浄水器から水が漏れている！その原因と対応策について

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1. 浄水器には蛇口直結型とビルトイン型がある

浄水器といってもその種類は多彩ですが、その中でも代表的な浄水器は蛇口直結型とビルトイン型のふたつがあります。

さらに、ひとつの水栓で水道水や浄水器を使いたいケースと、水道水の水栓はそのままに、新たに浄水器専用の蛇口を使う場合もあります。ここでは、それぞれの特徴についてご説明します。

ひとつの水栓を使用する、蛇口直結型タイプの浄水器は浄水、水道水、お湯の使い分けを一箇所でできる点がメリットといえます。現在使っている蛇口に直接取り付けることが可能で、シンクやカウンターなど、キッチン周りに穴を開けるといった工事の必要もないため手軽に使用できる点も魅力でしょう。

一方、ビルトイン型は工事が必要ですが、シンク周りがすっきりしますし、内部に容量の大きいカートリッジが利用できるので浄水能力が高く、カートリッジの交換も年に1回程度で済むため、それほど手間がかかりません。

蛇口直結型もシンク周りはすっきりしますが、カートリッジ容量が小さめなので、年に数回カートリッジを交換する必要があります。

2. 蛇口直結型の浄水器で水漏れする原因と対応策

蛇口直結型の浄水器が水漏れした場合、まずはどこから水漏れしているのかを特定しなければなりません。

水漏れの特定方法ですが、まずは蛇口を閉め、タオルで蛇口や浄水器、および接続部分の水気を拭き取ります。その状態で水がしみだしている部分があれば、そこが水漏れ箇所ということです。

水漏れ箇所を特定した際、浄水器を取り付けているリングやコックの部分から水漏れしている場合、接合部分の締め付けがゆるんでいる可能性があるので、しっかりと締め直しましょう。ただし、この部分がしっかりと締め付けられているのであれば、リングやコックのヒビ割れ、また内部のパッキンが劣化しているといったケースが考えられるので、その箇所は交換する必要があります。

3. ビルトイン型の浄水器で水漏れする原因と対応策

ビルトイン型の浄水器が水漏れする場合、まず浄水器の水漏れの原因を特定する方法として、キッチン下部にあるカートリッジ本体に原因がないかを探ってみます。

カートリッジは普段目に見えない場所にあるので、定期的に水漏れがないかをチェックするようにしなくてはいけません。カートリッジ周辺が水で濡れているかどうかによって、簡単に判断できます。

また、カートリッジ取り付け初期であれば、カートリッジ内の空気が抜けるまでの数日間、水切れの悪さから水漏れにつながることがあるようです。そのため、カートリッジ取り付け初期の水漏れは、空気が抜ける数日間は様子を見る必要があります。そのまま水漏れが止まらないようであれば、浄水器取り付け業者に連絡します。

ビルトイン型のカートリッジは、年に1回交換が必要です。カートリッジを数年交換していない場合、カートリッジが目詰まりを起こす可能性が高まり、その場合、ホース内に与圧が発生するため、その力で水が押し出され、水漏れにつながることもあるようです。

いずれのケースであっても、ビルトイン型の浄水器で水漏れした場合、個人では手に負えません。カートリッジ交換直後の数日間以外で水漏れが発覚した場合は、浄水器取り付け業者に連絡して水漏れの修理をしてもらいましょう。

4. 自分で修理するのか、業者に依頼するのか見極めよう

自分で修理するか業者に依頼するかを決める際、まず、どの程度水漏れしているかをチェックしましょう。

蛇口を閉めている状態で水がぽたぽたと垂れる程度の水漏れでしたら、まだ余裕があるので自分で修理することを検討してもよいでしょう。

したたり落ちるような状態でしたら悪化する可能性もあるので、浄水器業者に連絡したほうがよいかもしれません。

また、浄水器のカートリッジ周りで水漏れを見つけた場合は、まず水栓を止めて、綺麗に拭いて水気をなくします。そして、再度水栓を開けて、水漏れの箇所を見つけます。じわじわと漏れる場合は簡単に見つけられますが、したたり落ちる場合は水漏れ箇所の特定が難しいので注意が必要です。

蛇口を外してパッキンを取り替える程度であれば、自分で修理することも可能ですが、パッキンは蛇口の径に合ったものでなければいけません。ホームセンターで合いそうなものを買ってきて交換しても、実際には微妙なずれで水漏れが直らない場合があります。

さらにリングやコックのヒビ割れなどが原因の場合は、それも交換が必要ですが、カートリッジに合ったものは、浄水器業者にしか交換できないので、これについても業者にまかせたほうがいいでしょう。いずれにしても、パッキンなどの交換部品に問題がなく、自分で確実に交換ができる確信があれば交換を行ってもいいですが、それ以外は業者にまかせるようにします。

5. 浄水器から水漏れしている際の注意点まとめ

浄水器の水漏れの原因はさまざまですが、浄水器周りに限定すると、水漏れの原因は多くないため、まずは接合部のパッキンを調べてみるとよいでしょう。

パッキンは劣化する消耗品ですから、いつかは交換しなくてはいけません。水漏れがパッキンによるものであれば、経年劣化にもムラがあり、使用頻度なども劣化具合に影響します。

いずれの場合でも、水漏れが起こったときは原因を特定して、水漏れの場所を探さなくてはいけません。目視ですぐに見当が付かない場合は、水栓を止めて、いったん水気を取ってから、再び水栓を開けて水漏れ箇所がないかを探します。

蛇口直結タイプの場合は、蛇口に浄水器が付いているので、チェックもしやすいですが、ビルトインタイプの場合は流しの下をのぞき込まなければいけません。常に目が届く場所ではないので、気がつきにくいのが難点です。

可能であれば、1カ月に1回程度、定期的にチェックしておきましょう。また、水漏れしているときは水道代がいつもの月よりも高くなるので気がつきますが、定期的なチェックを行い、自分で見つけたいものです。

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