりを複数の業者に依頼すれば、より希望に合った業者を選ぶことができます。

・実績や経験の豊富さ
実績や経験が豊富であればあるほど、毛虫の生態に詳しい業者となります。
ホームページに載っている具体的な数字や、口コミの多さなどを判断材料にすると良いでしょう。

・毒針毛の飛散防止対策をしてくれる
毒針毛は、直接触らなくても飛散して人の皮膚に付着します。
近隣への配慮も兼ねて、飛散防止対策を徹底してくれる業者が望ましいでしょう。

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