トイレの流れが弱いときはどうするべき?その原因と対処方法
公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.2トイレの水の流れが弱くなると、排泄物が流れにくくなり、便器が詰まる可能性があるために早めに修理したいものです。業者を呼ぶことで解決しますが、状況によっては自分で直すこともできます。トイレの流れが弱いときの対処法をご紹介します。
トイレの水の流れが弱くなると、排泄物が流れにくくなり、便器が詰まる可能性があるために早めに修理したいものです。業者を呼ぶことで解決しますが、状況によっては自分で直すこともできます。トイレの流れが弱いときの対処法をご紹介します。
それはトイレタンクの中の水量が少なくなる場合か、または便器の詰まりが生じている場合のどちらかです。
まず原因として考えられるのが、本来流れるべき水量が少なく足りていない場合です。トイレは、トイレタンクに水を溜めて一気に流しますが、タンク内の水が少ないとなれば、流れる水が少なく流れが弱くなります。
この場合には、タンク内部で何かしらの不具合が発生している可能性が高いです。タンクや水道管に問題がないかを確かめます。
もう1つの考えられる原因が、便器が詰まっている場合です。便器に何かを流し、トイレットペーパーや異物で詰まれば、流れが弱くなります。詰まっている異物を取り除けば、トイレの流れも元に戻ります。
流れるべき水が足りていない、または何かが詰まっていて流れるべき水が流れなくなっていることにより、トイレの流れは弱くなります。まずはどちらに原因があるかを特定します。それぞれで対処方法は違うので、原因を特定した後は、その原因に対応した対処をしてください。
タンクには、ボールタップとゴムフロートという水を流して溜めるためのパーツが取り付けられています。この2つのどちらかに問題がないかを確認してください。
ボールタップは、浮きと呼ばれる部品で、タンク内の水位を調節します。長年使っていると劣化によって、正しい水位まで水を溜められなくなっているかもしれません。ゴムフロートは、タンクレバーを押すと開いて、溜まっている水を排出する役割を持っています。レバーに連動した部品ですが、これも劣化するとスムーズに開かなくなり、流れる水が少なくなることもあります。この2つの部品が原因ならば、ホームセンターに換えの部品があるので、交換してください。
タンク内パーツに問題がなく、水位が低いとなれば、ボールタップに水位調節のネジがあるので、それを回して水位を高くしてください。
トイレタンクの問題で流れが弱いならば、タンク内の部品を交換するか、水位を調節することにより直ることが多いです。部品交換はやり方さえわかれば、素人でも交換可能です。しかし、タンクに問題がないとなれば、他の場所の問題で流れが弱くなっているのでしょう。
トイレットペーパーを一度に大量に流してしまった、トイレットペーパーの芯や水に溶けないティッシュを流した、食べ物などを流してしまったなどで詰まることがあります。トイレが詰まってしまえば、何かしらの方法で、異物を除去しましょう。
簡単なのは、お湯を流す方法です。熱湯ではなく50度ぐらいの温めのお湯を流し、お湯の温度によって異物を溶かし流すのです。お湯は一気にトイレに流し込まず、ゆっくり入れていった方が効果的です。温度が高すぎると便器が割れる可能性があるので、注意してください。
家庭ならば、トイレ用にラバーカップを用意しているでしょう。異物が詰まればラバーカップでも取り除けます。トイレの排水口にぴったりとラバーカップを当てて力を入れて押します。水を勢いよく押し出すことで、異物を排水口の奥に移動させ取り除くことができます。ただし、下手にやると異物を余計に奥まで移動させるだけの場合もあります。
トイレの流れが弱いならば、異物が詰まっている可能性も考えられます。詰まると水が流れなくなったり、または流れにくくなったりするので、すぐわかるはずです。何かしらの方法で異物を除去してください。
もちろん修理業者に依頼すれば費用は発生しますが、原因を特定し確実に直してくれます。また、業者は専門の道具を持っているので、素人では直せないような症状にも対応可能です。
また、素人が無理に直そうとすると、余計に症状を悪化させることもあるため、最初から修理業者に依頼した方がよい場合もあります。流れが弱いばかりでなく、トイレから水漏れも発生しているとなれば床に浸水し、トイレ以外の部屋にまで浸水する可能性もあり、衛生的ではありません。
お住まいの地域に対応する修理業者ならば、電話をすればすぐに修理に来てくれます。まずはトイレを確認してどんな修理が必要か確かめて見積もりを出します。その見積もりに納得したら、修理が始まります。業者によっては、出張費用や見積もり費用を取るところもありますが、それらの費用は無料の方が嬉しいでしょう。
トレイの流れが弱いときは、自分で修理が無理そうだと思えば、近くの修理業者に依頼しましょう。便器やタンクを取り外すような大がかりな作業となると、費用は高くなるでしょう。症状が軽ければ、費用もさほどかからず、それほど時間をかけずに修理してくれます。
トイレの水を節約しようと、タンク内にペットボトルを入れる人がいますが、おすすめできません。ペットボトルを入れると節水効果はありますが、流れる水が少なくなり、本来必要な水量よりも少ない量で流します。これを繰り返すと、排水口付近の流れが悪くなり、汚れが付きやすく、トイレを詰まらせる原因にもなります。
また、タンク内の部品とペットボトルがぶつかり、ボールタップやゴムフロートを壊す可能性もあります。
トイレを使った後は、レバーを引いて水を流します。レバーには大小2つの流し方があります。小は水の流れる量が少ないので、これも足りない水量で流すこととなり、トイレを詰まらせやすくして、結果として流れを弱くします。大で流すべきところは、小を使わず大で流してください。
トイレの流れが弱くなったら、タンクか詰まりのどちらかが原因です。最初に原因を特定して、その原因にあった対処方法を試してみましょう。どうしても自分で直すのが難しいと感じれば、早めに修理業者に依頼することをおすすめします。