夏こそ大掃除がおすすめの理由とは?暑い季節ならではのメリットを紹介
公開日:2024.7.22
大掃除といえば年末というイメージがあるかもしれませんが、実は夏の方が効率的に掃除ができることをご存じでしょうか。
この記事では、夏に大掃除をするメリットや、おすすめの掃除場所などを解説します。
大掃除といえば年末というイメージがあるかもしれませんが、実は夏の方が効率的に掃除ができることをご存じでしょうか。
この記事では、夏に大掃除をするメリットや、おすすめの掃除場所などを解説します。
7月〜9月の時季の大掃除では、冬の時季に掃除するよりも効率的に掃除できる場所が多くあります。
例えば、コンロ周りや換気扇に付着した油汚れは頑固で落としにくいイメージを持つ方も多いでしょう。
油は気温が低いと固まってしまう性質があり、冬の時期に掃除すると汚れが落ちにくく、労力がかかります。
一方、夏場は気温が上がって油汚れが浮きやすくなり、短時間で汚れが落とせます。
また、夏場の大掃除では冷たい水を使って拭き掃除しても、年末の大掃除と比べると苦になりません。
玄関周りや窓、ベランダの掃除は水を多く使う場所は夏場だと水遊び感覚で掃除できるため、子どもたちも積極的に掃除を手伝ってくれる可能性があります。
そのほか、ラグやカーテン、洗濯可能なソファカバーの大型クッションは夏に洗濯するのがおすすめです。
生乾きの状態だと雑菌が繁殖しやすく、嫌な臭いが出やすいため、水分が残らないようにきちんと乾かすのが大切になります。しかし、冬は気温が低く日差しが弱いため、その日のうちに乾くか不安になってなかなか洗濯できないでいるケースがあります。
夏場であれば気温が高いうえに日差しの時間が長く、自然乾燥でほとんどの洗濯物が乾くため安心して干せるでしょう。
夏の大掃除に適しているのは、油汚れの除去や水を使った清掃です。ここからは、夏にぜひ大掃除してほしい家の中の場所を5つご紹介します。
・キッチンの換気扇
油汚れがたまりやすいキッチンの換気扇は、夏の大掃除に最適です。暑い時期には油汚れが落ちやすいため、このタイミングでしっかり掃除しておくと良いでしょう。
頑固な汚れには、洗剤をかけてからキッチンペーパーとラップで覆い、しばらく時間を置いてからスポンジでこすれば、汚れが簡単に取れます。重曹と水を混ぜたペーストを使う方法も効果的です。
・エアコン
夏はエアコンの使用頻度が高く、内部にホコリやカビが溜まりやすいです。これらが原因でエアコンの効率が落ちたり、健康被害を引き起こすことがあります。
夏前にしっかりと掃除することで、清潔な空気を保ち、エアコンの性能を最大限に発揮させることができます。
取り外せるパーツはすべて外し、洗って清潔に保ちましょう。夏場は洗ったパーツを外に干すと、すぐに乾くのも利点です。
・窓まわり
夏は日差しが強く、窓ガラスが汚れていると部屋全体が暗く感じられます。また、窓のサッシにたまったホコリやゴミは、雨が降ると泥状になり、カビの発生源になることがあります。これを防ぐために、窓とサッシをきれいにすることが大切です。
外側からの掃除は暑さに気をつけなければなりませんが、夏場の窓掃除は水を扱うことが苦になりません。洗い流した後もすぐに乾くため、効率的です。
網戸も一緒に掃除して、清潔な窓辺で夏を迎えましょう。100円ショップで手に入るスクイージーやサッシ用のブラシが便利です。
・冷蔵庫
夏は食品が腐りやすく、冷蔵庫の中を清潔に保つことが特に重要です。冷蔵庫内の掃除を怠ると、食材の鮮度が落ちやすくなり、食中毒のリスクも高まります。
定期的に中身を整理し、清掃することで、食材を安全に保管することができます。
・風呂場
夏は湿度が高く、風呂場はカビが発生しやすい場所です。特に換気が不十分だとカビが広がりやすくなります。
風呂場のタイルや目地、排水溝などをしっかり掃除することで、カビの繁殖を防ぎ、清潔な状態を保つことができます。
・カーテンやラグ
カーテンやラグにはホコリやダニが溜まりやすく、夏の湿度でダニが繁殖しやすくなります。これらを洗濯や掃除機でしっかりと掃除することで、アレルギーの原因を減少させ、室内の空気を清潔に保つことができます。
また、夏場は洗濯物が乾きやすいため、カーテンやラグなどの大物の洗濯に適しています。カーテンを洗濯している間に窓掃除を行い、洗い終わったカーテンはそのままカーテンレールに吊るして乾かします。窓を少し開けておくと、あっという間に乾きます。冬場のように乾くのに時間がかかると雑菌の繁殖が心配ですが、夏場はその心配もありません。天気の良い日を選んで、大物の洗濯物を一気に片付けましょう。
・床
夏の床拭き掃除もおすすめです。家庭によっては夏場は素足で過ごすことが多いでしょう。見た目は清潔でも足の裏の汚れが床に移り、いつの間にか床が薄汚れていたり、ワックスの艶がなくなったりします。
ラグを洗っている間に隅々まで拭き掃除をして、可能であればワックスがけもしておきましょう。ワックスは床の素材によって適用が異なるため、事前に確認することが重要です。
・ベランダや庭
夏はベランダや庭での活動が増える季節です。これらの場所を清掃しておくことで、快適なアウトドアスペースを確保できます。
また、ベランダや庭に溜まったゴミや汚れは、害虫の発生源となることがありますので、定期的な清掃が重要です。
夏に大掃除する際に注意したいのが熱中症です。
トイレや浴室などは熱がこもりやすく、掃除に夢中になりすぎると体調を崩す可能性が高いです。
掃除中は水分を取るのを忘れてしまいやすいため、こまめに水分補給してください。
トイレに行く回数が減っていたり、喉が渇いたと感じたりするときは脱水のサインとなります。
汗をかくと水分以外に塩分やミネラルも不足するため、水ではなくスポーツドリンクや麦茶、黒豆茶を飲むのを推奨します。
暑いと感じたときは、水分補給しながら体を冷やすのも大切です。
首元や太ももの付け根、わきには太い血管が通っているため、その部分を冷やすと効率的に体温が下げられるでしょう。
また、夏に大掃除する際は、一気に大掃除するのではなく、短時間で数日かけて取り組むようにしましょう。
もし、夏バテで体調がすぐれないときは無理をせず、後日大掃除する決断も大切です。
夏に掃除を始める時間帯は朝早い時間に行い、暑さのピークを迎える前に掃除を終わらせるようにすると、熱中症になるリスクが減るでしょう。
エアコンの掃除で踏み台や高台を使うときは自宅に自分以外の家族がいるときにすると、万が一転倒して意識を失っても、異変にすぐに気づけます。
一人暮らしの方は、踏み台や高台を必要とする掃除は避け、必要な場合は清掃業者への依頼を検討しましょう。
夏の大掃除を効率的にするためのポイントをいくつかご紹介します。これらのポイントを押さえて、無理なく効果的に掃除を進めましょう。
1. 計画を立てる
まず、どの場所を掃除するかをリストアップし、優先順位をつけます。一度に全部をやろうとせず、数日に分けて計画的に進めることで、疲れずに掃除を終えることができます。
2. 早朝や夕方の涼しい時間に行う
夏の昼間は暑いため、掃除をする時間帯を早朝や夕方の涼しい時間に設定することで、体力を温存しながら効率よく作業ができます。
3. 必要な道具を揃える
掃除用具や洗剤など、必要なものをあらかじめ揃えておきます。途中で買い足しに行く手間を省くために、掃除を始める前にチェックリストを作成しておくと便利です。
4. 断捨離を併用する
掃除をしながら不要なものを捨てることで、スペースを確保し、整理整頓がしやすくなります。断捨離を取り入れることで、掃除後のスッキリ感が増します。
5. 家族と分担する
家族と協力して掃除を行うことで、一人で全てをこなす負担を軽減できます。また、みんなでやることで楽しく作業が進みます。
6. 上から下へ、内から外へ
掃除の基本として、ホコリや汚れは上から下へ、内から外へと掃除することで、二度手間を防ぎます。例えば、天井→壁→床の順に掃除を進めると効率的です。
7. 適度な休憩を取る
長時間続けて作業をすると疲れがたまり、効率が落ちることがあります。適度な休憩を取りながら、水分補給をしっかり行いましょう。
8. ミニ目標を設定する
1日の掃除の目標を小さく設定し、達成感を味わいながら進めるとモチベーションが保てます。例えば、「今日はキッチンだけをきれいにする」など。
9. 専門業者を利用する
エアコンや高所の掃除など、専門的な知識や技術が必要な場所は、プロのハウスクリーニング業者を利用するのも一つの手です。時間と労力を節約できます。
10. 楽しみながら掃除する
音楽をかけたり、ポッドキャストを聴きながら掃除をすることで、作業を楽しみながら行うことができます。気分転換にもなり、効率が上がります。
これらのポイントを参考にして、夏の大掃除を効率的に進めてください。
ハウスクリーニングとは浴室やキッチン、トイレなどの水回り、レンジフードやエアコンなどの機械を清掃業者へ依頼して清掃してもらう方法です。
ハウスクリーニング業者は、掃除のプロフェッショナルであり、経験豊富です。効率的で効果的な掃除方法を熟知しているため、素人では手に負えないような頑固な汚れやカビもきれいにすることができます。
また、高所の掃除やエアコンの内部掃除などの安全面でのリスクがある箇所でも安心して任せることができます。
大掃除には多くの時間と労力がかかりますが、専門業者に依頼することで、自分たちの時間と労力を節約し、その間に他の重要なことに時間を使うことができるでしょう。
そんなハウスクリーニング業者を選ぶポイントですが、口コミやレビューを確認し、信頼できる業者を選ぶことが肝心です。
また、業者によってサービス内容や費用は異なり、料金が安くても掃除可能な範囲が限られていたり、オプションで別途料金が取られたりするケースもあるので注意しましょう。
依頼する前に、どの範囲の掃除を行ってくれるのか、具体的なサービス内容を確認しておくことがポイントです。
複数の業者から見積もりをとって、比較してみると相場がどのくらいかが見えてくるでしょう。
もし、作業中に業者の過失で家財や備品が破損してしまった場合のアフターサービスや保険加入があるかで業者を選ぶのも大切になります。
安く清掃してもらえる業者に依頼しても、業者が家財の破損を保証してくれなかった場合は、買い直すか修理してもらうか自分で対応が必要です。買い直しや修理で、想定していた金額よりも高く支払わなければならないケースもあるでしょう。
これらのポイントを考慮しながら、専門業者の力を借りることで、夏の大掃除を効率的かつ効果的に行うことができます。