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部屋の壁紙を自分で張り替える方法とは?すぐに実践できる手順とコツ

公開日:2025.3.24
部屋の壁紙を自分で張り替える方法とは?すぐに実践できる手順とコツ

壁紙の張り替えは、部屋の雰囲気を一新するのにおすすめです。一見難しそうな壁紙の張り替えですが、実はDIYでも簡単に張り替えることができます。

この記事では、自分で壁紙の張り替えをする手順や、失敗しないためのポイントなどを紹介します。

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1.自分で部屋の壁紙を張り替える前に確認するポイント

賃貸は退去時に原状回復をする必要がある

家の模型と色鮮やかな壁紙サンプルたちの写真

住んでいる家が持ち家の場合、壁に絵を描こうが、釘を打とうが本人の自由にして問題はありません。ただし、賃貸物件の場合、各部屋は大家さんの所有物であり、あくまでも借り物であるため自由に壁紙を張り替えできるわけではありません。

賃貸物件には、退去時の原状回復義務があり、入居後に生じた損傷は入居者が回復させて退去する必要があります。
しかし、住んでいる間に自然にできる汚れや傷も自分で修復しなければいけないのかと不安に感じることもあるかもしれません。
この点について、1988年に国土交通省によるガイドラインが公表されました。このガイドラインによれば、賃借人が故意に起こした損耗に関しては賃借人に責任があり、それ以外の普通に生活をしていて起こる汚れや損耗には責任を負う必要はないとされています。

つまり、大家さんの許可なく壁紙を自分で張り替えた場合は、原状回復義務が発生する可能性が高く、退去時には元の姿に戻さなければいけません。
その際、入居時に支払った敷金がその修繕費に充てられ、退去時にはその額が差し引かれた金額が返還されます。敷金を支払っていない場合や、修繕費が敷金よりも高額になる場合、賃借人にその費用を請求されることも珍しくありません。

一方、物件によってはDIYでの壁紙の張り替えを管理会社や大家さんが許可しているところもあります。

2.自分で部屋の壁紙を張り替える方法

壁の素材によって貼り方や道具が異なる

自分で部屋の壁紙を張り替えている男女の写真

壁紙を自分で張り替える場合、まずは道具を揃えることから始めましょう。
カッターやローラー、定規など必要な道具はホームセンターにいけば揃えられます。壁紙貼り替え専用のコーナーがあるところもあり、場所がわからなければ店員の方に聞くと教えてくれるでしょう。

壁紙の張り替え方法には、既存の壁紙をはがしてから新しい壁紙を貼る方法と、既存の壁紙の上に直接貼る方法があります。
既存の壁紙の上から新しい壁紙を貼るほうが手軽ですが、きれいに仕上げたいなら、まず既存の壁紙をはがすのがおすすめです。

壁紙のはがし方は、継ぎ目に寝かせたカッターの刃を差し込んで、そこから丁寧にはがしていきます。 壁を傷つけないよう注意して行いましょう。

■自分で部屋の壁紙を張り替える手順
1.壁の寸法を測り、それに合ったサイズで新しい壁紙をカットします。このとき実寸よりも上下5センチメートルのゆとりを残してください。

2.壁紙の裏地に糊が付いていない場合は、糊付けの作業が必要になります。バケツに糊と希釈液を入れ撹拌し、紙素材の壁紙は直接糊付け、不織布は壁にローラーを使って塗っていきましょう。

3.糊付けが完了したら壁紙を貼ります。まず中心から外側に向かってハケでしっかりと押さえつけ、内側にある空気を外に押し出すようにしましょう。
次に、角をきっちりと入れ込み、余った部分はカッターで切り落とします。最後にはみ出た糊を拭き取り、ローラーで再度しっかりと圧着すれば完成です。

壁紙の素材によって使用する道具や貼り方が異なる場合があるため、素材に合った方法を選ぶことが、きれいに貼るコツになります。

3.自分で部屋の壁紙を張り替える際に失敗を防ぐ方法

初心者は無地の壁紙がおすすめ

無地の壁紙サンプルの写真

自分で壁紙を張り替えるときの失敗を避けるポイントとして、まず無地の壁紙を選ぶのがおすすめです。
壁紙には柄入りや表面に凹凸があるものなど、いろいろな種類があり、部屋の雰囲気を自分好みに変えられます。ただし、つなぎ目の部分には注意が必要で、柄や模様の壁紙は貼るときに柄を合わせるのが難しいです。無地の壁紙であれば、つなぎ目をさほど気にする必要もなく、初心者でも失敗が少ないでしょう。

コンセント周りを張り替えるときは、コンセントプレートを外し、万が一のためにブレーカーも落としておくと安全です。
壁紙を貼ったら、コンセントのところに切り込みを入れて、コンセントの穴に合わせて折り目をつけます。そのまま折り目に沿って丁寧に切り取れば完了です。

壁紙の張り替えで難しいとされるのは、空気をうまく抜くことです。初心者が作業を行うと、どうしても空気が入ってしまうことがあります。空気が入ったときは、小さな切り込みを入れて空気を抜く方法がおすすめです。

壁紙は床から天井まで大きな面積を一気に張り替える必要があり、これを一人で行うのはハードルが高く、失敗のリスクも高まります。
そのため、なるべく一人で作業するのは避け、複数人で時間に余裕を持って行うようにしましょう。

4.部屋の壁紙の張り替えが難しそうだと感じたら業者に依頼を

相場は6畳で約4万~6.5万円

クロス張替えを行う業者の写真

部屋の壁紙の張り替えは個人でも可能ですが、慣れない作業であるため、失敗を避けたい方や作業が面倒に感じる方は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
依頼先としては、リフォーム会社や内装業者、また内装職人に直接依頼する方法もあります。
プロの業者はホームセンターの品ぞろえ以上に豊富な壁紙を扱っているため、選択肢も広がります。市販のものでは自分の好みの壁紙が見つからない方も、業者に依頼すれば自分の望んでいるタイプの商品が見つかるはずです。

費用相場は6畳の部屋で4万~6.5万円ほど戸建て住宅全体では45~60万円ほどマンションの場合は25~52.5万円ほどが目安です。
ただし、トイレなど狭い空間での張り替えは、リビングや寝室と比べて作業が難しいため、費用が高くなる傾向があります。

部屋の壁紙の張り替えを自分で行うと時間も手間もかかり、仕上がりにも不安が残りますが、プロの業者であれば最短1日で済み、仕上がりもきれいです。

また、DIYで壁紙を張り替えようとした際に、壁紙を剥がしてみたら壁の状態があまり良くなかったという場合でも、その時点から業者に依頼することが可能です。壁の下地は仕上がりに大きく影響するため、状態がよくない場合はパテで整える必要があり、その点も含めプロの業者に依頼するのがおすすめです。

5.部屋の壁紙の張り替え費用を少しでも抑える方法

相見積もりで業者の価格を比べる

建築模型や壁紙、電卓などが置かれた机の写真

部屋の壁紙の張り替え費用は貼る面積にもよりますが、約数万円から数十万円になり、費用の負担は少ないとはいえません。なるべく費用を抑える方法として、まずは壁紙の選び方を見ていきましょう。

壁紙には大量生産されたベーシックタイプのスタンダードクロスと、機能性とデザイン性に優れたハイグレードクロスがあります。
施工費用を抑えたい場合には、スタンダードクロスがおすすめです。平方メートルあたり数百円程度で購入できるものもあり、ハイグレードクロスと比べると価格が半額程度になることもあります。安く壁紙の張り替えをしたい人に向いている商品です。

また、柄物の壁紙は単価自体高いうえ、つなぎ目を合わせるためロスが出やすくなり、施工費もかさんでしまいます。どうしても柄物を使いたい場合や、トイレや洗面所など比較的施工面積が小さい部分に絞って考えましょう。

次に施工時には家具やエアコンなどの撤去が必要な場合があり、これは追加費用として施工費に含まれます。家具であれば事前に自分で移動させておけば追加費用はかかりませんが、家具の移動が基本料金に含まれている場合もあり、費用内訳の確認は必要です。

業者に依頼する際は見積もりをとって予算と照らし合わせますが、この際、3社以上から相見積もりを取ることをおすすめします。
相見積もりは価格の比較だけでなく、各社の条件やサービス内容も把握できるため、自分の希望と予算にあった壁紙の張り替えには欠かせないものです。

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