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家具を長持ちさせるコツとは?vol.2

公開日:2022.9.26 更新日:2024.4.11
家具を長持ちさせるコツとは?vol.2

クローゼットや木製ラック、タンス、食器棚はわたしたちの生活の質を向上させてくれる大切な家具。できることなら長く使い続けたいですよね。
これらの家具は耐久性が高く、適切な管理さえしておけば、そう簡単に故障することはなく、長く使うことが可能なものも多いでしょう。

この記事ではクローゼットや木製ラック、タンス、食器棚の寿命やメンテナンス方法について詳しく解説します。この記事を読めば、これらの家具を長持ちさせるために何ができるかわかるでしょう。

クローゼットを長持ちさせるコツを紹介します

クローゼットの寿命は長い!適切な管理で服の寿命を長持ちさせよう

換気しているクローゼットの写真

クローゼットはいわゆる建具で、玄関扉や廊下の扉と比べると利用頻度が少なく、寿命は使い方によって大きく変わるため、一概に言えません。しかし、クローゼットのお手入れが適切にできていない場合は服の寿命に大きく関わります。

クローゼット内の環境を整えるポイントとしては適切なしまい方と、除湿や防虫です。適切なしまい方は服ごとに異なるため、それぞれの素材に合わせたしまい方が大切です。スーツなどはハンガーのサイズや種類が適切ではない場合、型崩れの原因にもなります。毛糸のものはハンガーを使うことで伸びてしまう原因になるでしょう。また服を詰め過ぎてしまうと、型崩れしやすい上、防虫剤や除湿剤の効き目が弱くなるため、避けてください。

これらのポイントを抑えておけば、しまうときに困ることは少ないはずです。除湿剤や防虫剤の適切な使い方も大切です。湿気は空気よりも重く部屋の下側にたまるため、部屋の下におきましょう。防虫剤の成分は空気より重いため、引き出しの下におくと引き出し全体に行き渡りません。そのため、服の上側におき、防虫剤の成分を全体に行き渡らせましょう。服に直接触れるような置き方をすると、その服が変色する可能性もあるため、注意してください。

木製ラックを長持ちさせるコツを紹介します

木製ラックは寿命が長いが劣化を放置すると取り返しがつかないことも

メンテナンスがされた木製ラックの写真

木製ラックは寿命が長く、適切なメンテナンスさえしておけば、半永久的に使うこともできる家具です。しかし寿命が長いとは言え、適切なメンテナンスをしていなければ、修理できず買い替えになってしまう可能性も考えられます。

木製ラックで劣化しやすい部分は開戸の蝶番や取手があるでしょう。蝶番や取手は毎日の使用で徐々に負荷が蓄積し、ぐらつく場合があります。そのような状態を放置すると、ビスを止めている部分や取手に負荷をかけてしまいます。早めに劣化した部品を交換しておけば、ビス穴などを必要以上に劣化させる心配がなくなるでしょう。

また様々なものを置くため、擦れて塗装が剥がれる、または経年劣化で塗装が剥がれることがあります。塗装せずに放置すると水分などを吸収し劣化を促すため、再塗装することで劣化を予防できます。

塗装は素材によって寿命が変わるため、現状の塗料の状態を確認した上で塗装を行いましょう。ただし、突き板やプリント合板など木材に貼り付けてあるような仕上がりの場合は再塗装しても効果はありません。そのため、シートが剥がれるなどした場合は買い替えを検討した方がよいでしょう。

タンスを長持ちさせるコツを紹介します

タンスは木製の場合は換気、プラスチックの場合は置く場所に注意しよう

床に置かれた木製タンスの写真

タンスの素材によって長持ちさせる方法が変わり、木製の場合は換気を行うこと、プラスチックの場合は置く場所に注意することが大切です。

木製タンスの場合は湿気が天敵でカビの発生や引き出しが動かなくなる原因になります。具体的な対処法としては置き方に工夫し、こまめな換気を行うことが効果的です。

木製タンスを置く場所は壁から10cm程度離した場所におき、湿気がこもりにくいようにしましょう。また引き出しが湿気によって開かなくなった場合は、ドライヤーで乾燥させ、引き出せたのであれば、風通しがよく乾いた場所に半日程度置いておきましょう。そうすることで、ほとんどの問題は解決します。

カビは軽いものであれば、雑巾で丁寧に拭き取り除菌すれば改善する場合もありますが、本体の内部まで入り込んでしまった場合対処が難しくなります。そのためカビが深刻化する前に対処するようにしましょう。

タンスがプラスチックの場合は置く場所に注意してください。紫外線によって劣化しやすく、紫外線がある場所に置いておくと寿命が短くなります。また掃除は固く絞った雑巾で拭いた後、乾拭きして水分を拭き取りましょう。そうすることでプラスチックのタンスでも長く使えるはずです。

食器棚を長持ちさせるコツを紹介します

食器棚は構造がしっかりしたものが多く、寿命が長い!長く使うには掃除が大切

綺麗に整頓された食器棚の写真

食器棚は食器などの重いものをおき、しかも水回りが関係する部分のため、全体的にしっかりとしたものが多いことが特徴です。防水加工されているものが多く、適切な管理さえしておけば、長持ちします。

食器棚を長持ちさせたいのであれば、定期的な掃除が大切です。食器棚はどれだけ気をつけて扱っていても手垢や汚れが入り込みます。また食器洗いが不十分な場合、油や食べかすなどの汚れがついていることも。そのような状態を放置しておくと、ダニが繁殖する可能性があります。月に1回ほど食器を取り出し、固く絞った雑巾を使って全体を拭き取りましょう。

落としにくい汚れがある場合は中性洗剤を薄めて使うことで汚れが落としやすくなります。水分が残っていると、水垢が残る可能性があるため最後は乾いた雑巾で拭き取ってください。

食器棚の部品にぐらつきなど違和感がある場合は早めの交換をおすすめします。たとえば開戸の蝶番や取手などの部品が該当するでしょう。これらの部品のぐらつきを放置すると、損傷が拡大し対処に手間がかかります。対処できなくなるほどではありませんが、より手間がかかる可能性を考えれば避けた方がよいでしょう。

まとめ

クローゼットや木製ラック、タンス、食器棚を長持ちさせるにはこまめな掃除が大切!

木製ラックの写真

この記事ではクローゼットや木製ラック、タンス、食器棚を長持ちさせる方法について解説しました。

これらの家具は耐久性が高く、適切な管理さえしていれば長持ちする家具がほとんどです。しかし、どのような家具でも適切な管理ができていなければ耐久性が下がり壊れてしまうこともあります。

この記事を参考に適切な管理を行い大切な家具を長持ちさせましょう。

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