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これって熱割れ?窓ガラスの熱割れの見分け方を解説!

公開日:2024.2.2 更新日:2024.4.22
これって熱割れ?窓ガラスの熱割れの見分け方を解説!

家の窓ガラスにひび割れが見つかったとき、それが「熱割れ」によるものの場合は火災保険の対象になる可能性があります。
何かの衝撃で割れたのか、熱割れが原因で割れたの見極めることは難しいと思われる方も多いかも知れませんが、実はそんなことはありません。

この記事では、窓ガラスのヒビが熱割れかどうか見極める方法について解説します。

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1.窓ガラスの熱割れの見分け方とは?

窓ガラスのひびの形で見極めることが可能

熱割れした窓ガラスの写真

窓ガラスがひび割れても、それが熱割れによるものなのか、それとも衝撃によるひび割れなのかがわからない方も多いでしょう。
実はガラスのひび割れの仕方で簡単に見分けることができるのです。

熱割れでのひび割れと、衝撃によるひび割れとでは、形が大きく違います。衝撃によるひび割れの場合は、衝撃を受けた箇所を中心に、放射状にひびが広がります。
そのため、衝撃による窓ガラスのひび割れはクモの巣のような形をしているのが特徴です。クモの巣の中心のような形状の割れ方であれば、衝撃によるひび割れと考えて大丈夫です。

対する熱割れは、窓ガラスの端から斜めにひびが入るケースが大半です。
衝撃によるひび割れのように放射状に延びていくのではなく、熱割れが起きた箇所から線が入ります。線の数は1本の場合もあれば、2本以上の場合もあります。
そのため、衝撃によるひび割れと区別がつきやすくなっています。

窓ガラスのサッシの部分から小さなひびが入っていると、それは熱割れの初期症状です。初期症状が出たまま放っておくと、ガラスの破損につながりかねません。
そのため、初期症状を確認できたら、早めにガラスの専門事業者に修理を依頼してください。

2.窓ガラスのヒビの原因が熱割れだった場合、火災保険の対象になる可能性がある

保険の契約内容をチェックしておくこと

火災保険のイメージ写真

火災保険は火災にしか使えないと考えがちですが、災害や不慮の事故にも対応しています。火災保険の対象に「不測かつ突発的な事故」があり、熱割れを対象として補償してくれる会社が大半です。

ご自身が入っている保険が、窓ガラスの熱割れの補償に対応しているかを確認するには、以下のステップを踏むことをおすすめします。

①保険契約書を確認する
契約書には、補償の範囲、免責事項、特約などの詳細が記載されています。

②保険会社に相談する
不明点や確認事項は、直接保険会社に問い合わせるのが最も確実です。

また、ご自身が加入している火災保険が熱割れも補償の範囲内に入っていたとしても、保険金が下りない場合があります。
それは、窓ガラス修理にかかる費用が保険の自己負担額(免責金額)を下回る場合です。免責金額とは、保険が適用される前に自己負担する必要がある金額のことを指します。
例えば、免責金額が3万円と設定されている場合に、熱割れの修理費用が5万円だった場合、自己負担額は3万円、保険金は2万円となります。
熱割れの修理費用が2万円だった場合は保険金はおりません。

このように修理費用が比較的安い場合、保険の対象外となり、費用は全額自己負担になることがあります。保険金が支払われないので、一見損したように感じるかもしれません。
しかし、保険適用の場合でも、免責金額に相当する部分は自分で支払う必要があります。結果として、修理費用が安い場合は、全体の支出が少なく済むため、実際にはお金が節約できていると考えることができるでしょう。

3.熱割れしやすい窓ガラスとは?

網が入っていると熱割れしやすい

網入りの窓ガラスの写真

どのような窓ガラスであっても熱割れが起こるリスクはありますが、熱割れが起こりやすい窓ガラスが存在します。
特に、以下の窓ガラスは熱割れが起こりやすいため、注意してください。

・網入りの窓ガラス
網入りガラスの網はワイヤーであり、金属でできていることから熱を吸収しやすく、温度差が大きくなり熱割れを起こします。
そのため、よくあるひし形の網入りガラスや、縦横にクロスする網ガラスや縦のみワイヤーがあるガラスは注意が必要です。

・複層ガラスを使用した窓ガラス
ガラスを二重にすると断熱効果が高まりますが、一方で熱割れが起こりやすくなります。
直射日光を浴びると外側のガラスだけが熱を吸収して、内側のガラスの温度は変わりません。そのため、内側と外側の窓との間に温度差が生まれ、熱割れが起きてしまいます。

・フィルムを貼っている窓ガラス
紫外線をカットする目的で、窓ガラスにフィルムを貼っている場合は注意が必要です。
遮熱や紫外線カットのフィルムは熱を吸収しやすいため、貼っている箇所とそうでない箇所とで温度差が生まれます。温度差が生まれると熱割れが起きやすくなります。

・経年劣化により耐久性が低下している窓ガラス
経年劣化によって耐久性が低下しているガラスも熱割れのリスクが高まります。単純に強度が下がっているため、熱膨張による変形に耐えきれないのが理由です。
温度差が大きくなくても熱割れが起こるため、寿命を迎えたガラスは交換しましょう。

4.熱割れしにくい窓ガラスとは?

耐熱強化ガラスは割れにくい

耐熱強化ガラスが使われた窓の写真

熱割れに強いガラスは、耐熱強化ガラスです。
耐熱強化ガラスにはワイヤーがないため、直射日光による温度の上昇を抑えられます。おまけに防火性能を満たしているため、熱割れの防止も可能です。
さらに、ワイヤーがないため、ガラス越しに見た視界がすっきりとしており、外の風景がよく見えます。
視界がすっきりとしており、熱割れも起こりにくいのが耐熱強化ガラスのメリットです。

ただし耐熱強化ガラスは、網が入った防火ガラスよりも初期費用が高いというデメリットがあります。

だからといって、熱割れしやすい箇所に従来のガラスを使用していると、ガラスが割れて修理費用を支払う羽目になりかねません。修理費用によって、結果的に耐熱強化ガラスに替えるよりも費用が割高になってしまいます。

そのため、熱割れのリスクが高い場合は、多少高くても熱割れが起こりにくいガラスを選ぶべきです。

・耐熱強化ガラスは衝撃にも強い
ガラスのひび割れの原因は、熱割れ以外にも、ものが飛んできたことによる衝撃がありえます。
耐熱強化ガラスは、衝撃に対しても強い特徴があります。衝撃に対する強度は、普通のガラスの6倍程度、強化ガラスと比べても2倍以上です。
そのため、飛来物の被害に遭いやすい場所であれば、耐熱強化ガラスを設置しておくのがおすすめです。
熱割れと飛来物による衝撃の2つの対策が施せるため、お得です。

5.窓ガラスの修理費用を安く抑えるポイントは相見積もり

事業者によって費用が大きく変わる場合も

事業者の比較を行う男性の絵

熱割れによって窓ガラスが割れてしまった場合は、専門事業者に修理を依頼します。
窓ガラスの修理にお金がかかるため、できる限り安く済ませたいものです。

費用を安く抑えたいのであれば、相見積もりを取りましょう。
なぜなら、相見積もりを取れば、どの事業者の料金が割安なのかがわかるからです。
1社からしか見積もりを取らないと、その事業者からの見積もりが高いのか安いのかがわかりづらいものです。
そのため、ガラスを修理してもらう際は、複数の事業者から見積もりをもらいましょう。

・相見積もりで比較するべきポイント
相見積もりでは、比較するべきポイントがあります。
①費用
②接客態度
③訪問日時

費用は、先ほどのとおりです。同じ条件で見積もりを取り、費用相場を確認しましょう。

また、業者の接客態度も重要です。応対が威圧的な業者が存在しますが、そういった業者とやり取りをするのは抵抗があります。トラブルがあった際に、ちゃんとフォローしてくれるのかが心配です。
そのため、応対が丁寧な業者を選ぶ必要があります。

訪問日時ですが、場合によっては訪れるのに1週間程度かかる場合があります。その場合は、ガラスが割れたまま1週間も過ごさなくてはいけません。
事業者がいつ訪問してくれるのかもチェックしましょう。

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