ウッドデッキのトラブル事例、原因、対処方法、修理相場について解説します。ウッドデッキは、見た目にもお洒落で便利ですが、メンテナンスとして定期的な塗装が欠かせません。DIYでもきれいな塗装が可能ですが、失敗した場合には、取り返しがつかないことも。そうならないようにするには、適切な対処方法を知っておくことが大切です。今回はウッドデッキのトラブル事例や原因、対処方法、修理相場について解説します。
ウッドデッキ塗装のトラブルはDIYの場合やメンテナンスを怠った場合に起こります。
ウッドデッキは木材がベースです。年月が経過し、塗装の効果が薄まり、水分が内部に浸透すると、ウッドデッキの劣化を招きます。ウッドデッキが徐々に腐食し、交換が必要になることもあります。
ウッドデッキのメンテナンスは3年〜5年程度のスパンで行う必要があり、こまめな塗装が欠かせません。
また、DIYで塗装しようとした場合にもトラブルが多いです。ウッドデッキの塗装はDIYでも不可能ではありません。しかし、ウッドデッキの状態の見極め、適切な塗料選択、下地処理、塗装を行うタイミング、塗料の管理など、ポイントがたくさんあります。
さらに一度失敗してしまうと、その上に塗装をするのはより難しいでしょう。プロのように仕上げがきれいにいかず、塗りムラができてしまうことも･･･。
ウッドデッキの塗装はDIYでも不可能ではありませんが、難易度はかなり高めです。そのため、塗装を行う場合は自己責任で行いましょう。
塗装業者に依頼し、トラブルになることもあります。塗装工事に特別な資格はなく、誰でもできるため、業者の見極めが欠かせません。適切な塗装が行われないことで、見た目ではなく、耐久面で大きな違いが出るため、業者に依頼する場合はその見極めも重要になるでしょう。
ウッドデッキ塗装トラブルの多くは、適切なメンテナンスが行われていないことが原因です。
ウッドデッキは上記でも触れたように3年〜5年で再塗装を行う必要があります。塗装は見た目をきれいにするだけではなく、木材の保護を目的に行われますが、年月を経て徐々に塗料の保護機能は低下していきます。
塗料の保護機能が低下すると、木材の内部に水分が入ってしまい、木部の腐食を招くのです。腐食してしまった部分は塗装では対処できず、取り替えしなければいけません。
ウッドデッキの取り替えは、塗装よりも遥かに費用と手間がかかります。そのため、適切なタイミングで塗装を行うことは長期的なコストパフォーマンスを考えた上でも欠かせないと言えるでしょう。
また、DIYでのトラブルも少なくありません。塗りムラが起きるなどは見た目の問題ですが、問題は塗料としての役割を果たせない場合です。
塗装の効果を発揮させるためには、適切な下地処理や塗り方を守る必要があります。これらの点を守れずに塗装してしまうと、塗料の保護成分が十分に発揮されません。
トラブルになってしまうと、後からの対処も困難です。そのため、DIYを行う場合は自己責任で行いましょう。
ウッドデッキ塗装が起きた場合の対処方法が知りたい人も多いでしょう。しかし、塗装を失敗した後に塗装をきれいに行うことは困難です。というのも、一度塗装をしてしまうと、きれいに塗装することが難しいからです。
また、塗料が適切ではない場合も難しいでしょう。塗装には浸透系の塗料と造膜系の塗料があります。これらは見た目の仕上がりがマットな感じかツヤがある感じか見た目の印象も異なります。しかし大きな違いは構成成分です。
浸透系は水性塗料で造膜系の塗料は油性塗料です。そのため、下地が浸透系の場合は造膜系を塗るのが難しく、逆もまた難しいです。逆に塗ってしまった場合は全て剥ぎ取る必要があるため、手間もコストもかかるでしょう。
そのような問題があるため、DIYの失敗後の塗装を業者に依頼しても嫌がる可能性があります。
塗装を業者に依頼するのは自分で塗るよりもコストがかかるのは確かでしょう。しかし、塗装の失敗は取り返しがつかない上、塗装業者に依頼すればコストもかかりません。そのため、ウッドデッキ塗装はよく考えた上で、行った方がよいでしょう。
ウッドデッキの塗装費用の相場は、広さや下地の状態によって変わりますが、20,000円〜80,000円程度だと考えればよいでしょう。
下地の状態が悪い場合は下地補修などを行う必要があるため、コストが変わってきます。軽度なものであれば、補修で済みますが、酷い場合は部分補修などが必要です。
部分補修を行う箇所が多いほどコストが上がり、場合によってはウッドデッキの交換をした方がよいなんてことにもなりかねません。その場合費用が数倍に跳ね上がってしまうため、そのようなひどい状態になる前に対処する必要があります。
反面DIYの場合は費用がそれほどかかりません。塗料や道具を揃えても、20,000円前後で済むことが多いでしょう。DIYはコスト面で考えれば、塗装業者に依頼するよりもコストを安く抑えられます。
ただし、再塗装の手間を考える必要があります。再塗装は本来であれば3年〜5年程度で行います。しかし、塗装が適切にできていない場合、それより前に塗装が必要になることも。
そのような場合、長期的なコストパフォーマンスで見れば業者に依頼した場合と大差ないなんてこともあるでしょう。
ウッドデッキ塗装のトラブル事例や原因、対処方法や修理相場について解説しました。
ウッドデッキの塗装はDIYでできないわけではありませんが、失敗した後に取り返しがつかない事態になるため、あまりおすすめできません。ウッドデッキのトラブルを回避するためには、適切なタイミングでの塗装と、プロの業者に依頼することで対処するのがおすすめです。
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