1.延長コード(テーブルタップ)の寿命は?
寿命の目安は3~5年!
延長コードは日常的によく使われますが、実はこれらが消耗品であるということを知っていますか?
長く使用しているうちにコードやプラグが劣化していき、そのまま使い続けると発火や火事の原因になることがあります。
一般社団法人日本配線システム工業会によると、延長コードの寿命(交換時期)は3~5年とのこと。
想像以上に短くて驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。さらに、周囲の環境や使い方によってはこれより早く寿命がくることもあります。
2.延長コード(テーブルタップ)の寿命を見極めるポイント
一つでも当てはまれば交換しよう!
ご自宅の延長コードが劣化しているどうかを見極めるためのポイントがいくつかあります。
一つでも当てはまるポイントがあれば、速やかに使用を中止して、新しい延長コードに交換することをおすすめします。
▼延長コードの劣化を見極めるポイント
①差し込み口やコード、電源プラグが熱くなっている
頻繁に電化製品のプラグを抜き差しすると、差込口の接触不良が発生し、コードが熱くなることがあります。
また、容量オーバーのまま使用していると熱くなります。
②コードを動かすと、使用中の器具が点いたり、消えたりする
コードの根元辺りは曲がりやすく、繰り返し曲げていると、内部で断線が起こることがあります。例えば、照明器具の明かりがチカチカするのは、断線の兆候です。
③電源プラグの抜き差しが、ゆるくなっている
プラグがコンセントにしっかりと固定されずに揺れる場合は、接続部の摩耗や緩みの兆候です。
④電源プラグの栓刃の根元が焦げたり、溶けたりしている
プラグが焦げていたり、溶けたり、変形したりしている場合は、内部で過熱や断線が起きている可能性があります。
⑤本体やコードにひび割れ、キズがある
通電部が露出している可能性があります。露出した電線はショートする可能性があり、これが火災を引き起こすことがあります。
⑥電源プラグの栓刃が曲がっている
電源プラグの栓刃が曲がっている状態で使用すると、接触不良が発生し、電気回路がショートする恐れがあります。これにより、接続された機器が損傷を受けたり、最悪の場合は火災につながる可能性もあります。
延長コードは毎年一度はチェックして、何かおかしいところがあれば新しいものに替えましょう。そうすれば延長コードを安全に使えます。
3.延長コード(テーブルタップ)を長持ちさせるには?
日々の使用法に注意!
延長コードを長持ちさせるためには、以下のような対策が有効です。
・適切に取り扱かう
コードを無理に曲げたり、引っ張ったり、家具で踏みつけたりしないようにしてください。特にプラグやケーブルの接続部分は慎重に扱う必要があります。
・適正な保管
使用しないときは、コードをきちんと巻いて保管してください。ただし、きつく巻きすぎると内部のワイヤーが損傷する可能性があります。
・定格電力を守る
延長コードには、接続した電化製品を安全に使用するために電気容量の上限が定められています。これを「定格電力」と呼びます。
ほとんどの場合、延長コードの本体に「合計1500Wまで」や「15A」「125V」といった形で表示されています。
それぞれつないだ機器の使用電力を正確に足して1500W以下に抑えておけば問題ないのですが、延長コードの定格電力を超える電化製品を接続してしまうと発火につながり、それが火災の原因になることがあります。
たこ足配線が危険といわれる所以は、たくさんの電化製品をつなぐことでうっかり定格電力をオーバーして使用しやすいからです。
・定期的に点検する
ひび割れ、損傷、過熱などの兆候がないか定期的にチェックしてください。
・湿気や直射日光を避ける
湿気が多い場所や直射日光の当たる場所での使用・保管は避けましょう。これらの環境はコードの劣化を早めてしまいます。
・適切な使用環境で使用する
延長コードは屋内用と屋外用があります。用途に応じた適切なタイプを選んで使用してください。
これらの対策を実施することで、延長コードの寿命を延ばし、安全に使用することが可能です。
4.コンセントは分岐せずに増設しよう!
コンセントを増設しておけば延長コードいらずに!
延長コードはとても便利なシロモノですが、延長コードの過度な使用や劣化に伴う火災リスクがどうしてもついて回ります。
そんな事故を回避するためにおすすめなのがコンセントの増設工事です。コンセントの増設工事を行うメリットは以下の通り。
・家電製品が使いやすくなる
コンセントの数が増えるので、必要な場所で電化製品を自由に使えるようになります。
・延長コードがいらなきくなり、部屋がすっきりする
適切な位置にコンセントがあれば、延長コードに使う必要がなくなり、それに伴うリスクや配線のごちゃごちゃを避けられます。
・電力負荷が分散される
複数のコンセントによって電力負荷が分散され、過負荷によってブレーカーが落ちることや、電気火災のリスクを減らせます。
・家電製品の性能向上
適切な電源が確保されると、家電製品が本来の性能を発揮しやすくなります。
・不動産価値の向上
適切な位置に十分な数のコンセントがある家は、機能的であり、不動産としての価値も高まります。
5.コンセントの増設工事は専門事業者に依頼しよう!
コンセント増設工事には電気工事士の資格が必要です。
コンセントの増設工事には「第二種電気工事士」という国家資格が必要です。そのため、自分で行うDIYではなく、信頼できる電気工事事業者に工事を依頼しましょう。
多くの家電量販店やホームセンターでもこのような工事の依頼を受け付けていますが、これらの店舗は実際の工事を下請けの電気工事業者に依頼するため、間に入る手数料で費用が高くなる場合があります。
電気工事には感電や火災、または漏電の危険が伴うため、専門知識と技術が必要です。さらに、資格を持たずに工事を行うと「電気工事法」に基づいて罰せられることがあるので注意してください。