蜂の巣の駆除は市役所にやってもらえる?メリット・デメリットについて
公開日:2022.5.18 更新日:2024.4.17
蜂の巣の駆除作業は専門業者以外にもお住まいの地域によっては市役所に依頼してやってもらうこともできます。
自宅近くに蜂の巣があると、いつ蜂に刺れてしまうかわからないので、早めに連絡して対処することが肝心です。
今回は蜂の巣駆除を市役所に依頼した場合のメリットやデメリットについてご紹介します。
蜂の巣の駆除作業は専門業者以外にもお住まいの地域によっては市役所に依頼してやってもらうこともできます。
自宅近くに蜂の巣があると、いつ蜂に刺れてしまうかわからないので、早めに連絡して対処することが肝心です。
今回は蜂の巣駆除を市役所に依頼した場合のメリットやデメリットについてご紹介します。
個人ですと危険を伴う作業ですが、市役所では蜂の巣の駆除やトラブルに関する相談を受け付けてくれます。
市役所に依頼する主なメリットは次の通りです。
・費用が安く済む
市役所に依頼する大きなメリットは費用が安いこと。
蜂の巣は個人で駆除するのはもちろん、民間の業者に依頼する場合でもそれなりの費用がかかります。
特にスズメバチをはじめとした攻撃性の高い種になりますと、費用が通常よりも高くなることがあります。
・必要な道具を貸してもらえる
市役所によっては駆除作業の実施だけではなく、個人で駆除する際のサポートも行ってくれます。
具体的には、防護服やゴーグル、駆除剤といった作業に必要な道具の貸し出しを行っています。
これらの道具は季節によっては全く使用することがないので自分で購入するのは躊躇してしまう方も多いかと思いますので、レンタルできるのは嬉しいサービスといえます。
・駆除に関する相談を受け付けてくれる
市役所では蜂の巣駆除に関する相談に対応してくれます。
蜂の巣駆除にはどうしても毒針などのリスクが付きまとうことから、個人で対処するにしても他者に依頼するにしても蜂の巣駆除に関する知識を学んでおくに越したことはありません。
・補助金が支給される
市役所から紹介してもらった業者に駆除してもらうと、役所から補助金が支給される場合があります。
例えば茨城県水戸市では駆除に要した費用の2分の1の額(上限10,000円)が支給されます。
このように蜂の巣駆除で頼りになることの多い市役所ですが、デメリットもあります。
主なデメリットは次の通り。
・駆除に対応してもらえない役所が多い
私有地の場合ですと市役所が蜂の巣駆除を実施してくれないことが多いです。
役所が蜂の巣駆除を実施してくれない理由としては、予算状況が厳しいという事情があります。
実際に神奈川県相模原市が平成29年に蜂の巣駆除依頼の受け付けを停止しています。
また、蜂は益虫でもあり、農産物に害を及ぼす虫を食べてくれることから、自治体としても対応しづらいという事情もあります。
・急なお願いに対応してもらえない
役所の窓口の受け付け時間は平日の9~17時になります。
平日忙しい方ですと、なかなか窓口まで行って相談したり、駆除作業に携わったりするのは難しいでしょう。
・事前手続きが面倒
市役所にて蜂の巣駆除を依頼する際には手続きが必要になります。
役所に申請する流れはおおよそ以下の通りです。
①巣がある場所が役所の条件に当てはまるかどうか確認する
②役所が指定した駆除業者に依頼する
③駆除し終わったら、領収書の写しや印鑑など必要書類を役所の窓口に提出する
④書類の提出後、一定額の補助金が返還される
このように市役所に依頼する場合は手続きに時間がかかります。
お住まいの地域の市役所で蜂の巣駆除を受け付けてもらえない時は、個人で駆除するもしくは業者に依頼するかのどちらかになります。
もし個人で駆除する場合は次の作業手順を覚えておく必要があります。
1.必要な道具を用意する
攻撃性の高さにかかわらず蜂は針を持っているので、防護服やヘルメットなど身を守るための道具が必要となります。
蜂の巣駆除に必要な道具は以下の通り。
・ハチ専用の殺虫剤
・白い防護服(黒いものに反応する習性がある)
・長靴
・手袋
・顔にアクリルやメッシュが付いたヘルメット
・長い棒
・ゴミ袋
2.巣を取り除く
必要な道具が用意できたら、巣を取り除く作業に取り掛かります。
作業の時間帯としては昼間よりも、働き蜂が帰宅して大人しくなっている夜間がより安全です。そのほか、雨の日も蜂が積極的に活動しないので作業を行うのに適しています。
巣から3m離れたところから巣へ殺虫スプレーを吹き付けて、万が一蜂が現れてもそのまま吹き付けます。
もう現れないとわかったら、巣に近づいてスプレーを吹き付けます。
羽音が聞こえなくなったことを確認して、長い棒を使って巣を落とします。
3.巣を捨てる
駆除が終わった巣をゴミ袋に入れます。
まだ生きている可能性もあるので、袋を閉じる前にもう一度巣にスプレーを吹き付けておきます。
スプレーしたら袋を密閉し、燃えるゴミの日を確認して捨てます。
市役所に蜂の巣駆除の依頼ができない場合は、蜂の駆除および予防は個人でも行うことができます。
ただ個体数が多いと個人で対処することが難しくなります。
また、スズメバチのような好戦的な蜂ですと攻撃性が高いので、素人が駆除作業するのは危険です。
そんな時におすすめしたいのが蜂駆除の専門業者。業者をおすすめしたい理由は次の通りです。
・すぐに駆けつけてくれる
市役所に蜂の巣駆除を依頼する場合と違い、専門業者に直接連絡するとすぐに駆けつけてくれます。
自宅近くの業者であれば最短30分で到着することもあります。
・高い駆除効果がある
知識と経験が豊富なので、駆除が困難なスズメバチなどの蜂であってもすぐに対処してくれます。
また、使用する薬剤も業者でしか手に入らないものを使ってくれるので、戻り蜂を簡単にお住まいに寄せ付けません。
・必要な手間を省ける
個人でしっかり対策をしようとすると、駆除剤を買い揃えるなど、何かと面倒なことが多いです。
業者であれば電話1本で自宅まで駆けつけてくれるので、個人での作業の手間を省略できます。
・アフターサービスが充実している
業者では作業が終わってからも定期点検や被害が再発した際の無償駆除など、さまざまなサービスを実施しています。
依頼を検討されている業者がどんなアフターサービスを実施しているか事前に確認しておきましょう。
蜂の巣駆除で頼りになる専門業者ですが、気になるのがその費用。
お住まいのエリアにもよりますが、巣の駆除にかかる費用相場は10,000~50,000円になります。
ただし、上記の費用はあくまでも目安であり、巣にいる蜂の数や存在している場所によって費用が異なる場合があります。
こうした蜂の巣駆除費を少しでも安く抑える手段の一つは、業者ごとの見積もりを比較すること。
最低でも3社以上見積もりをとると、業者ごとの比較がしやすいです。違う会社の見積もりを見比べてみることで最もお得な業者を発見することができます。
また、業者によっては電話やメールでの見積もりを受け付けていますが、業者に現場まで来てもらうことでより詳細な見積もり金額を算出してもらえます。
そのほか、見積もりにあたっては費用の安さだけではなく、作業内容の詳細をきちんと確かめておくことも重要です。
特に安いことを強調しているところですと、アフターフォローなど必要な作業が省略されてしまっている可能性があります。
費用を安く抑えるためのもう一つの方法は、お得な割引キャンペーンをやっている業者を検索してみること。
業者によっては期間限定割引やインターネット申し込み限定料金などが適用できるところもあります。
自宅近辺を調べてみてこうした業者がないか調べてみるといいでしょう。