台風時期の網戸による窓ガラス割れには気をつけよう

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1. 台風が接近した時の網戸の注意点

台風が接近する前の網戸でのさまざまな注意点を簡単に紹介します

ここで最初に注意して頂きたいのが、ぐらつきです。網戸は窓ガラスの外側のレールに沿って開け閉め出来るようになっていますが、その際に円滑にスライドできるように上部に遊びが設けられています。

具体的には網戸の上にある凹みの部分に部品が付いており、ネジを緩めて調整できるようになっています。その部品が毎日の開け閉めや経年劣化によって破損していることがあります。普段は目につかない箇所ですので忘れがちですが、網戸が上下に動き過ぎている時はその部品が破損している可能性がありますので、お気を付け下さい。

ここでの注意点として次に紹介するのは、枠の緩みです。網戸のネットを固定している金属の枠の接続部が繰り返しの使用に耐えられず、歪んでくることがあります。そのまま放っておいたら徐々に隙間が広がっていき、強風の時に分解して飛んでいくことがあります。こちらも先ほどと同様に、他の家や通行人に衝突することがありますので、注意が必要です。

ここでの注意点として最後に紹介するのは、サッシの歪みです。網戸を固定しているサッシは、洗濯かごなどにより曲がっていることがあります。普段でしたら網戸の開け閉めがしづらいだけで済むのですが、台風の時は網戸が外れる原因にもなりますので、注意しましょう。前述しましたが、窓枠から外れた網戸は凶器にもなり得ますので、日頃からしっかりと点検しておきましょう。

2. 台風により網戸が飛ばされ窓ガラスが割れた事例

台風により網戸が飛ばされガラスが割れてしまった事例を紹介します

このトラブルで紹介する事例は、向かいのお宅の窓ガラスが割れてしまった事例です。

元々そのお宅の方は網戸がガタついているのに気づいていたのですが、まさか飛ばされることはないだろうと慢心していた結果、台風の時に網戸が外れ、向かいのお宅のリビングの窓ガラスに直撃してしまいました。

幸い住人に怪我はなかったのですが、ガラスが割れたことにより雨が降りこんでしまい、3人掛けのソファも使えない状態になりました。

後日見積もりをしてもらうとソファ代込みで30万円という驚きの金額。当然支払わなくてはいけませんので、弁償して事なきを得ました。

このケースでは、物損だけでしたのでお金を払って謝るだけで済みましたが、もしその網戸が向かいのお宅ではなく、道路を歩いている通行人に当たっていたら、謝罪と支払いだけでは済まない事態になっていましたね。後遺症の問題も発生したかもしれませんし、場合によっては刑事事件になる可能性もあります。

今回のケースのように台風接近時においては、たかが網戸のがたつきを放置しておいただけで重大トラブルに発展することがあります。台風の時の風はとんでもないものまで凶器に変えてしまう危険性がありますので、事前の対策が非常に重要になります。特に7月前半から10月後半にかけては窓ガラスだけでなく網戸も点検しておきましょう。

3. 網戸における台風対策とは?

網戸におけるいろいろな台風対策を分かりやすく紹介していきます

この場所でのトラブル対策でまず紹介するのは、網戸の取り外しです。台風が接近するまでに網戸のがたつきなどが直せない場合は、風に飛ばされる前にいっそのこと取り外しておきましょう。

その際に網戸をそのままにしておいたら危険ですので、必ず家や倉庫の中に収納しておくなどして飛ばされないようにしておくことが重要です。

台風が接近するまでに時間がある場合は、枠のネジを締め直しておきましょう。網戸がレールの上でガタガタいってる場合は、上部にある調整用の部品が緩んでいるということですので、しっかりと固定するか部品が破損している時は、ホームセンターで新しいものを購入して付け直しておいて下さい。

もしも自身で直せない時は、サッシ業者かガラス業者に依頼して直してもらいましょう。一番いい方法は網戸が飛ばないように雨戸かシャッターを取り付けることですが、賃貸物件でしたら難しいでしょうし、それなりの費用が必要になります。

この場所での対策を紹介してきましたが、一番大切なことは強い風が吹いても絶対に飛ばないようにしておくことです。一方で台風が過ぎたら、普通に開け閉めが出来なくてはいけませんので、ネジで固定しておくわけにはいきませんね。どうしても不安な方は知識とノウハウのある専門業者に相談するか、冒頭でも紹介した通り網戸を取り外しておきましょう。

4. 台風に備えて網戸にできる施工方法

台風が接近する前に網戸にできる施工。ストッパーの取り付けは有効です

この場所でトラブルに発展する前にできる施工はいくつかありますので、紹介します。

まずは網戸ストッパーの取り付けです。主にペットの脱走防止用に作られたものですが、網戸の枠の部分に取り付けておくことで、強風の時でも左右にスライドせず、振動でレールから外れることを防ぐことが出来ます。

類似商品で赤ちゃん用の網戸ストッパーもあります。どちらもホームセンターやインターネットで1,000円前後で購入することができ、自分で簡単に取り付け可能です。

台風接近時に万が一網戸が外れた場合に、飛んだり落下しないためにも、ワイヤーを付けておく方法があります。この方法はストッパーと同様に費用は安く済むものの、サッシや網戸の種類によっては、ドリルで穴を空けたり、専用金具を付けなくてはいけませんので、自分で出来ない時は業者に施工をお願いしましょう。

ここでの施工方法として最後に紹介するのは、室内網戸に交換することです。この商品はマンション用に開発されたものなのですが、網戸が窓ガラスの外側ではなく内側に取り付けられていますので、台風の時でも窓させ閉めていれば絶対に飛んで行ったり落下することがありません。ただし、自分で取り付けることはほぼ不可能ですので、施工の際は専門業者に依頼しましょう。

5. まとめ

網戸における台風被害の状況と対策する際の重要ポイント、情報のまとめ

ここまでこのトラブルに関連するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、一番重要なポイントは前もって対策しておくことです。そうすることで網戸が飛ばされて窓ガラスが割れたり誰かを傷つける心配がなくなります。

具体的な対策法については先ほど紹介しましたが、その中で最も優れているのは室内網戸です。専門業者はその辺りのことを良く知っていますので、一度相談することをお勧めします。

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