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火災保険でリフォームは可能?適用される条件や申請手順を解説

公開日:2026.3.16
火災保険でリフォームは可能?適用される条件や申請手順を解説

台風や大雨などの災害で建物が壊れたとき、「修理費用はどうすればいいのか」と悩むこともあるでしょう。屋根や外壁が突然破損すると、思いがけない出費になり、対応に迷ってしまうケースも少なくありません。

このような自然災害による被害は、加入している保険で修理費用を補償してもらえる場合があります。しかし、補償には条件があり、内容を知らないままでは申請できるケースでも見逃してしまうおそれがあります。
そのため、保険を利用して住宅を修理する際は、適用条件や申請方法を事前に確認することが重要です。

この記事では、住宅の修理に保険が適用される条件と、申請の基本的な手順を紹介します。

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1.リフォームの際に火災保険が適用される条件とは?

災害や偶発的に起きた事故が原因の場合は適用される

火災保険のイメージ画像

火災保険とは、火災によって建物や家具に損害が生じたとき、その損害を補償するための保険です。火災だけでなく、落雷や爆発による損害も補償の対象になることが一般的であり、住宅に関わるさまざまなリスクに備えるうえで役立ちます。

また、大雨や強風、大雪などの自然災害による損害も補償対象となるケースが多く、盗難や水漏れのほか、偶発的な事故による損害まで幅広く補償される契約内容もあります。ただし、補償の範囲は契約内容によって異なるため、加入している保険の内容を事前に確認しておくことが重要です。

一方で、経年劣化や老朽化による修繕は補償の対象にならず、自然災害などによって発生した損害のみが補償されるのが基本です。そのため、日光による壁紙の変色や設備の消耗など、時間の経過による劣化は保険の対象にはなりませんが、大雨や強風などの災害によって破損した場合には修理費用が補償されることがあります。

ただし、既存の設備よりも高性能なものへ交換する場合は、すべての費用が補償されるわけではありません。基本的には、元の設備と同等のものへ修理・交換するための費用が補償の対象となります。

そのため、給付金でリフォーム費用のすべてをまかなえると考え、最上級の設備へ交換すると自己負担が大きくなる可能性があります。ただし、高性能な設備へ交換する場合でも、同等品へ交換する際に必要となる足場代や人件費などは補償の対象になるケースがあります。

したがって、保険金を活用することで、住宅の修理や改修にかかる費用の自己負担を抑えられる点は重要なポイントといえるでしょう。

2.リフォームのために火災保険を申請する流れ

被害箇所を撮影し、保険会社に連絡

STEPと書かれたブロックが置かれたデスクの画像

災害などで住宅に被害が出たときは、被害状況を確認したうえで、保険会社へ連絡し、申請手続きを進める必要があります。基本的な流れは次の通りです。

1.被害状況を確認し写真を撮影する
災害による被害が発生した場合は、まず被害箇所の写真を撮影します。屋根や外壁などの破損状況が分かるように、複数の角度から撮影しておくと申請時に役立ちます。

2.保険会社へ連絡して手続きを確認する
被害状況を確認したら、加入している保険会社へ電話やWeb窓口から連絡し、申請に必要な手続きや書類を確認しましょう。連絡後、保険金請求に必要な書類が送付されるのが一般的です。

3.修理業者へ見積もり作成を依頼する
保険金の申請には修理費用の見積書が必要になるため、建設会社や修理業者へ連絡して見積もりを作成してもらいましょう。ただし、実際の工事は保険会社との調整や審査が終わってから行う必要があるため、施工は保険会社の確認後になることを事前に伝えておくことが重要です。

4.必要書類をそろえて保険会社へ提出する
保険会社から送付された申請書類に必要事項を記入し、被害状況の写真や見積書などの必要書類を添えて提出します。書類がそろっていないと審査が進まないため、漏れがないか確認してから提出しましょう。

5.現地調査・審査を受ける
提出された書類をもとに保険会社が審査を行います。被害状況によっては、保険会社の担当者や鑑定人が現地調査を行う場合があります。その際は立ち会いを行い、被害状況について説明します。

6.保険金を受け取り工事を実施する
審査が完了すると、保険金の支払い手続きが進められます。給付金の金額を確認したうえで、建設会社や修理業者と契約し、修理工事を進めましょう。多くの場合、入金は手続き完了から1週間ほどで行われます。

3.地震による被害に火災保険は適用される?

地震の被害は地震保険で備える

大地震のイラスト

2011年に発生した東日本大震災や2024年1月の能登半島地震など、日本では地震による甚大な被害が各地で発生しており、被災地では現在も復旧や復興が続いています。こうした状況から、住宅を守るうえで地震への備えを考えることは重要といえるでしょう。

しかし、火災保険は自然災害による損害を補償する場合があるものの、地震・噴火・津波によって発生した損害は補償の対象にならないのが基本です。そのため、地震による被害に備える場合は、火災保険とは別に地震保険へ加入する必要があります。

地震保険では、「地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災、損壊、埋没または流出による建物や家財の損害」など、地震に起因する損害が補償の対象となります。地震被害は広範囲に及び、損害額も大きくなりやすいため、民間の保険会社だけでは給付金の支払いに対応することが難しいとされています。

そのため、地震保険は国と保険会社が共同で運営しており、被災した人々の生活の安定を支える制度として公共性の高い仕組みになっています。また、民間の保険会社が提供する火災保険は特約などによって補償内容が異なる場合がありますが、地震保険は保険会社が異なっていても補償内容に大きな差がない点も特徴です。

地震による被害は突然発生し、その後の生活にも大きな影響を与える可能性があります。万が一の被災後の生活を想像しながら、地震保険の必要性について検討しておくとよいでしょう。

4.火災保険のリフォームでよくあるトラブル事例

不当に高額な解約料を請求されたケースも

頭を抱えて悩む女性の写真

火災保険を利用して住宅を修理する場合、工事や申請の過程でトラブルが発生するケースがあります。被害を受けた直後は不安が大きく、判断を急いでしまいやすいため、業者との契約には注意が必要です。

被災後は、見知らぬ業者が訪問し「すぐに修理しないと危険」「火災保険を使えば自己負担はない」などと説明して契約を迫るケースがあるため注意しましょう。焦って契約してしまった方のなかには、火災保険が適用されると説明されて工事費の負担はないと言われたものの、実際には給付金だけでは費用をまかなえず自己負担が発生した事例もあります。

保険金の金額は保険会社の調査や審査を経て決定されるため、契約前に正確な金額を断定することはできません。給付金によって費用負担が軽減される場合はありますが、すべての工事費を補えるとは限らない点を理解しておく必要があります。

また、強引な契約によるトラブルも報告されています。高齢の家族が業者に契約を迫られ、後から家族が解約を申し出た際に高額な解約料を請求されたケースもあるため注意が必要です。

さらに、保険申請の手続きを代行すると説明する建設会社から契約を勧められる場合もあります。申請手続き自体は難しいものではありませんが、手続きを任せることで高額な手数料を請求されるトラブルもあるため、内容を十分に確認することが大切です。

トラブルに巻き込まれないよう、不安や疑問がある場合はその場で契約せず、家族や信頼できる人へ相談してから判断するようにしましょう。

5.火災保険でリフォームするなら信頼できる業者へ依頼を

複数のリフォーム業者から相見積もりを取ろう

リフォームの打ち合わせの様子

火災保険を利用して住宅を修理する場合は、信頼できる業者へ工事を依頼することが重要です。ただし、日頃から付き合いのある施工業者がいる家庭は多くなく、どこに依頼すればよいか迷うケースも少なくありません。

また、施工業者によって得意な工事や対応できる作業内容が異なるほか、工事費用にも差があります。そのため、提示された金額が適正かどうかを判断するのは難しいことがあります。

信頼できる業者を選ぶためには、複数の業者に参考見積もりの提出を依頼することが重要です。複数の見積もりを比較することで、工事費用の相場や作業内容の違いを把握しやすくなります。

参考見積もりは無料で対応している業者が多いものの、なかには出張費などを請求する業者もあります。依頼する前に費用の有無を確認し、費用がかかる場合は別の業者を検討するとよいでしょう。

見積もりの依頼先は2社以上にするのが基本です。その際、複数の業者へ見積もりを依頼していることを事前に伝えておくと、トラブルを防ぎやすくなります。見積もりの比較は一般的に行われている方法ですが、業者への配慮として最低限のマナーを守ることも大切です。

見積書の内容に不明点がある場合は、そのままにせず理解できるまで質問しましょう。丁寧で分かりやすい説明をしてくれる業者は、信頼できる可能性が高いといえます。

一方で、参考見積もりと伝えた途端に態度が変わる業者は注意が必要です。複数の業者とやり取りを行いながら、対応や説明の内容を比較することで、信頼できる施工業者を見極めることがリフォームを成功させるポイントになります。

6.火災保険を利用したリフォームのまとめ

火災保険でリフォームする際に押さえておきたいポイント

火災保険は火災だけでなく、台風や大雨、強風などの自然災害によって建物が損傷した場合にも適用されることがあります。屋根や外壁などが被害を受けた場合は、保険を利用することで修理費用の一部を補償してもらえる可能性があります。ただし、日光による劣化や設備の老朽化など、経年劣化による修繕は補償の対象にはなりません。

また、保険を利用する際は、被害箇所の写真撮影や修理費用の見積もりなど、必要書類をそろえて申請手続きを進める必要があります。申請後は保険会社による審査が行われ、状況によっては現地調査が実施される場合もあります。審査が完了して保険金が支払われたあとに、修理工事を進める流れになります。

さらに、火災保険を利用したリフォームでは、悪質な業者によるトラブルが発生するケースもあります。「保険で全額まかなえる」と説明して契約を急がせる業者には注意が必要です。信頼できる業者を選ぶためには、複数の業者に見積もりを依頼して費用や工事内容を比較し、納得できる業者へ依頼することが重要です。

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